フィルム

著者 :
  • 講談社
3.20
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本棚登録 : 96
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062134514

感想・レビュー・書評

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  • それなりの収入がある都会の40前後の男性達の人間模様。
    女性に困らないでそれまできているわりには 女性にふっと去られている男性達。お金とワインと女性達。人生は思うようにはなかなかいかない。

  •  短編10編。

     さくさく読めてなんとなく好きです。ところどころでふむふむという言葉や文章が出てきて印象的でした。言葉とか視点のチョイスが素敵だなと思います。

  • 多方面で大活躍の小山薫堂さんの小説を、初めて読みました。今野さんの本をとるときに近くにあって、暗い背表紙の並ぶ中に白い背表紙が目について。
    10の短編集です。わかりやすくて読みやすい。オシャレ。時々クッと泣かせられたり。
    先日アド街で高円寺特集のときに紹介されたお店「ソルトバー」がでてくる小説が、一番はじめにありました。この本だったんでした。
    どの話も素敵でしたが、わたしはフィルムが一番良かったです。

  •  日々の生活の合間にふっと感じる孤独、そして不安、多くの男性が時々感じているかもしれない、そんな想いが描かれているのか?と思いました。まぁ、それは男性に限った事ではないとも思うのですけどね・・・。 
     どの編も心地よくて、読後感もいい。少々ありがちな印象もあるけれど、こういう優しいストーリーは好きです。
     そして、ワインが飲みたくなった。

  • きらいではないけど妙にすっきりしない感じ。

    短編やしなんかの合間に読むのには良かった。

  • 希望を失った人たちが小さいきっかけでちょっと元気になる、そんな展開の話を集めた短編集。
    いいな、と思う話もあれば、いかにもお涙ちょうだいで興醒めの話もあり。表題作は特にガッカリ。
    全体的に静かな作品ばかり。
    芸術や食事に対する淡々とした愛情をどれも感じた。
    ただ、多分私はこの作家さんはあまり合わない感じ。きっと今後は読まないような気がする。今は。
    いつかずっと後になって読みたくなるかもしれない。
    なんだか不思議な印象。

  • 読みやすくてすきな感じだった
    上品

  • さくさく読める10の話。セレンディップの奇跡とラブ・イズ……が気に入り。「あえか」と「セレンディピティ」は覚えておきたい言葉

  • 短編小説です。
    小山氏の柔らかくて、心に残る作品が好きです。

  • 小山薫堂さんの初短編小説集。
    彼の偶然力とサプライズを集めて作った放送作家らしい小説集。

    小説としては、とても読みやすく、細かい言葉遣いにも、
    気が配られ、とても読みやすかった。

    しかし、他の薫堂さんの著書を読んだことのある僕にとっては、
    すこし物足りない内容。

    忙しい売れっ子作家であるので、時間はないと思うが、
    本格的な長編小説を一度、彼に書いて頂きたい。

    「おくりびと」は本当に感動しました。

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著者プロフィール

一九六四年、熊本県生まれ。初の映画脚本となる「おくりびと」が、第八十一回米アカデミー賞外国語映画賞をはじめ、国内外問わず数々の賞を受賞。ご当地キャラクターブームを牽引した「くまモン」の生みの親でもある。映画「湯道」では、企画・脚本を担当。

「2022年 『湯道』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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