流通王 中内功とは何者だったのか

  • 講談社 (2007年7月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784062138604

みんなの感想まとめ

ダイエーの創業者の生涯を通じて、流通業界における彼の影響力と複雑な人間性が描かれています。著者は、戦後の混乱から日本最大の流通企業を築き上げる過程や、晩年の凋落を詳細に追いかけ、氏の強烈な個性や経営ス...

感想・レビュー・書評

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  • ダイエー創業者・中内功氏の生涯とダイエーの盛衰を、1983年から氏が亡くなる2005年までを取材してきたジャーナリストが追いかけている。氏本人と多くの関係者への取材で生々しい証言も多い。良いも悪いも、氏の人となりと熱量が伝わってくる。生い立ち、家庭環境、戦場での体験、闇市での奮闘から日本最大の流通業へ登り詰める過程と晩年の凋落の軌跡。流通業界に身を置く者として、ダイエーは自分が社会に出た頃はまだ絶頂期で仰ぎ見る存在だったのを懐かしく思いながら読んだ。

    功罪両面余すところなく語られる。氏は自分の理想通りにならないと幹部社員には特に容赦なく怒鳴りつけ、絶対君主になったが故の凋落を招いてしまった。そして「社員がイエスマンばかりになった」と嘆くも、自分がそういう組織にしてしまったことには無自覚だったようだ。それくらいの強烈な個性がないと、戦後の混乱の中から巨大流通企業を作り上げることはできなかっただろう。

    晩年の凋落は残念だが、日本の流通に革命を起こした功績は紛れもない事実。やはり戦争に行って地獄を体験した人のエネルギーは凄まじいものがあると改めて思い知らされる。

  • ダイエー帝国を一代で築き、繁栄しつつも最後は転落していった中内功の一生。

    戦後日本に帰り、腹一杯美味しいご飯を食べる世の中を作るため、流通革命を志し、メーカー主導から消費者主導の価格設定を夢見たダイエーの中内功。
    徹底した顧客中心主義。商売人ではなく事業家。
    絶頂から転落までを詳細に密着取材した大作。

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著者プロフィール

1950年、兵庫県に生まれる。ジャーナリスト。テレビディレクター、ニューヨークの雑誌スタッフライターを経て、1983年に独立し、新聞、週刊誌、月刊誌で精力的に執筆。逃亡中のグエン・カオ・キ元ベトナム副大統領など、数々のスクープ・インタビューをものにする。現在は経営、国際経済をはじめとして、政治・社会問題など幅広い分野で活躍。これまで500人以上の経営者にインタビュー。ダイエーの創業者・中内功には1983年の出会いから、逝去まで密着取材を続けた。
著書には『流通王――中内功とは何者だったのか』『柳井正 未来の歩き方』『作らずに創れ!イノベーションを背負った男、リコー会長・近藤史朗』『続く会社、続かない会社は№2で決まる(講談社+α新書』』(以上、講談社)、『「使命感」が人を動かす――成功するトップの絶対条件』(集英社インターナショナル)、『社長の危機突破法』『確信と覚悟の経営』(以上、さくら舎)などがある。

「2023年 『経営は人間力!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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