均ちゃんの失踪

  • 講談社 (2006年11月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784062136150

みんなの感想まとめ

登場人物たちの愛おしさが際立つ物語は、読者の心に深く残ります。個性的なキャラクターたちが織りなす人間関係は、均ちゃんを中心に振り回される様子が描かれ、ラストシーンには晴れやかさと切なさが共存しています...

感想・レビュー・書評

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  • 中島京子さんのお話に出てくる人たちはみんな、どうしてこんなにも愛おしいんだろうと思う。変わった人ばかりだけど、読み終わると、読み終わってしまったことが寂しくなるほど、さっきまで頭の中で生き生きと動いていた人たちのことを好きになっている。
    この「均ちゃんの失踪」もそんな気持ちになった。
    女たちが均ちゃんに振り回されたのか、均ちゃんが女たちに振り回されたのか、果たしてどっちなんだろう・・・と思ってしまったラストシーンが、晴れやかで少し切なくて、好きです。

  • 女性の目で読むから、
    ああ、やれやれ、よかったわ
    という感想笑
    憎めないけどねー

    ユリカちゃんに幸あれ

  • 均ちゃんは女の人が弱ってるシチュエーションに弱いけど、それは優しいから、だけではなくて、多分、性癖だ。でも均ちゃんが優しい言葉をかけてくれたら、私は多分好きになると思う。バカだなぁ。でも仕方がないもんね。

  • 小泉今日子の書評集からピックアップ
    失踪癖があり同時進行で複数の女性とかかわりがある均ちゃん
    文字にするとどうしようもないヒトなのに、なんだかにくめない
    均ちゃんを取り巻く元妻も現恋人もケイブホも義弟もそれぞれ人間味あふれてなんだか目がはなせないヒトたち
    人間ってこんなにも愛おしいんだなぁと感じました

  • 男と女。優男。『小泉今日子書評集』にて。
    均ちゃんの失踪中に空き巣に入られ、元妻・彼女・パートタイム彼女の三人の女が関係者として警察に呼ばれる…。

  • 均ちゃん好きだし、表紙は名久井さんでかわいいし、細々としたエピソードもいい感じだし、よかった。すごくよかった。

  • 均ちゃんがいなくなった。
    均ちゃんの部屋に入った空き巣を探す警察に呼ばれて集まった均ちゃんを巡る3人の女性。
    元妻景子さん、今カノ薫、元カノ?空穂。
    3人に生まれた不思議な友情。均ちゃんのいない間に、3人は新しい日々を送り始める。

    面白かったです。
    実際に、均ちゃんみたいな人とは関わりたくはないけれど、全体を通してはいいお話だったなと気持ちの良い読後感。ゆっくり流れるストーリーが、ホントはほのぼのしない話のはずなのに、しっくりきて、とても好きなテイストでした。

    中島京子さんは初読み。
    これが作風だとしたら、もっと読みたいと思います。

  • 何気なく読んだが、均ちゃんの周りの女性たちが可笑しくて面白かった。均ちゃんは人が好さそう。悪い人が出てこない話もいいなあ。

  • 均ちゃんの失踪をきっかけに均ちゃんに関わる人が仲良くなって...結局は均ちゃんのいない4ヶ月の間にそれぞれの道を見つけてしまう何ともスッキリというか時間は流れてるんだって話だった。特別に面白い訳でもないけど文章自体は読みやすくサクサクっと読めた。

  • 失踪した均ちゃんの家に泥棒が入った。

    そのことをきっかけに均ちゃんに関係のある女が三人顔を合わせることになってしまった。

    編集者の20代の薫は均ちゃんにべた惚れで、何するにも手に付かない毎日だったのが、青森から上京してきた均ちゃんの腹違いの弟の裕輔と同居することになった。

    美術教師で均ちゃんの元妻である景子は、泥棒事件でお世話になった警部補との大人の恋にであう。
    均ちゃんはセカンド彼氏だった専務秘書の空穂は、妻子ある人との恋愛に疲れ気味で、転職を機に海外勤務になることを決意する。

    均ちゃんが不在の間、4人で行った温泉旅行や各々が過ごしていく日々に変わりつつ心境。
    放浪癖で好き勝手やっていた均ちゃんだけが、いつの間にか置いてけぼりの存在になっていた。

    まともって言ったら失礼だけど、お手本のような小説だった。面白かった。

    景子先生が言うように、均ちゃんっていう人は通過点みたいな存在なのかもしれないね。
    みんなが新しい生活を自分自身で切り開いていく感じがよかった)^o^(

  • ニシノユキヒコよりもきんちゃんが普通のおとこでなんかスカッとする

  •  とある男の元カノたちが修羅場もなくこんなに仲良しになりすぎるわけがない!
     うむ、フィクションonフィクションですな。まったくもって共感は出来ないけど、それを機に各々が新しい道を歩いていくENDはベタな王道ながらもスッキリですな(^ω^)
     均ちゃんに関しては根無し草なのはアレだけど、ごくつぶしやDVや酒乱とかの酷さは無いし、何故か女性陣にも恨まれてなく、争いの種にもならんので憎めないですが、まぁ帰ってきたらなーんも残らんかったのは因果応報ですな(^ω^)

  • 中島さん、読みやすい。
    はまったかも。

    均ちゃんの良い加減さは私にはついていけないけど、
    均ちゃんに関わる女性の生き方とか、ありかも。
    空穂さんが、一番私に近いかな。

  • 女性3人がそれぞれステキで良かった!
    空穂さんかっこいいな。

  • 先生の結婚祝いの、3人の掛け合いがすごくすきだなって思った。

    なんていうかな、均ちゃん、しあわせになってほしいけど、きっとむりなんじゃないかな。今までの恋人はずっと均ちゃんを嫌いにならないで、きっかけがあればたまにお酒交えたりして、でもすっぱり、すっきり、別の場所に向かうんだろな。

    なんて考えたり。
    この著者の作品は二冊目だけど、どちらもとっても好みです。

  • 全然関係のない3人の女性のバランスを三者三様それぞれに保っていたから男性の名前は「均ちゃん」それだけでも◎

    そんなバランサーが失踪して4ヶ月で迎えるそれぞれの岐路…

    上手くまとまってんな〜

  • 均ちゃんの家に泥棒が入ったんだけど均ちゃんは失踪してて、
    そこに集まった元妻、現恋人、現愛人の奇妙な関係。
    みんなのキャラクターが入ってこなかったかなあ。

  • なぜか女にもてる均ちゃん。
    均ちゃんちに泥棒が入って、昔の妻(40代美術教師)、
    現在の彼女(30代重役秘書、他にも恋人あり)、
    現在の彼女(20代編集者、均ちゃんが本命)の
    3人が事情聴取のために警察に集合。
    当の本人(均ちゃん)は行方不明。

    均ちゃん不在時に女三人は何かと交流して
    みなそれぞれの道へ進んでいく。
    均ちゃんは戻ってきたけど、いつの間にかひとりに。
    均ちゃんはかわいそうなのか?そうでないのか?

    こういう男の人っているんだろうなーって
    どろどろっぽい話なのになんかほのぼの読んだ。
    書き方がとても上手だった。面白い!!

  • ダメダメでいい加減な男をめぐる3人の女性の変な友情。
    あまりガッツリ真剣に読むタイプの話じゃないです。

  • 一人の男の失踪をきっかけとした3人の女性の再出発の話。今まで読んだほの温かさを感じる中島京子作品とは肌合いが違いますが、楽しく読みました。

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著者プロフィール

1964 年東京都杉並生まれ。小説家、エッセイスト。出版社勤務、フリーライターを経て、2003 年『FUTON』でデビュー。2010 年『小さいおうち』で第143 回直木三十五賞受賞。同作品は山田洋次監督により映画化。『かたづの!』で第3 回河合隼雄物語賞・第4 回歴史時代作家クラブ作品賞・第28 回柴田錬三郎賞を、『長いお別れ』で第10 回中央公論文芸賞・第5 回日本医療小説大賞を、『夢見る帝国図書館』で第30 回紫式部文学賞を受賞。

「2022年 『手塚マンガで学ぶ 憲法・環境・共生 全3巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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