天山の巫女ソニン 黄金の燕 (1)

  • 講談社 (2006年6月13日発売)
4.12
  • (104)
  • (110)
  • (63)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 695
感想 : 128
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (262ページ) / ISBN・EAN: 9784062134231

作品紹介・あらすじ

選考会満場一致!講談社児童文学新人賞受賞。

新しいファンタジーの誕生!
3つの国を舞台に、運命に翻弄されつつも明るく誠実に生きる、落ちこぼれの巫女ソニンの物語、第1部。

講談社児童文学新人賞選考委員選評より
「落ちこぼれの巫女ソニンを通して語られるのは、周囲の評価に翻弄されながらも、与えられた環境の中で自分の最善を尽くそうと行動する、「明るいがんばり屋さん」のファンタジーだ。また同時に、がんばるソニンが周囲の人々の好感を引き寄せ、頼もしい人間関係を構築していく、人と人との関係性に豊かな可能性を与えたファンタジーでもある。」――選考委員・たつみや章 

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 第7王子(唖者)の落し物から,ソニンの運命は動き出す。「金の燕探し」アンデルセンでは王子は白鳥だが,本書では燕。ソニンと悪女レン,天山巫女落第までは同じだが,真逆の生き方で皮肉な運命。

  • 児童文学だが、なかなか面白かった。
    天山での巫女としての暮らし。
    落ちこぼれて下界へ戻り、家族との再会。
    城での暮らし。
    真っ直ぐな気持ちを持った少女は、悩んだり悲しんだりしながらも、誠実に前へ前へと進んでいく。
    子供向けの話なので分かりやすいストーリー。
    読んでいると元気になる。

  • アトリと5人の王を読んで、菅野雪虫さんにハマりました。なんというか、主人公を応援したくなるような本です。是非読んで見て下さい✨

  • 娘のお薦めで読みました。
    児童書ですがとても良かったです。
    汚れた大人。汚れていない子供にお薦めです。
    勇気を貰い。心洗われました。

  • ずっと気になってた作品です。
    図書館の蔵書にあるのも知っていたけれど、なかなか借りる決め手に出会えず、今日(あ、もう昨日になってるや@24:36)とうとう図書館の棚で出会いました!
    なんでもっと早く読まなかったのだろう。
    明日(あ、もう今日か)続きを借りに行こう。

    なんとなく韓国っぽい国が舞台のアジアンファンタジーです。
    天山に住まう巫女たちは、不思議な力で沙維の国の人々に預言を与えていました。
    その数は12人。
    不思議な力はあっても只人なので寿命はやってきます。しかしその不思議な力ゆえ、己の死期を悟ると後継者を下界から選び出すので、いつでも12人でした。
    ソニンは母の胎内にいるときにその力を見込まれて天山へ召し上げられたものの、素質なしと里に返されます。
    普通の人として暮らしていくはずのソニンですが、ひょんなことから沙維国の第七王子と出会います。彼は生まれつき喋ることができないのですが、ソニンと手が触れたときには、王子の声がソニンにだけ聞こえるという不思議なことが起きました。
    その不思議な出来事で、ソニンは城へと生活の場を移すことになります。そして彼女は、国を揺るがす陰謀に否応なく巻き込まれていくのでした。

    どんな出来事に出会っても、ずっとずっと心根がまっすぐで賢いソニンのことが大好きになりました。
    彼女が巻き込まれてしまった事件がどのように解決されていくのか、顛末が気になって一気に読み終えました。

    続きも読みますよー!!

  • おもしろいのでついつい読んでしまいました。
    人物設定も背景も、弱いなぁと思うところも多かったにもかかわらず、続編も読みたいと思わせる作品。
    「竜が呼んだ娘(柏葉幸子作 朝日学生新聞社)」と雰囲気が似ている。
    こども図書館では中学生向きとされていましたが、高学年向きと思います。

  • 十二国記がとても好きで、それならこれも好きだと思うとオススメされた「天山の巫女ソニン」。
    たしかにファンタジーの濃度は似たものがあります。でも、どちらかというと八咫烏シリーズとか勾玉シリーズ寄りかなあと。十二国記には及ばずとも、さらっと楽しめました。
    児童文学の児童感がやや強いので、小学校高学年で、普段からある程度活字に慣れている子にはうってつけかと。上橋菜穂子さんの作品の一歩手前で読むと良さそうですね。
    とにかく文章が優しい。ピュアな主人公の人格をシンプルに引き立ててくれています。選ばれし者が運命に翻弄されるという王道ストーリー。だからこそ安心して読める。だからこそ大人には少しだけ物足りない。
    でもソニンの成長や他国との絡みも気になるので、飽きるまでシリーズを読み進めます。

  • 巫女になれず赤子の時から12年間過ごした天山から、家族の元に戻ったソニン。それから口の聞けない第7王子イウォルの元で侍女として仕え、人々の欲望に巻き込まれていく。巫女として夢で見たありのままを伝えていく修行をしていたので、自分の欲がなく純粋な想いで動くソニン。ただ周りと違うことで、いろいろ誤解を受けやすく難しい。お父さんの懐の深さが安心する。

  • 生後まもなく、巫女に見こまれた天山につれていかれたソニンは、十二年間の修行の後、素質がないと里に帰される。家族との温かい生活に戻ったのもつかのま、今度は思いがけない役割をになってお城に召されるが…。三つの国を舞台に、運命に翻弄されつつも明るく誠実に生きる、落ちこぼれの巫女ソニンの物語、

  • 赤ん坊の時に「夢見の巫女」として見込まれ、天山で十二年くらしたソニンだが、素質がないとして里に帰ることになる。しかしその後、王子と出会い…。
    「夢見の巫女」というのが、神からのお告げを待つとかそういったものではなく、実際の光景を見て、それがどういうことか判断する必要がある(だから知識が必要)…というのが良い。

  • ですます調が親しみやすい。
    書き込みが足りないので、
    ちょっと設定や状況にフワフワ感があるけど、
    小学生がさらっと読むにはちょうどいいかも。

  • きのう読み始めて、きょう読了。ソニンシリーズ第一巻。
    うーん。流れにそって場面が配置され、会話が置かれている印象が、最後までぬぐえなかった。面白くないわけじゃない、けれど、言われるべきことがどんどんことばで語られていくのにどうしても押しつけがましい感じを覚えてしまって、気持ちが物語から少し浮いてしまう。ソニンにも、もう少し奥行きがほしかったな、と思ってしまった。ですます調より、だ調で淡白めに描いていった方が似合いそうな気がちょっとする。その方が、子どもを軽んじられている印象が薄まるかも。
    とはいえまだシリーズ一巻目、今後の展開がどうなるかに、期待。

  • 久しぶりにファンタジーが読みたくなって手に取りました。とても楽しく読めました♪

  • 全五巻。

    朝鮮半島の三国時代をベースに、かなりアレンジされてるんだろうな、と思う設定です。


    第一巻では、なっていたかもしれない未来との遭遇。

    対決、という感じではなかったように思いますし、第二巻以降をみても、遭遇して、何かを残していったという感じなので。


    主人公のソニンは、よく考えて、行動し、話します。

    そうすることで、読者にも、よく考えることの大切さを伝えてると思います。

    ソニンが、感情をコントロール出来ないことを少し退行したように感じ、それが悪いことじゃなくて、それも大切と気付くのもうまいこともっていってると思いました。


    三国の緊張関係を背景に、少年少女たちがお互いに影響されながら、成長していくのを読むのは、微笑ましかったです。
    主人公と同じくらいの子たちが読むといいと思います。

  • なるほど。
    確かに、読みやすくて、面白い。
    よくできている。
    匙加減が児童書だな~~って気もするけども、まあ、いいか。
    とりあえず、読み進めます。

  • 巫女として天山(巫女だけが住める清らかな場所)で修行していた少女ソニンは、落ちこぼれ故に天山を追い出され、下界で普通の女の子としての暮らしをスタートさせる…という所から物語が始まります。

    とにかくソニンがいい子!の一言に尽きる。

    感情は余計なものと教えられたせいで「嫉妬」という意味が分からなかったり、泣き方を知らなかったりと少し人間味に欠けるソニン。
    その純粋さが周りの人を惹きつけていくのですが、今後イウォル王子を中心にどの様に関わっていくのかが楽しみ。
    舞台となる巨山・沙維・江南の政治的関係や王族も気になるところです。

    終盤がややあっけない幕引きだったのと、もう少しソニン以外のキャラの感情を掘り下げて欲しかったかなと思うものの、全5巻を最後まで一気に読みたいシリーズです。

  • 「落ちこぼれの巫女ソニンの物語」
    純粋なソニンが人間の嫌な部分も含めて色んな心を学んでいく。
    物語を聞かせてもらっている様な感じで文章が進んでいくのもおもしろい。

    いろんな出来事が浅い感じがするのがチョット残念。

  • ですます調が作品にあっている。久しぶりに続きが読みたいと思うファンタジーに出会って、幸せを感じた。

  • 物語の序盤。ソニンが一定した性格なのがこれからどういう風に世俗に染まっていくのか、また染まらないのか楽しみです。
    王子の性格も表面を撫でて程度だったので2巻以降を期待します。

  • =手にした理由=
    廣嶋玲子さんの作品が好きで、読み漁っていた時、4人の作家さんの作品をまとめたものに出会いました。
    その中で、読んでみたい作家さんとして気になったので開く機会を得ることになりました。




    カバー袖より
    生後まもなく、巫女に見込まれ
    天山につれていかれたソニンは、
    十二年間の修行の後、素質がないと里に帰される。
    家族との温かい生活に戻ったのもつかのま、
    今度は思いがけない役割を担ってお城に召されるが…。
    三つの国を舞台に、運命に翻弄されつつも明るく誠実に生きる、
    落ちこぼれの巫女ソニンの物語、第一部。
    新しいファンタジーの誕生!

全112件中 1 - 20件を表示

著者プロフィール

1969年、福島県南相馬市生まれ。2002年、「橋の上の少年」で第36回北日本文学賞受賞。2005年、「ソニンと燕になった王子」で第46回講談社児童文学新人賞を受賞し、改題・加筆した『天山の巫女ソニン1 黄金の燕』でデビュー。同作品で第40回日本児童文学者協会新人賞を受賞した。「天山の巫女ソニン」シリーズ以外の著書に、『チポロ』3部作(講談社)、『羽州ものがたり』(角川書店)、『女王さまがおまちかね』(ポプラ社)、『アトリと五人の王』(中央公論新社)、『星天の兄弟』(東京創元社)がある。ペンネームは、子どものころ好きだった、雪を呼ぶといわれる初冬に飛ぶ虫の名からつけた。


「2023年 『YA!ジェンダーフリーアンソロジー TRUE Colors』 で使われていた紹介文から引用しています。」

菅野雪虫の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×