色と空のあわいで 往復書簡集

  • 講談社 (2007年7月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784062139427

みんなの感想まとめ

言葉や文章の持つ力を再考させる、二人の文学者による往復書簡と対談集です。作品は、特に「9.11」事件以降の社会における言語の重要性を探求し、危機がまず言語に表れるという視点を提示します。映像技術が進化...

感想・レビュー・書評

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  • 二人の文学者、小説家、そして詩人。
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    「危機はまず言語において表れるのではないか」
    ---
    「日本文学は、この辺でいったん詩のほうに振り戻さなきゃいけないと僕は思っています。」

  • 「9.11」事件直後からはじまった文章を生業とするふたりの往復書簡、
    対談集。

    映像技術が発達したいま、文章、言葉が持てる力について、改めて考えさせられる本。

    昔のひとは、声に出して文章を読んでいた。
    かの文豪たちはこぞって新聞に小説を連載し、大衆が文章を読むことはとても普通だった。(いまでこそ、読書に対して特別視されるものがあるけれど、むかしは趣味の範疇ではなく、日常生活に起因するものだった)

    また、「船(フネ)」と読む漢字を「セン」と読ませてしまう奇怪さを当たり前のものと認識している日本人の感性などを指摘している。

    キーボードでつむぐ文章は、手書きのそれより楽だし漢字変換もすぐできちゃうし、誰でも「それっぽく」書けてしまう。

    文章や言葉の本質にきちんと向き合おうとしている対談。
    着眼点がおもしろかった。

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著者プロフィール

小説家、ドイツ文学者。1937年生まれ。東京大学大学院独語独文学専攻修士課程を修了後に、金沢大学、立教大学で教鞭を執る。1968年に最初の小説『木曜日に』を発表。1971年に『杳子』で芥川賞受賞。主な作品に『栖』『槿』『仮往生伝試文』など。ムージル『愛の完成』『静かなヴェロニカの誘惑』を翻訳。2020年に死去。

「2024年 『誘惑者 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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