ハヅキさんのこと

  • 講談社 (2006年10月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784062136280

みんなの感想まとめ

形容しがたい感情を巧みに描く作品で、人生の隙間に潜む物語が展開されます。心地よい日本語で綴られた短編は、気軽に楽しむことができ、まるでエッセイを読むような感覚を与えてくれます。特に、登場する女性キャラ...

感想・レビュー・書評

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  • やっぱり私、川上弘美さんのショートショート好きだな、と確信した一冊。
    静かで穏やかな雰囲気を纏った世界観。
    ほんわかした気持ちになったと思えば、ドキッとしたり、切なくなったり、どうしようもなく泣きたくなったり。
    どの物語もとても短くてあっという間に終わってしまうのに、感情をじわりじわりと揺さぶってくる。
    特に『ストライク』『浮く』『ネオンサイン』『誤解』『かすみ草』が好き。
    後半の物語は川上さんのエッセイじみたものらしい。
    川上さんの日常をのぞき見できたようで嬉しい。

  • 以前、琺瑯を読んでとても印象に残っていて、作中に出てくるような琺瑯の洗面器を買い求めたことがある。
    形容しがたいような感情を描くのが上手な作家さんだと思う。

  • 川上弘美さんの小説の世界に私も行きたい

  • 人生のどこかにひっそりと転がっていそうな、そんなお話ばかりだった。

  • とにかく気軽に心地いい日本語が読めるのがいい。
    あとがきに、エッセイを書けなくてエッセイ風に小説を書いたらすいすい書けたという短編よりも短い小噺集。短くてすいすい読めました。
    川上さんみたいな女性が出てきて、本当にエッセイぽいのも面白いポイント。
    楽しかったからまた読みたい。

  • ついさっきまで読んでたのに、もう忘れてしまった。川上さんの短編集は、結構そういうことが多い。だけどついつい読んでしまう。

    追記

    読んだことを忘れて、また借りてきてしまった。しかも、半分くらいは気付かずに新鮮な気持ちで読んでいた。

    階段を読みながら、おや、これどこかで読んだことあるな…と思い、次の床の間で、気付いた。一度気付くとそう言うものなのか、その次の扉も読んだことあるなあなんて思った。前の感想でも読んだそばから忘れたなんて書いてるし、うっかり借りてきたのも納得。まぁいっか。

  • 掌編集。

    筆者曰く、もともとエッセイを依頼されたのだが、8枚ぶんの文章が出てこず、エッセイとも小説ともつかないものを書き出したのが、表題作『ハヅキさんのこと』とのこと。
    言われてみると全体的に、小説というよりエッセイじみた文体である。

    筆者の小説文体のほうが好きなので、自分にはちょっと合わなかったけれど、面白い試みだなぁと感じた。

  • 日常短編集だけどひとつひとつの物語にミステリアスな部分があって読み進めたくなる。

  • 途中まで。
    何気ない風景に潜む物語を切り取ったかのような、ショートストーリー集。
    大きく何かが起こるわけではないのに、大きな秘密が隠れてるかのような気持ちにさせる物語が多かったかなと。

  • 川上弘美『ハズキさんのこと』は著者本人によると短編には長さ的に満たないエッセイとして書き連ねた著作集とのことです。「愛している」「好きだ」といった、情熱的な直接表現ではなく、淡々とした表現で綴られていますが、取り扱い内容は多彩です。なかには、同性同士の恋愛感情「のようなもの」を取り扱う作品もあります。

    いろんなことを考えて作品にしているんだろうなと思わず考えてしまうこの作品集は、ある意味川上弘美をよく表現している著作でもあると思います。

  • 梅雨のこの時期に読むとそれなりに物語と距離感を持って歩むことができる気がする不思議な短編集。この時期に読んでよかったのかもしれないw

  • きょう借りてきょう読了。短篇集。
    明確なヤマやオチがあるわけでもなく、でもなぜか妙に胸に落ちる感じが、川上さんだなぁと思う。このシーンを書こう、っていうのって、どうやって浮かぶのかなぁ。どことなく淡白で、でも冷酷というわけではない、冷たくない冷淡さ(?)を描くのがうまいと思う。
    「琺瑯」と「グッピー」が、なんとなく好き。

  • ふわふわ。エッセイを書けなくて小説でエッセイ風にした、らしい。つかめなくて少しさみしかった。

  • 装幀 / 坂川 栄治+田中 久子(坂川事務所)
    装画 / 宿輪 貴子
    初出 / 『本』2003年11月号、2004年1・3・5・7・9・11月号、2005年1・3・5・7・9・11月号、『室内』2000年2・4・6・8・10・12月号、『星星峡』1999年4月号、『VOGUE』2000年5月号、『図書』1999年6月号、『本の話』1999年7月号、『国語展望』2000年6月1日106号、東京新聞2000年3月25日。

  • 2014.02.16

  • 日常のほんの一瞬を切り取った短編集。登場人物が50歳前後なんで、一部共感したり、こんな気持ちになるんかな〜と想像してみたり、こんなんでいいんだ〜と、ゆる〜く感じいってみたり。

  • 確かに、妙な名前を付けられるのは困りものだ。

  • 23の短編集。
    思い出巡りのような雰囲気のお話が多い。

    個人的には、
    「ぱちん」で中山競馬場と西船橋が舞台になっていることにニヤニヤしつつ
    「白熱灯」で振られてしまったマブチ青年が言った、「そうかそうか。それじゃしかたない。」という呑気な台詞が好きデス。

    平穏でまったりな内容に読んでいて安心)^o^(

  • 短い小説とエッセイが1冊の本になっています。
    エッセイだけど小説みたいで、とても不思議な感覚になりました。

    人と付き合ったり、人を好きになったりする、思い出や日常の出来事を独特な雰囲気で語っていて、なかなか興味深い感じでした。

  • ゆるゆるすすんでく話

    とおもいきや短編集でした。

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著者プロフィール

作家。
1958年東京生まれ。1994年「神様」で第1回パスカル短編文学新人賞を受賞しデビュー。この文学賞に応募したパソコン通信仲間に誘われ俳句をつくり始める。句集に『機嫌のいい犬』。小説「蛇を踏む」(芥川賞)『神様』(紫式部文学賞、Bunkamuraドゥマゴ文学賞)『溺レる』(伊藤整文学賞、女流文学賞)『センセイの鞄』(谷崎潤一郎賞)『真鶴』(芸術選奨文部科学大臣賞)『水声』(読売文学賞)『大きな鳥にさらわれないよう』(泉鏡花賞)などのほか著書多数。2019年紫綬褒章を受章。

「2020年 『わたしの好きな季語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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