vintage '06 (ヴィンテージ・シックス)

著者 : 石田衣良 角田光代 重松清 篠田節子 藤田宜永 唯川恵

• 講談社 (2006年6月9日発売)

感想・レビュー・書評

[やっしーさんの感想 · 2013年1月13日]

ワインモチーフの短編集。文章もワインワインしてないから、ワインに詳しくなくても問題ない。むしろ、ゆっくりといいワインが飲みたくなる。

[ficcaさんの感想 · 2012年11月22日]

余裕があるとき、ほしいとき、どちらのときにもおすすめしたい一冊。様々な作者による、ワインに纏わる短編集。日当たりのよい室内で読みたい。

[kaizenさんの感想 · 2013年3月3日]

唯川恵の浅間情話をよんだことがあったので、
なにかワインに関する小説を集めたのかと思った。

初出誌を見ると、小説現代で、作家は
石田衣良 角田光代 重松清 篠田節子 藤田宜永 唯川恵
2004年11月から2005年10月までの掲載。

それぞれ標題の下に、出てくるワインの名前がある。

「協力　サントリー株式会社　ワイン事業部」
とあるので、こちらが本家で、
ワインに関する小説を書いてもらったものを集めた本ということがわかった。

全員直木賞作家とのことです。サントリーからワインを贈られて書いたのかもしれない。

姉妹本に、Vintage '07があり、同じく小説現代で、
「協力　サントリー株式会社　ワイン事業部」
で、2005年1月から2006年11月。
必ずしも年代順ではない。
伊集院静、江國香織、小池真理子、佐藤賢一、藤原伊織。

ワイン好きは避けて通れない話が多い。

著者プロフィール

1960年東京生まれ。成蹊大学卒業。代理店勤務、フリーのコピーライターなどを経て97年「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。2003年『４ＴＥＥＮ　フォーティーン』で直木賞、06年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞、13年 『北斗 ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞。他著書多数。

「2022年 『心心 東京の星、上海の月』 で使われていた紹介文から引用しています。」