- Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062136310
作品紹介・あらすじ
大ベストセラー『ドラゴン・イングリッシュ基本英文1000』から3年。
東大合格者がもっとも信頼を寄せるカリスマ英語講師による受験英単語集の決定版ができあがりました。
●竹岡先生が主宰する『竹岡塾』で使用している「単語プリント1000」をベースに構成。
10数年をかけて過不足なく練り上げた、竹岡先生の知恵のすべてが詰まっている!
●単語集には異例の、充実した解説が満載!
丸暗記ではすぐに忘れてしまう。単語ひとつひとつを理解して、“使える”形で暗記できるような工夫が随所にちりばめられている!
●ネイティヴの発音によるCDが付いているので
耳からも効果的に勉強できる。通学途中の反復学習に最適!
前著
『ドラゴン・イングリッシュ基本英文100』は
16万部突破の大ベストセラー!!
2冊合わせて勉強すれば、英語が苦手なキミも、かならずメキメキと実力がつくこと間違いなし!
竹岡メソッドで、この夏、英語に打ち勝て!!
感想・レビュー・書評
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特に英作文の指導で有名な予備校の先生が「勘」で選んだ大学受験のための1000語の単語帳。ふつうの単語帳とは違い、できるだけ丸暗記で終わらせないようにするための単語帳。語源やその語の使われ方、似た語との違い、語呂合わせなどが1語ごとに解説されている。
後半にある著者のことば、「解説は隅から隅まで読むことを、もう一度心がけよう。様々な『引っかかり』を心に刻むほど、脳への定着率は高くなる。『丸暗記』よりはるかに効率がいいことを、そろそろ実感できているのではないだろうか。」(p.323)が、この単語帳の神髄を表している。
とにかくその単語にまつわる様々な情報が語られることで、まずは馴染みのある程度にはする、というのが最初の目標だろう。レベルは英検2級~準1級くらいで、英語上級者にとっては、これらの語彙を「発表語彙」にするための単語帳として使えば有意義だと思う。が、面白いし役に立つことばかりなのだけれど、1000語の単語の解説をずっと読み続けるのは、結構根性がいった。
あと個人的には、「よく出てくる」とか「あまり出てこない」といった頻度の話もあって、著者の「勘」が色々感じられる部分も面白い。
以下、役に立った知識をメモしておく。まず「associate oneself with ~『自らと~を結びつける』からoneselfが脱落しassociate with ~となり「~とつきあう」という意味が出てきます。ただし『~』には、庶民の社会から遠く離れた存在、とりわけ世間で-評価を受けている人が入ります。」(p.48)というのは知らなかった。be suffering from eczemaの「アトピー性皮膚炎」(p.56)、「縮小コピーする」reduce the paper(p.70)、「歩行者天国」a pedestrian precinct(p.146)、「正義の味方」a champion of justice (p.216)、「雑費」incidental expensesも覚えておこう。あとattendで「参加する、出席する」で覚えたけれど、「パーティーに参加する」時はgo to a partyと言うらしい(p.61)。「treat ~『~を治療する』は、治るかどうかは分かりませんが、cure ~は『~を完治させる』という意味です。なお、『ケガが治る』は、The injury has healed.」(p.71)というのも盲点だった。同じようにremedyは「(ちょっとした病気の)治療薬、治療法」(p.346)だそうで、a remedy for colds「風邪の治療」のように使い、「重たい病気の『治療』にはa cureを使います。たとえば、a new cure for cancer」(同)らしい。notionは「筆者が疑問を持っている考え」で使い、「中立的な『意見、考え』はan idea、a beliefなどです。」(p.78)だそうだ。be particular about ~がなんで「~にうるさい」の意味になるのか、高校生の時に疑問に思って(でもこういう素っ頓狂に思えるものは意外と説明されなくてもすんなり覚えてしまいそうな気もするが)「『~に関しては部分しか見ていない』から『~にはこだわりがある』という意味」(p.95)だそうだ。aspは「毒蛇」だそうで、「grasp an asp『毒蛇をつかむ』と覚えても面白いかもしれません」(p.108)という、こんな覚え方もあるんだ、と思った。あとdefectが「欠陥」は知っていたが、動詞で「亡命する」という意味があるのは知らなかった。「defectの原義『(自分の国から)離れていく行為』から出てきた訳語です。a defectorは『敵側に寝返った軍人、役人』」(p.125)というのも面白い。「責任をとる」assume responsibility(p.128)。「格好の餌食」easy pray (p.239)というコロケーションを知らなかった。bias「偏見」の説明で、「prejudiceと違い、良い場合でも悪い場合でも使え、対象とする人々は個人レベルでもOKです。」(p.137)ということで、カタカナの「バイアス」との違いに注意が必要だと思った。あと何かの本でarchitectureのarchは「支配する」の意味だ、とあったが、調べてみると-archでその意味になるらしく、「arch-【主要な】+-tect-【=tekton大工】から『主要な建築者』から発展しました」(p.174)ということだった。eliminateとomitの違い、というのも意識してなかったが、後から削除するか、はじめから除外するか、の違い(p.189)ということで、言われてみればそうだなあと思う。reflexes「反射神経」は正直知らなかった。「ボブの反射神経はよい」は Bob's reflections are good [quick]. / Bob has good reflexes. で「鈍い」ならgoodの代わりがslow(p.194)、もまとめて覚えておこうと思う。subscribe to~で「~を定期購読する」としか覚えていなかったが、「主に否定文、疑問文で『(考えなど)を支持する」という意味でも使います。I do not subscribe to the view that all dams are wrong.」(p.253)を知らなかった。incidentは知っていてもincidentialとかincidentiallyというのは見たことない気がする(p.325)。「ジーニアス」によれば、「突然の思いつきで話がそれることを示す;by the wayと同様、しばしば重要な話題を対して重要でないかのように導入するのに用いられる」だそうだ。あとエスペラントとprosperityという単語が同じラテン語の「希望する」という語源から(p.329)というのを知らなかった。complexの名詞の使い方として「have a superiority complex about ~ / have an inferiority complex about ~で『~に関して優越感/劣等感を持っている」(p.339)という使い方も覚えよう。
他にもいろいろあったが、とりあえずはここまでにしておく。全部を一通り見直すのも難しいので、今後はある単語に出会う度にこれを参照する辞書代わりに使いたい。(17/04/02)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
海外旅行がラクになる。感謝☆
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英語の基礎は、単語から勉強しようと思い、このドラゴンイングリッシュという本を読み始まった。中学校で学んだ単語を復習できるし、名詞、動詞、形容動詞や複合詞などの単語を全部揃っている。英語の基礎を勉強したい人にこの本をお勧めします。
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