徳富蘇峰 終戦後日記 (3) 『頑蘇夢物語』歴史篇

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  • Amazon.co.jp ・本 (406ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062139298

感想・レビュー・書評

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  • 読了。戦後直後の「読売争議」「食糧メーデー」「国鉄・新聞社のゼネスト」については、知識を補充できた。本書の感想は以下のとおり。多面的なものの見方ができていない(民衆・朝鮮・中国の立場に立ったモノの見方は全くできていない)ので、説得力がない。批判・擁護いかんを問わず、ある主張をするにはその程度の目配せはして欲しい。終戦後日記Ⅳは買わないかもしれない。なお、本書を読むにつけ、ヨーロッパ訪問経験を持ち、天皇機関説でよいとした昭和天皇と著者とは、水と油だったように思えてならない。
    疑問点。①大東亜共栄圏と自衛戦争論は両立するか。特に、日中戦争以降の戦闘行為が是認できるか。②第二次上海事変はソ連の謀略によるものか否か。③南京事件は、死者数いかんを問わず、中国民衆に日本に対する怨嗟の感情を植え付けたのかどうか。

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著者プロフィール

明治・大正・昭和にかけて活躍した言論人、歴史家。1863年、熊本県生まれ。本名は徳富猪一郎。熊本洋学校に学び、14歳で同志社英学校に入学、新島襄の教えを受ける。1887年、民友社を設立、『国民之友』を発行。1890年には国民新聞社を設立、『國民新聞』を創刊。同紙において日清戦争では「日本膨張論」を唱え、日露戦争では桂太郎内閣の「艦隊増強論」を支持。国論に大きな影響を与えた。以後、明治から昭和にかけて日本のオピニオンリーダーとして活躍。1911年に貴族院勅選議員に任じられる一方で、日本の正しい歴史を残すための『近世日本国民史』を執筆、1923年には同作品により学士院恩賜賞を受ける。1916年に発表した『大正の青年と帝国の前途』は約100万部もの発行部数のベストセラーとなった。1943年、文化勲章受章。終戦後はGHQよりA級戦犯容疑をかけられたが、後に不起訴。公職追放処分を受け、貴族院議員などの公職を辞任、熱海で蟄居の身となった。1952年(昭和27年)に100巻にもおよぶ『近世日本国民史』が完成。1957年逝去。享年94歳。

「2019年 『皇道日本の世界化』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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