- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062135146
作品紹介・あらすじ
緊張激化する日中関係首脳陣はメンツの張り合い昔だったら戦争か?どうなる密接な経済関係?徹底的にやり合わずに済まない騎馬民族・中国人と日本人との対立の深層を暴く。闘争の果てに「和」はあるか。
感想・レビュー・書評
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ノロウイルスにやられ高熱が出ている状態で読み終えた。
とどのつまりけんかする原因は過去の恨みを消して忘れない中国とすぐに忘れる日本では過去認識が違いすぎて、意見が合わない、ということ。もちろんそこには中国の政治の背景(鄧小平 ⇒江沢民⇒胡錦濤の対日路線)もあるのだが、基本的には国民の性質による。しかしながら提起されている改善の方法として、お互いが歩み寄り、妥協しあって、よい関係を作っていこう、というのはあまりにも短絡的なのではないだろうか。そう簡単にうまくいかないってことは歴史が証明しているのであって、もう少し違うアプローチの改善策を考察すべきではなかろうか?
しかしながら、近代中国の政治や構造が分かりやすく書かれていて非常に参考になった。
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作者の孔健氏は孔子の末裔らしい。しかも日本のテレビに結構出ているらしいが残念ながら認識できていない。
日本と中国がなぜ仲良くなれないのか、1章では性の切り口で書かれているが、おもしろい見方だ。エロは重要なのだけど、日本のエロは日本人にしか理解できないのだろうなぁ。律されている中国の人が毛嫌いするのも分かる気がする。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日中問題を中国人の側から分析した本。中国人とはいっても親日家でもある著者が中国と日本の文化の違いにクローズアップしている。
(もちろん反中ではないし、反日でもない。中立的な立場)。
近い国なのに、肌の色もほぼ同じなのに、こうも違うと仲良くできるものなのかなと思ってしまう。
本に書いてあったが、もっと中国に興味を持つべきなのかもしれない。批判する前に