歩く

  • 講談社 (2007年5月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784062140409

みんなの感想まとめ

青春の爽やかさとユーモアが詰まった物語で、前作のキャラクターたちが新たな冒険を繰り広げます。特に、アームピットという黒人高校生とその友人Xレイの成長が描かれ、彼らの人柄や友情が心温まるエピソードを生み...

感想・レビュー・書評

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  • 何度か読んでいて涙が出そうになった。前作『穴』ではあまり目立たない脇役だったセオドア・“アームピット”・ジョンソンがとても良い奴過ぎる。物語の中で、彼は結構密かにモテているのだけど、それは彼の人柄の良さが成せるものである。
    特に、アームピットが親友ジニーのぬいぐるみクーを支配者に推すスピーチのシーンが秀逸だった。
    前作から引き続き登場の悪友Xレイは調子のいい奴。けど悪い奴ではなく、アームピットに迷惑をかけていてもどこか憎めない。
    登場人物のほとんどが素敵な若者達で、とても爽やかな気持ちで読める青春小説となっていた。最後は少し甘酸っぱい。

    けど悪い大人達が最後には全員スッキリやっつけられるカタルシスが、前作の方が良かった。
    あと、アームピットの周りの友人達がどうなったのか、最後の方もう少し触れて欲しかったかな。

    これもいつか原語で読んでみたい。

  • 『穴』の続編らしい、ということで、ワクワクと手に取る。
    『道』も既に読んだけど、面白かったこと以外は全部忘れている。

    今回は(も)、穴の登場人物たちのスピンオフ。
    すっかり忘れたけど、穴に登場したらしい、アームピットという黒人高校生と、Xレイというその友人が主人公。

    今回も、やはり、きな臭いシーンもあるが、ユーモアと、リアルな感情表現と飽きない物語に楽しめた。
    アームピットは頭がいい。そのことに本人だけが気づいていなくて残念だけど。
    訳者あとがきにもあるが、アームピットと、隣にすむ脳性麻痺の少女ジニーの関係がとてもいい。

    ダフ屋の商売にはヒヤヒヤさせられた。
    結局、より悪い大人の行為の前に、お目こぼしをもらった、ということ?

    市長さんや職場の上司がいい人で良かったね。

    カイラは生意気にも思えたけど、彼女の成長を予感させるエピソードもあってほっとした。

    最後に
    原題の『スモールステップ』はよく意味がわかるけど、これを『歩く』と訳してしまうと伝わりにくいかも、、、。
    穴、道、に続く、いいタイトルはないものか。

    あと、大事なことですが!
    ダフ屋も含めて、全ての転売ヤーたち、ほろびよ!

  • 『穴』の続編?スピンオフ?作品。なにぶん『穴』、『泥』を読んだのは約5年前らしく何も覚えていないのである。あんまり世界観にはまれず。

  • 語り口と場面転換。
    ちょっと無いない、という展開。
    主人公はアフリカ系のアームピット。
    脳性まひのジニー。
    白人歌手のヒロイン?

    Xレイの持ち込んだダフ屋の話から
    事態が転がり始める(悪い方向に)。

  • 前に『穴』を読んでいた人は結末は悲惨でないと分かっている。私も分かっていながら、真面目に働いてる主人公がキナ臭い話にのっかってしまう冒頭からハラハラドキドキさせられた。読み進めるのが少し怖くなった。
    年齢も肌のいろも違う障がい者のジミーとのやりとり、ひょんなことから恋に発展する歌手カイラとの会話などは、表紙に書かれている「Small steps」の原書タイトル?の意味を理解させる。
    全部読んでから表紙を見るのも面白い。
    最後は予想通りでありきたりと言えばありきたりだけど、それでもとても面白いし生きる勇気をくれる本だ。

  • 「穴」のサイドキャラのその後を描いたスピンオフ小説。
    訳者が違うというのもあって続編というより、もはや全く別の話。
    これはこれで、面白かった。

    人種や障害者への差別を混ぜ込みながら、明るい青春物になっている。嫌みがない。
    カイラの歌詞が上手く引用されて、物語を牽引している。

    どんな状況にあっても、まずは一歩。
    若者には、生きる時間がまだまだ続いていくのだと背を押されるように感じた。

  • 『穴』のスピンオフ。アームピットが主人公。最後までハラハラ。

  • 資料番号:020175022
    請求記号:933サ

  • 安定していい、ルイス・サッカー。
    アーム・ピットとジニーの関係がとても素敵。
    カイラとのロマンスの伏線もすごくいい。
    いつものことながら人物描写と伏線の回収が巧みで
    あっという間に読んでしまう。
    今一番好きな作家。

  • おもしろかったし、「穴」とはまた違った感じでよかった。(でも、翻訳家が変わったからかな?なんで変わったんだろう。)

  • アームピットとXレイの企み。友情と恋、青春の話。施設から出たあと小さな一歩を隔日に歩こうと心に決め高校卒業やアルバイトなど堅実に生きていたアームピットだったが、ひょんなことからうっかり大きな一歩をしてしまって激流に流される。カイラと恋仲になった二人は分かれて(別れて、ではない)アームピットの「おれの人生とカイラの人生は別だ。おれはおれで、小さな一歩を踏みしめていこう」と自分で自分の未来を考えて生きようとするアームピットの姿に、結婚して伴侶に寄生しようと思ってたのを諭されたような気がする。
    病気で今にも死にそうな子と一日過ごすのがいやだと言うカイラ(いつ死んでもおかしくないような子の相手は怖くてどうすればいいかわからない
    自分はただのシンガーで、癌を治せる医者じゃないのに)に「その女の子はカイラに癌を治してほしいなんて思ってないよ。ただその子の目をまっすぐ見て、まだ生きてるんだってわからせてあげればいいんだ」とアームピット。

  • 『穴』の続編ですね。
    主人公はスタンレーではなく、アーム・ピットとXレイ。
    グリーンレイク矯正キャンプを出たアーム・ピットは、更生施設に入り、勉強し、カウンセリングを受け、
    今は真面目に働いていた。
    そこへXレイがやってきた。ビジネスがしたいと。

    隣にすんでいる仲良しの10歳の少女ジニーとコンサートへ行くことになる。
    そして・・・歌手カイラから連絡が・・・


    アーム・ピットからの話、そして歌手カイラの話、とふたつの話が同時に進んでいく。
    こういう形式で進む物語ってよくあるけれど、
    面白いですね。
    途中から話が一緒になるってもの。


    更生しようとしているのに、話が悪いほうに展開していき、命がけの事件にも巻き込まれる。
    でも、翻訳の力もあるのでしょうか、
    軽いテンポで進んでいくので、暗くなく、読みやすい。
    読後すっきり。

  • 「穴」続編。グリーン・レイクキャンプから帰ってきたアームピットが主人公。
    地道に人生を切り開いていこうと真面目にアルバイトしながら高校に通っているのに、かつての仲間のX・レイがダフ屋の儲け話を持ち込んでくる。
    口車に乗せられて仲間になってしまったことから、トラブルに巻き込まれるけど、それがきっかけでトップスターの女の子と出会って・・・という話。

    残りページが少なくなってくるのに、問題は解決するのかハラハラしつつ読む。最後は一気に展開。
    うまく偶然が作用してるんだけど、さわやかで希望に満ちた終わり方。
    X・レイは相変わらず胡散臭いトラブルメーカーだけど、やっぱり妙に憎めない。悪い奴じゃないんだけどなあ、でも困った奴ではある。
    隣に住む脳性麻痺の女の子、ジニーとアームピットの固い信頼関係もすごくよいです。

  • 『穴』の続編で、脇の下とXレイの話。

    『穴』の時はあだ名も日本語訳されてたんですけど、今回はカナ表記なんですよね~。
    日本人の感覚からいうと、「脇の下」はダサイあだ名だけど、「アームピット」はそんなでもないのでちょっと違和感。

    読んだ感想は、米国の児童書ってこういうテーマ好きそうだなあ、みたいな(笑)
    落ちどころは良かったです。案外、堅実にまとめたなという印象。

  •  『穴』に出てきたアームピット(腋の下)が主人公。カイラ・デレオンのコンサートのチケットを高く売って一儲けしようというX・レイの計画。そんな話にのっちゃダメ!と思うんだけど、アームピット…。コンサートに気になる女の子を誘うのだけれど、結局は、お隣のジニーとコンサートへ。しかし、X・レイから渡されたチケットは実は偽造、アームピットは警備員に取り押さえられ、ジニーは発作を起こしてしまう。ところが…。

  • 少しほろにがい、でもすがすがしい。

  • 途中から面白くなってきた。新しい刺激があった。

  • 「穴」にでてきた?アームピットのその後のお話。
    アームピットの人柄が私は好きだったのでぐんぐん読めました。
    中学生にもおすすめできそう。

  • 100725by京市国際絵本展:脳性マヒの彼だけが信じてくれた

  • 『穴』の仲間が大活躍するスピンオフ作品!
    笑いと感動の大傑作『穴』の登場人物であるアーム・ピットとX・レイがお金儲けを画策。
    すんなり大成功とはいかずに・・・。痛快でさわやかな青春冒険小説。

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著者プロフィール

(かねはら・みずひと)
岡山市生まれ。法政大学名誉教授。翻訳家。ヤングアダルト小説をはじめ、海外文学作品の紹介者として不動の人気を誇る。著書・訳書多数。

「2026年 『バッファロー・ドリーマー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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