新ハーバード流交渉術 論理と感情をどう生かすか

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感想 : 31
  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062134415

感想・レビュー・書評

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  • 交渉のイメージってなんとなくネガティブなんだよな〜

  • 響いた言葉抜粋

    ◇多くの人が「交渉している相手が敵」という前提を持ってしまい、この思い込みが交渉失敗の原因となる。

    ◇意思決定自体をすることと、意思決定のための案を作ることを区別するのは、ほぼすべての交渉において役に立つ。


    ◇ジョイント・ブレインストーミング
    ・交渉相手と一緒に考える。
    ①誰が参加すべきか
    ②関心利益は?
    ③義務を負うことではなく選択肢を考案する
    ④選択肢を少しずつ改善する。
    ⑤このアイディアを元に何をすべきかを決める


    ◇たとえどんな役割であっても、自分にとって満足感が得られるものに変えることができる。
    ・肩書ではなく、役割に結び付く活動内容に注意を向ける。
    ・自分の役割の範囲を広げて、異議を感じられる活動内容を取り入れる。
    ・満足いかない役割を受動的に受け入れるのではなく、自分の役割を作り変えて、ほかの革新的な欲求を満たす。
    ・相手がそれぞれの役割をどう見ているのかを忘れない。
    ・相手にも一時的な役割を提案する。
    ・役割を作り変えるのには努力が必要だが、諦めずに何度も挑戦する。
    やがて自分が望むように自分の役割を変えられるようになる。

    ◇交渉の振り返り(経験から何かを学び取らない限り経験自体にはほとんど価値がない)
    ・何がうまくいって、次回は何を変えるべきか
    ・相手のどういう点が交渉上手であると思ったか
    ・準備のやり方についてルーティン化する。
    (交渉のプロセス、内容の問題、感情の全てに対して備える)
    ・過去の交渉から学ぶ

  • いかに感情が交渉や意思決定に影響を及ぼすかを知らしめてくれる。

  • 図書館

  • 自分と相手の感情に対処しつつ交渉をすすめる方法を、価値理解・つながり・自律性・ステータス・役割という5つの切り口で論じた本。

  • 図書館に行ったら面白そうだったのでとりあえず手にとって見た。

    高圧的に自分の要望だけ押し付けて、相手のリクエストは断固受け入れないというゴリ押し交渉も、相手のことをとにかく受け入れてYesマンになるのもダメ。相手の人格には理解と尊敬の念を示しつつも、譲れない部分は簡単に妥協しない。交渉を勝敗と位置づけるのではなく、Win-Winな結果を目指そうというのが本書のテーマ。

    具体的には以下のことを自分にとっても、相手に対しても大切にしようとのこと。
    ・価値理解
    ・つながり
    ・自律性
    ・ステータス
    ・役割
    気になる方は続きをどうぞ。

    なんでもいいけど、この本に限らずだがハーバードの教授が書いたからってなんでもタイトルに「ハーバード流」と書くのはいかがなものかといつも思いますです、はい。

  • あまり面白くなかった。

  • 原題は
    「Beyond Reason -Using Emotions as You Negotiate」

    前著「Getting to Yes」では
    原則立脚型交渉を打ち出し、ベストセラーとなって
    交渉の教本となったが、
    訳者によると「楽観的すぎる」「感情の問題に触れていない」
    などの批判があがったとのことである。
    それに対する実践知としての回答が本書だといえよう。

    要約としてはまとめのp.272にあるのでそれを書くと
    「第一には率先して行動するべし」
    「第二は感情の問題ではなくて欲求の問題を解決すべし」
    となり、その交渉相手の核心的欲求が5つに分類できる、
    それが「価値理解」「つながり」「自律性」「ステータス」「役割」である。
    核心的欲求に焦点を当てることの重要性は、
    本書の中で数々のエピソードで力説されている。

    とりわけ、一歩間違えれば戦争というような
    国際政治のシビアな交渉場面で、感情に振り回されず
    核心的欲求を重視して、相手のそれを尊重することで、
    どれだけの有益な交渉成果にたどり着けるかが決定的に変わることは
    ものすごいことだなと思った。

    ビジネスの、物販などは核心的欲求というところまで
    深掘りできないこともしばしばあると思う。
    そもそも買い手が強い核心的欲求を持つわけでないことも多いだろう。

    しかし、国民や支持者の声を双方が背負った政治交渉では
    交渉当事者がそれぞれに入り組んで、かつ強い欲求を背負っていることが多く、
    そうなってくると相互の利益を主張だけするような
    交渉では間違いなく何も事態は改善しない。
    本書で挙げられた考え方に沿って、交渉を0からリードしていき、
    最適な結果を目指すことが肝要だ。

    私も含め、勘違いしている人が多そうだと思うのは
    「交渉」と聞いた瞬間にゼロサムゲームを連想してしまい、
    自分の利益を失わないようにだけ立ち回ろうとするのが交渉だと
    考えてしまいがちな点だ。

    もちろん、それは勘違いである。
    双方が核心的欲求を充足するような、建設的交渉の追求は
    可能であり、
    そしてそれは天才の神業というわけではない。
    ごくふつうの人でも、核心的欲求に焦点を当てるという明確な
    視座をもち、相手へのリスペクトを正しく表明しながら交渉に臨むことで
    相当に実現可能であると感じられた。

    私も今後、本書で述べられている交渉術をぜひ活用したいと思う。

    経済学が明らかにするところで比較優位の原則が成立するところでは
    双方が得意なものを作って、それをうまい量で交換することで
    それぞれに多種を作るよりも生産性が高いことが知られている。
    しかし、これも考えてみれば「交換」をうまくやらないと、
    この結果にはたどり着かないのである。

    おそらくは、ヒトの進化と繁栄のプロセスで、
    分業と協力、そしてそれを実現するための交渉のツールが
    より密度高く見られるようになってきたことであろう。

    しかし、私たちは「先天的に」交渉能力を備えているわけではない。
    言語を習得する能力を赤ちゃんは持つが、それは習得能力であって
    言語そのものを持って生まれるわけではない。
    交渉能力も同じようなものではないか。
    生まれでて、泣くとか笑うとかの感情の発露の段階を終わると、
    そこから先は核心的欲求を持つようになり、その実現には
    自分の感情をただ出すだけではまるで不十分と知る。

    そこで、相手のことを考えた交渉術を持つ価値にきづき、
    それを洗練させていくことで、より充足した生き方ができる可能性が
    高まると思うのだ。

    というこれだけ大事な話なのに、日本の学校で教えてくれた
    試しがないんだよな…(苦笑)。
    興味を持てない教科教育にさく時間やコストを、こういう人間社会の
    根本的な能力の重要性の気づきやトレーニングに宛てることは
    できないもんかね〜。

    /////

    本書内容についてはこちらが詳しい
    http://www.gashimax.com/wiki/index.php?%BF%B7%A5%CF%A1%BC%A5%D0%A1%BC%A5%C9%CE%AE%B8%F2%BE%C4%BD%D1
    http://wolf-masa.blogspot.jp/2006/09/blog-post_16.html
    ///
    http://www.amazon.com/dp/B000PDYVRK
    Beyond Reason: Using Emotions as You Negotiate [Kindle Edition]
    Roger Fisher (Author), Daniel Shapiro (Author)

    (レビューは
     http://evolution.edoblog.net/
     に投稿のもの)

  • 感情をポジティブに活用する/Beyond Reason: Using Emotions as You Negotiate ― http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2134411

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