旅のいろ

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 44
感想 : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (442ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062134552

感想・レビュー・書評

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  • 初☆北方謙三さんの作品
    水滸伝のような長く続く作品を読む前に、一冊で終わる作品をまず読んでみたくて選んだ一冊

    思いのほか読みやすかったカナ

    勝手に歴史物のイメージをはっつけてた北方謙三さん
    こういうのも書かれてたんだーという新しい発見でした
    そして、内容もどんどん先が気になる感じで、サクサク最後まで読んじゃった


    他の作品にも挑戦したいなぁと思った一冊でした★

  • 久々の北方氏の小説。北方節炸裂感が嬉しい。
    主人公、風間弁護士は壊れていないようで壊れていく。最後は女と心中未遂だよ!?

    不動産屋社長であり、戦友である冬美さんが一番強い。こういう女になりたい、と思う。

  • 男を替えながら、その男の仕事を伸ばしていく。そしてその男を死に至らせる聖子。それを支える?ハードボイルドね弁護士の風間。
    久しぶりの北方謙三。なさそでありそう。ありそでなさそうな物語。

  • 北方謙三らしいエロさがスゴいな。他の北方とはちょっと違うかな。僕はこの作品好きですw

  • 借本。
    エロす!(笑)
    官能ハードボイルドとなんとなく知って借りたけど、ここまでとは。
    久しぶりに著者の本を読んだけど、衝撃的すぎた。
    でも、興味深い内容だったのでほとんど一気読み。面白かった。

  • エロいな!
    ・・・という感想もどうか。情事について隠すことなどない北方さんだけれども、どこまでするんだ、SMか、という・・・やはり魔性の女聖子のせいか。
    主人公は風間という弁護士だと思うけれども、魔性の女聖子の人生にまきこまれた男たちの話、と言えぬでもない。
    北方さんにしては珍しく視点が移動するし、聖子に近づいた男は普通には終わらない。
    映画監督にしろ、洋食屋シェフにしろ。
    聖子がどこまでも受け入れる女だからか。地味な印象で、取り立てて美人というわけでもないのに、視線が合うとはっとさせられる。
    そしてその身体に夢中だ。どこまでも許しながら、後始末までしてくれる女・・・魔性の女。
    惚れた相手にはとことんつくすのが聖子。それが魔性の所以?
    意外な才能を発揮して大金を稼ぐのだけど、億単位の金を惚れた、という理由でぽんと男に使えてしまう聖子。計画性がないわりに、それが相手にとってうまく成功するきっかけになるのだから、聖子の儲ける勘がすごいのかもしれない。
    風間は弁護士という職からか、冷静に客観的に聖子を見るけれども、冷静に自分をも判断しながら、やはり崩れていっている。
    自分の行動を冷静に判断しているようで、はたから見れば十分崩れているようにしか見えない。
    ついには、男を狂わせる聖子と心中してしまおう、とまで考える始末だ。
    それを救ってくれたのが風間の戦友冬美だ。
    冬美は自分でも不動産業を営むくらい力もある女で、聖子と風間を知りあうきっかけをつくるのだけど、冬美も聖子に巻き込まれて流れに乗るまま稼ぐのだけど、あるときそれが怖いと感じる。なんの力もなさそうな聖子が作り出すものが大きすぎて、聖子が怖いと思うのだ。
    しかし事件に巻き込まれて冬美は刺され、どうにか生還したとき、ふっきれたように聖子から離れることを決める。
    そのあたりが強い女だと思う。冬美は。
    人間の当り前の感情を持ち、揺れ、そして立ち直る冬美は一番強いと思う。
    病院で意識を取り戻した風間の傍にいたのは冬美だ。
    聖子は二時間前に目を覚ましすでに消えていた。
    風間の傍に残ったのは、戦友だけだった。
    冬美に感謝しろ風間! 冬美に乾杯☆

  • 風間と冬子。あやしげ聖子。静かな暴力と風間の物事を見通す力。聖子の男関係。聖子の一人称がなく実態がぼんやりしていてあやしげ。相当したたかなのか偶然なのか。おもしろかった。2008.4.23

  • もう何年ぶりだろうか、北方氏の作品を読んだのは。
    大学時代、ハードボイルドな大人の世界にあこがれて読んだ時以来かも知れない。
    一人の女性が事業で成功していく。でも、その女性と関係を結んだ男性は、あるいは関係を求める男性を狂わせていく。
    こんなハードボイルドな男性になることなく人生が過ぎていく・・・・

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著者プロフィール

北方謙三

一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ(全五十一巻)で菊池寛賞を受賞した。二〇年、旭日小綬章受章。『悪党の裔』『道誉なり』『絶海にあらず』『魂の沃野』など著書多数。

「2022年 『楠木正成(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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