インベストメント ハードラー (FOOTBALL Nippon Books)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062134644

感想・レビュー・書評

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  • 良かった点
    自分の足でチャンスを作り自分の頭で物事を決める姿勢、安定を捨てて退路を断つハードラー人生が、真似は出来ないけどすごいと思う。
    お金は人を幸せにする、必要としている人に生かされてこそ最大のリターンになるという部分に、言われれば当たり前なんだけどなるほどなーと思った。

    良くなかった点
    ブログがあるようなので覗いてみたが、ぽつぽつしか更新されてないのがちょいと残念。こういう「こっちもありまっせ」紹介でブログが充実してない本ちょろちょろあるのって、売れっ子で本業が忙しいからかやる気あんまないのかどっちかいな?と思う。

    総評
    投資関連の書籍レビューで読んでみたいなと思っていた1冊。もがいて悩んで自分で腹に落ちた答えを皆に伝えるという所が漱石の「私の個人主義」に似てるなと思う。びしっと正論を言う、言い訳や甘えを排除しようとする、厳しくとも目的への最短距離を疾走する所がなるほど「侍ハードラー」かと。すぐ役に立つ訳じゃないけど慌てたり浮足立って取引したくなったりした時に読み返したくなる本だと思う。

  • 400mハードルメダリストの為末大氏の陸上選手の生活や投資の話。

    陸上選手がどのように活動していたかを知れたのは楽しい。投資の部分は経験者なので物足りないが、投資をしていない人には、身近な人の体験談と考え方を学べるので良いのかと思う。

    為末氏も彼の言葉で投資を推奨している「パンを恵んであげるのではなく、パンを作り出すシステムに投資すべきだ。実際に国際的には、寄付と言う意識はどんどん薄くなっている。同じ土俵で経済活動をしようと言うところまで気運は高まっている。日本人も意識を変えていこう」と。他の人も本書を読んで投資に積極的になってくれればと思う。

  • (2006/8/4)

    為末大選手ってわかりますよね.

    陸上選手ですよ,陸上選手.

    ハードルハードル~♪

    で,為末大選手はプロハードラーな訳ですが,実は,結構経済好きの投資家でもあります.

    この本は,本当に為末大が書いていて,プロハードラーとしての自伝であると共に,タイで出会った本当の投資,そして30万円から2000万円を有意義に生み出していくリアルなストーリーが展開されています.

    じつは,一ヶ月前くらいに朝の「はなまるマーケット」(多分)に出演されてて,

     「いやあ,陸上の本を出す前に投資の本だしちゃいました~」

    と,仰ってて,なんか気になってたのです.

    読んでみて・・・

    この人間,スゲエぇ!!

    さすが一流は違います.なんか人生を見る視線の鋭さ,自分に対する厳しさがスバラシイ!
    実のところ,最近,株,投資の勉強にはまっている一環で「有名人の投資術」の一例として興味を持っていて買った面が強かったのですが,「陸上人為末大」の自伝的要素が強く,そちら方面でも刺激的でした.

    いやぁ,一流のお言葉は,文章としては普通でも含蓄が御座いますわ.

    単純に投資の話としても,株取引が盛んな現在でも,一般人がやるには比較的珍しい,発展途中の国への現地通貨での不動産投資という話で,なかなか太かった.

    ちょっと為末大のファンになった僕でした.

  •  ハードル競技のプロスポーツ選手、為末大の自伝本である。大阪ガス退社後、手持ち資金30万円をタイの株投資で2000万円にしたという内容である。長期投資で投資家はもちろん、投資先の国も潤うような、投資の健全な有り方を願う著者であった。

  • こんな人だったんだ!という驚きがありました。

  • 動かないと何も生まない

  • ☆☆$$予約無しでいきなり借りたが、予想外に良かった。$$為末の投資・巣ポー巣に関する考え方に共感できた。$$「投資とは、中長期で取り組むべき」$$「投資したモノの価値に対して、(一喜一憂しない)ぶれない気持ちが大切」$$ ⇒武士道に興味が出てきた

  • 幼少期のゲームソフトの売買から、お金の運用について興味を持っていた著者。
    この本は、プロの陸上選手の活動と、外国で投資した経験とを上手く絡めて、
    お金とは何か?お金を稼ぐ・使うとはどういうことか?
    について述べられています。

    とても面白いです。
    お金に対して、日本人の多くが持っている固定概念が覆されます。
    奇を衒ってるわけではなく、著者自身の経験と、自分で調べた知識を基に書かれている。しかも文章が上手い。

    地に足がついていて、読みやすいから、すんなり頭に入ってくきます。
    お金って、投資って、そんなに複雑じゃない。
    (もちろん、簡単じゃないですがね)

  • 世界陸上メダリストのお金と人生に対する投資術

    直訳すると、「投資ハードラー」というタイトルになる。このタイトルから行くと、為末選手が実はデイトレーダーで、プロ陸上選手としてだけでは生活が苦しいから、その分投資で補っている、といったような間違った印象を受けるが、そんなようでいて、実はもっと奥の深い本である。

    先日テレビで須藤元気がお料理番組に出ていたが、とても格闘家とは思えない発言がとても多かった。為末選手にも同様な印象を受けた。知性というのか達観しているのか、それでいて中田英寿のように鋭くなく、どこか微笑ましい部分を残してくれる。須藤も為末も他の道を歩んでも成功するのではないかと感じさせる印象を受ける。

    そんな彼の生い立ちからお金と人生への投資哲学がしっかり含まれている一冊だ。この本が本屋のどのセクションに並ぶのか興味深い。スポーツか?ビジネスか?はたまた株式・投資か?

    本の中身は基本的に2段構成になっている。陸上の話と投資の話。それが途中からクロスしてくるのがこの本の最大の特徴かもしれない。一流は一流を知るというが、陸上をとことん突き詰めていく中で、投資の中にも何か共通の真理を見つけた、といった感じだろうか。

    彼の投資人生は100Mの朝原選手によって紹介されたタイでビジネスを行っている人物との出会いから始まる。そこからプロの陸上選手とは何かを突き詰めていく過程で様々な知識や見識を身につけていく。気になることはとことん調べていく彼の性格が出ているが、知性を感じる部分はバランスが取れていることである。
    「一つの方向に傾倒してはいけない」 一つのことに興味を持ったら、その正反対の意見にも耳を傾ける。
    自分が株などのことを気にしている状態こそ、陸上にとって天敵 つまり本業があくまで大事であると。

    まだ30そこそこの年齢でありながら、しっかりとした自分なりの考え方をきちんと持っている。
    その上最後のほうには、「お金を増やす理想は、「わらべ長者」である」、「お金だけでは幸せは買えない」とくる。ここまでくるとウォーレン・バフェットの本を読んでいるのか、一陸上選手の本を読んでいるのかわからなくなってくる。

    プロ選手がほとんど存在しない日本の陸上競技界において、もっとも苦しいかもしれない種目400mハードルの選手としてプロとして自立していくために知恵と体とハートの全てを注ぎ込んだ人間の重みのある言葉が記されている。しかしながら、これはあまり後輩のアスリートには、すぐに参考になるケースではないように思う。これほどしっかり物事の本質を考え、覚悟を決めて競技に望んでいるアスリートが日本に何人いるのか?という話になる。企業に就職という選択肢がまだある中で、メダリストしか持ち上げられないこの貧困なスポーツ文化の国でどうやって生きていくのだろうか?どうやって競技を続けるのだろうか?どうやって勝つのだろうか?それが現在才能あるスポーツ選手、特にプロリーグがないスポーツを選んだ選手に突きつけられている現実である。

    ちなみに、為末選手のマネージメントは中田同様サニーサイドアップが行っている。サニーサイドアップといえば、スポーツファンの中ではあまりに商業主義色が強すぎて懸念を持つ人もいるが、本人がしっかりしていれば、ここの事務所は問題ないようだ。

    この本が後世の日本のアスリートに役立つとすれば、一流になるためには運動バカになることが求められていないということを示唆していることに限られるかもしれない。知性を身につけ、常識を身につけ、ファンに受け入れられる存在でない限り、プロとして自立していくのはいまだに険しい道のりだということを認識して始めて役に立つのかもしれない。そして彼のセカンドライフも軌道に乗った時こそ、そのメッセージが結実するだろう。

  • チェック項目45箇所。
    結果には必ず原因がある。
    お金は絶対的な価値を持つものではない。
    過程を頑張ることと勝負に勝つことは別次元。
    自分の身体の特徴を知り、自分に合ったトレーニングをする。
    自分の失敗を逃げずに受け止める。分析する。
    海外レースでの強行スケジュール。孤独感も一つの美学。
    勝利に対する飢えへの憧れ。
    虚栄心が正しい判断を妨げる。
    傲慢は百害あって一理なし。
    環境を変える。自分を追い込む。
    これから成長する国に投資するなら各業種1社ずつ選んで投資する。
    人生をかけてメダルを取る姿勢。
    過去の成功体験を忘れる。
    捨てなければいけない勝負を捨てられる。勝つべきところで勝つ。
    「危険であると認識しているうちは安全である。」
    選挙の大切さ。銀行や郵便局はお金を預ける金庫ではない。
    人を惹きつけるからこそスポーツは成り立つ。
    本業で得るお金と投資で得るお金は別物。
    お金=刀。つけば危険がある。人を傷つけるかもしれない。
    しかし、抜かないと錆びる。
    「怪しい」といったフィルターを通して見ないこと。
    疑うことも大事だが、疑いを自分で晴らすのも大事。
    練習は一日一日の積み重ね。
    自分にしか追えない目標を追う。
    一アスリートとは思えない文章力とその内容に
    共感しました。

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