江田島海軍兵学校 究極の人間教育

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062137225

作品紹介・あらすじ

英国王立海軍兵学校「ダートマス」流のジェントルマンシップと武士道を融合し、米国海軍兵学校「アナポリス」流の卓越したリーダーシップを和の精神のなかに取り入れた「究極の人間教育」!海軍兵学校「最後の生徒」として、徳川家のサムライの伝統を身につけた著者だからこそ見えた「人間教育の要諦」を本邦初公開。

感想・レビュー・書評

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  • ・シーマンシップ=スマート、ステディ、サイレント
    ・海軍兵学校卒業生が式後に練習艦隊へ向かうのを見送る際に、「蛍の光」(もともとスコットランド民謡)を終戦の年まで演奏した。
    ・長州が陸軍、薩摩が海軍へ。
    ・終戦直前、日光で、学習院高等科の生徒たちが陸軍に委託され、電探でB29の襲来を見張っていた。高等科には理系の優秀な生徒がいて、以前から遊び感覚で無線機などの試作品をつくっていた。これが陸軍の目にとまり、ぜひにと頼まれた。中禅寺湖畔の観光ホテルに機器を備え、ごちそうを食べさせてもらっていたそうな。

  • ちょっと理由あって資料として買ったんですが、案外面白かった。うちにある唯一の育児書(?)。

  • この本は、戦前の旧日本海軍の将校を養成していた、海軍兵学校の様子を現代に伝える貴重な書物です。
    私たちは「軍隊の教育」と聞くと、かなりの人たちは肯定的な印象を持たないかもしれません。しかし、この本を読み終わったときには、その印象も大きく変わっていることだと思います。

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著者プロフィール

とくがわむねふさ 1929年ロンドン生まれ。御三卿筆頭・田安徳川家第11代当主。学習院、江田島海軍兵学校を経て慶應義塾大学工学部卒業。石川島播磨重工業にて海外事業本部副本部長、関西支社長、石川島タンク建設副社長などを歴任。95年に退職。

「2017年 『徳川家が見た西郷隆盛の真実 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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