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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784062135603
みんなの感想まとめ
過酷な歴史を背景にした物語が展開され、読者は深い感動を覚える。著者のデビュー長編は、シベリア捕虜収容所での衝撃的な事件を描いており、戦後の日本人捕虜の苦悩が生々しく伝わってくる。極限の状況下での人間ド...
感想・レビュー・書評
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著者、鏑木蓮さん、どのような方かというと、ウィキペディアには、次のように書かれています。
---引用開始
鏑木 蓮(かぶらぎ れん、1961年12月22日 - 2023年1月11日)は、日本の小説家・推理作家。日本推理作家協会会員。
京都府京都市出身。本名:石田 和夫(いしだ かずお)。
---引用終了
先頃、61歳にて、亡くなられました。
で、本作の内容は、次のとおり。
---引用開始
男は帰還を果たし、全てを知った。極限の凍土・シベリア捕虜収容所で起きた中尉斬首事件。60年間の沈黙を自らに強いた男が突如、姿を消した-。第52回江戸川乱歩賞受賞作。
---引用終了詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
鏑木蓮氏の『エクステンド』が面白かったので、氏の作品を読み始める事にした。となれば当然最初の長編デビュー作品でもあり、第52回江戸川乱歩賞受賞のこの作品となった。戦後のロシアによる日本人捕虜の辿ったシベリア抑留。あまりにも過酷で熾烈と言うか人権を無視したロシア人の対応。知る事のなかった戦後の物語を、少しだけ垣間見た気がした。そして、それから始まる物語。と言うか余りにもかけ離れた時代でも事件が……。
壮大な余りにも悲しい作品。凶器に日本刀になる氷を使ったトリックもあり、複雑に余りにも複雑に考えすぎた素晴らしい作品だった。少し捻り過ぎかな?でも素晴らしい。 -
シベリア抑留の話はグッとくるものがあるが、夢中で読んだいい作品だった。
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読み応えのある作品だった
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読みやすい。難解な言い回しもなくサラッと読めた。シベリア抑留という重い時代を扱い、かつ、俳句なんてものをギミックに使ってるのに、最後まで読みやすく分かりやすかった。楽しく読めた。
感想はと言えば面白かったとなるが、いくつか気になる点はあった。中尉の孫鴻山秀樹とマリアの関係性とこの二人のキャラクターが今ひとつハッキリしない。主人公槙野の上司晶子への恋慕の表現がなんだか唐突に感じた。志方巡査部長だけが訛っている。中尉斬首の凶器など、それで作品の魅力が削がれるというほどではないが、読後に違和感が残ってしまった。
作品としては好きなので、いつか別の作品も読んでみたいと思う。 -
#読了。第52回江戸川乱歩賞受賞作品。
シベリア抑留時代のことをまとめた句集を自費出版しようと考えていた高津は、舞鶴でロシア人女性の遺体が発見されたことを知り、姿を消す。出版社の槙野は、上司と句集を読み進めていくうちに、犯人と思しき人物を推理するが。。。
犯人探しや、証拠などに関しては、ご都合主義的な要素を感じざる得ない。それに反して、シベリア抑留の悲惨な状況描写は非常に迫力があった。 -
読みごたえ十分!シベリア抑留についても勉強になった。川崎少尉、気の毒。カッコ良さを貫いて欲しかったな。
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その日も図書館にて
「カ」の棚の加納朋子さんの本を見ていて
ふとすぐ横にあった「東京ダモイ」の文字に
惹かれて借りてみた
始めて読む作者ですが
まぁ これが゛当たり゛でした
シベリア抑留の描写から
ほぉ これはまたなかなか
と 思いながら
途中 ちょっと中ダレたときもありましたが
事件の核心に迫りだした終盤から
またもや引き込まれて
最後まで堪能させてもらいました
時々 無性に ミステリーが読みたくなる
そんな時の一冊にお薦めですね -
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出版社に勤務する槙野は句集を自費出版したいという老人高津と契約に関する話し合いを進めていた。契約の概要が決まる中、老人の自宅近くでロシア人女性の殺人事件が発生、そして老人は姿をくらましてしまう。
老人の手記の部分の出来がかなりいいです。シベリア抑留については名前くらいしか知らなかったのですが、抑留された人々の苦労や感情が臨場感たっぷりに伝わってくる内容になっています。ある意味本編以上の読みごたえがあるかもしれません。
槙野の描写も小説としてなかなかよく書けていると思います。彼の仕事に対する感情が、高津との出会いを通して変わっていく姿がよく書かれていたと思います。上司とのやり取りも好きでした。この二人のその後も知りたいところ。
ミステリとしてはどちらかというと地味な展開が続きますが落ち着いた筆勢は好印象! 犯人特定とトリックについてはちょっと無理やり感がありましたが、句集の中の俳句を読み取って推理を進める、という試みは新鮮で面白かったです。
動機面も考えさせられました。改めて戦争は敗戦国の人間も戦勝国の人間も救わないのだな、と感じてしまいました。シベリア抑留は東京大空襲や原爆といった話に比べるとあまり語られる機会は少ないという印象が個人的にはあるのですが、こうした体験が語られる意味というものを感じました。
第52回江戸川乱歩賞 -
シベリアでの事件
ダモイとは帰るということ -
手記部分はよい。真相はちと無理があるか。捜査が弱い。
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普段めったに読まないミステリー小説が読みたくなり、江戸川乱歩賞受賞というこの本を読み始めました。
最初の1頁目から、ミステリー小説であるということよりも、シベリアでの日本兵の抑留生活の描写に引き込まれました。
今の自分の恵まれた環境を幸せだと改めて感じることが出来る本でした。 -
23.12.20 津島市立図書館で借用
12.30 完読
24. 1. 5 返却 -
乱歩賞受賞作という華々しい触れ込みのわりには地味。
でも派手な事件で興味を引かなくても、読ませるだけの筆力があるということでもあり、それは『エクステンド』などで証明されている。 -
シベリア収容所での生活、戦時中の話を題材に、収容所で行われた殺人と、60年後の現在行われた殺人が交わる。犯人は誰?句集に込められた謎とは?江戸川乱歩賞受賞。私には充分に面白かった。
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