インベストメント ハードラー (FOOTBALL Nippon Books)
- 講談社 (2006年7月26日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062134644
作品紹介・あらすじ
初期投資30万円が現在2000万円に増えた話。
●出会いが生んだタイへの投資
30万円が2000万円に増えた事実
●レースで稼いだ賞金
後に200万円の利益を生む株式投資を開始
●間違った投資は国を滅ぼす
誰かを幸せにできるお金こそ、利益を生む
●お金だけでは幸福は得られない
お金では買えない何か、という価値
――<本文より抜粋>
感想・レビュー・書評
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やっぱり面白いですね、為末さんの本。
別の本を最近読んで面白かったので、
15年以上も前の本ですが、
この本も読んでみようと思いました。
まず、読みやすい。短文で、丁寧な文章。
そして、お金についてですが、
具体例もあるし、
何よりも、その向き合い方が腹落ちできました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
お金を欲している所に投資すればお金が回る話。競技に打ち込む姿勢。為末さんの本を読んだのが初めてでしたが、勉強になりました。
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投資に対する一風変わった
厳しい自己分析を繰り返し、望む結果に肉薄するのがまさに”侍”といった感じ。 -
著者のお金に対する考え方が書かれており大変興味深い。
情報発信をされるスポーツ選手として興味があったので今回手に取った。
短時間で読むことが出来た。
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良かった点
自分の足でチャンスを作り自分の頭で物事を決める姿勢、安定を捨てて退路を断つハードラー人生が、真似は出来ないけどすごいと思う。
お金は人を幸せにする、必要としている人に生かされてこそ最大のリターンになるという部分に、言われれば当たり前なんだけどなるほどなーと思った。
良くなかった点
ブログがあるようなので覗いてみたが、ぽつぽつしか更新されてないのがちょいと残念。こういう「こっちもありまっせ」紹介でブログが充実してない本ちょろちょろあるのって、売れっ子で本業が忙しいからかやる気あんまないのかどっちかいな?と思う。
総評
投資関連の書籍レビューで読んでみたいなと思っていた1冊。もがいて悩んで自分で腹に落ちた答えを皆に伝えるという所が漱石の「私の個人主義」に似てるなと思う。びしっと正論を言う、言い訳や甘えを排除しようとする、厳しくとも目的への最短距離を疾走する所がなるほど「侍ハードラー」かと。すぐ役に立つ訳じゃないけど慌てたり浮足立って取引したくなったりした時に読み返したくなる本だと思う。 -
400mハードルメダリストの為末大氏の陸上選手の生活や投資の話。
陸上選手がどのように活動していたかを知れたのは楽しい。投資の部分は経験者なので物足りないが、投資をしていない人には、身近な人の体験談と考え方を学べるので良いのかと思う。
為末氏も彼の言葉で投資を推奨している「パンを恵んであげるのではなく、パンを作り出すシステムに投資すべきだ。実際に国際的には、寄付と言う意識はどんどん薄くなっている。同じ土俵で経済活動をしようと言うところまで気運は高まっている。日本人も意識を変えていこう」と。他の人も本書を読んで投資に積極的になってくれればと思う。 -
(2006/8/4)
為末大選手ってわかりますよね.
陸上選手ですよ,陸上選手.
ハードルハードル~♪
で,為末大選手はプロハードラーな訳ですが,実は,結構経済好きの投資家でもあります.
この本は,本当に為末大が書いていて,プロハードラーとしての自伝であると共に,タイで出会った本当の投資,そして30万円から2000万円を有意義に生み出していくリアルなストーリーが展開されています.
じつは,一ヶ月前くらいに朝の「はなまるマーケット」(多分)に出演されてて,
「いやあ,陸上の本を出す前に投資の本だしちゃいました~」
と,仰ってて,なんか気になってたのです.
読んでみて・・・
この人間,スゲエぇ!!
さすが一流は違います.なんか人生を見る視線の鋭さ,自分に対する厳しさがスバラシイ!
実のところ,最近,株,投資の勉強にはまっている一環で「有名人の投資術」の一例として興味を持っていて買った面が強かったのですが,「陸上人為末大」の自伝的要素が強く,そちら方面でも刺激的でした.
いやぁ,一流のお言葉は,文章としては普通でも含蓄が御座いますわ.
単純に投資の話としても,株取引が盛んな現在でも,一般人がやるには比較的珍しい,発展途中の国への現地通貨での不動産投資という話で,なかなか太かった.
ちょっと為末大のファンになった僕でした. -
ハードル競技のプロスポーツ選手、為末大の自伝本である。大阪ガス退社後、手持ち資金30万円をタイの株投資で2000万円にしたという内容である。長期投資で投資家はもちろん、投資先の国も潤うような、投資の健全な有り方を願う著者であった。
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こんな人だったんだ!という驚きがありました。
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動かないと何も生まない