憂鬱なハスビーン

  • 講談社
3.26
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本棚登録 : 260
感想 : 63
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  • Amazon.co.jp ・本 (158ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062135207

感想・レビュー・書評

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  • どんなに周りからは良い環境にいるように思われても、主人公は幸せだと思えない。自分の欠点を受け入れられずに崩壊していく。。。!
    スーパー悲しくなった。

  • 一万円を貸した男と堕ちるのかと思ったが、そういう展開ではなかったのがやや残念。学歴が幸せを阻むかのように立ちはだかる。両親の前で泣くことでその呪縛から解き放たれたように軽やかになる。サラリとしたタッチで読みやすかったけど、中身は骨太でずっしりとした重さがあった。

  • 小学生の頃からプライドが高く、塾で下ランクからトップランクに踊りたち、東大を出たけど、コミュニケーションが上手くなく、落ちていった女の人の話。

    会社辞めて結婚して、でもプライドが高いから仕事が生きがいで、子供は持ちたくなくて失業手当が受けれなくなる前にプライドを捨てることを決めて前を向いて歩んでいく話でした。

  • 14/03/12読了
    黒板に爪たてる、あの不快な感触にきゅうっとなって、手を離してほっとしたのに、また触るかもしれないけど一応大丈夫かな…て気分。の、本。

  • 朝比奈あすかの最初の単行本。薄い本ではあるのだけれど、重みのある1冊。タイトルのハスビーンは has been で“過去の人”という意味。その意味は読んでいるうちにわかってくる。東大卒弁護士の夫を持つ主人公は虚栄心を隠そうともしないいけすかない女である。内容は大変良かった。オススメ。朝比奈あすかは嫌な女を書くのうまいね。2013/262

  • ガリ勉して東大卒で凄い会社に入り、誰もが羨望の眼差しを向けるような道を歩んだ主人公。しかしだんだん不調になって軽い心の病にかかり、結婚を機に会社を辞めてしまう。そんな自分を受け入れたくなくて、昔の栄光にがんじがらめになっているように感じた。
    この人の作品は自分の体験と共感できる部分があって、文章も読みやすい。

  • 読みやすいけど、
    主人公になかなか感情移入できなかった。

    でも、結婚仕事専業主婦子ども。。。
    結婚についてくるいろいろなものがうずまいて
    もんもんする気持ちは少しわかるかな。

  • ハスビーン、なるほど。。。

  • 図書館にて。
    屈折した女の子がそのまま大人になったような物語。
    女の子も魅力的がどうも痛々しい。
    それよりあんないい旦那さんとどうして出会えたのか…。
    その辺が知りたい(笑)

  • 12/08/14 ハスビーン=Has been=一発屋。
           Mr.Has been=かつて何者かだったヤツ。そして、もう終わ       ってしまったヤツ。

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著者プロフィール

1976年東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。2000年、ノンフィクション『光さす故郷へ』を刊行。06年、群像新人文学賞受賞作を表題作とした『憂鬱なハスビーン』で小説家としてデビュー。その他の著書に『彼女のしあわせ』『憧れの女の子』『不自由な絆』『あの子が欲しい』『自画像』『少女は花の肌をむく』『人生のピース』『さよなら獣』『人間タワー』など多数。

「2021年 『君たちは今が世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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