駐在刑事

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 83
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062135047

作品紹介・あらすじ

警視庁捜査一課から青梅警察署水根駐在所所長へ。取り調べ中に容疑者が自殺したことで左遷された江波淳史。自責の呪縛から逃れられない元刑事は、自らを取り戻せるか。大薮春彦賞作家の新境地。

感想・レビュー・書評

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  • 23区も奥多摩も東京警視庁管内(笑)
    警察小説と山岳小説が程よく融合されている。
    http://blogs.yahoo.co.jp/rrqnn187/12650192.html

  • 短編集ということで序盤はものたりなっかたが、後半に来て登場人物に思い入れが出てきて、楽しい作品になった。

  • 取調べ中での被疑者の自殺を止められなかった刑事が、自ら望んで奥多摩の駐在所へ異動し、自然に囲まれた山奥で贖罪の日々を送る――。

    なぜ彼女が自殺したのか、それはとめられないことだったのか、答えの出ない問いを、奥多摩の山々の濃い緑や木漏れ陽や聳え立つ峻峰はただ黙して受けとめる。そして、その山と共に生きる人々もまた、訳ありの駐在さんをごく自然に受けいれていて、そうした何か大きなものにつつまれるだけで、答えは出なくとも、罪は一生消えなくても、その先を歩いていこうとできるのではないかと。

    短編集だからか若干浅い感じがしてもったいないですが、山岳小説家なだけに、自然を描写する表現が生き生きと美しいと思います。なんだか丁寧に読んでしまった。

  • 短編集の連作モノ。警視庁刑事が上司との軋轢で、駐在所の巡査になる。
    刑事としての経験や勘をいかし、難事件を解決していく気持ち良い短編集。
    後半のプールという名の犬との捜査活動?には感動する。

  • 佐々木譲の制服捜査と甲乙つけ難い。

  • 面白かったです。山岳駐在さんもどき?の連作短篇集。6作品あります。結末は予想できる極めてベタなお話ばっかりですが、安心して読めます。続編はないのだろうか?

  • 山里の駐在所長は元敏腕刑事。
    山で発生する事件を、紐解いていく短編推理小説集。
    山岳小説としてもなかなかいけていると思います。
    住民との良好関係が事件を導いていくのだけれど、その住民達は全く出過ぎた感じが無くて、推理小説には珍しく穏やかな風が吹いているのです。

    2時間サスペンスにしたら絶対面白い!

    もっともっと読みたい!

  • ある事件がきっかけで桜田門の刑事から
    山あいの駐在に異動になった主人公の
    周りで起こる事件の短編集。

    事件を扱った小説だけれど、
    ミステリーやサスペンスではなく人間ドラマを丁寧に描いている。
    最後の1編だけは先が読めてしまったけれど、
    どれも後味さわやかで掘り出し物。

    【図書館・初読・12/10読了】

  • ある種、「制服捜査」と似た香りがします。その辺りの違いも感じ取りながら読んでみたい1冊。

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著者プロフィール

1951年、千葉県生まれ。立教大学社会学部社会学科卒業。出版社勤務を経て、海運分野を中心にフリーライターとして活躍。2001年、『時の渚』(文藝春秋)で第18回サントリーミステリー大賞と読者賞をダブル受賞。2004年には『太平洋の薔薇』で第6回大藪春彦賞を受賞。壮大なスケールで冒険・謀略小説を、重厚で緻密な警察小説を構築し、多くのファンを抱える実力作家。おもな著書に『グリズリー』『マングースの尻尾』『サハラ』のほか、『還るべき場所』『春を背負って』『その峰の彼方』『未踏峰』『南極風』『分水嶺』『大岩壁』といった山岳小説や、海洋を舞台にした『遺産』、『素行調査官』『駐在刑事』『越境捜査』『所轄魂』といった警察小説のシリーズなどがある。

「2019年 『危険領域 所轄魂』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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