歩く

  • 講談社
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本棚登録 : 128
レビュー : 26
  • Amazon.co.jp ・本 (347ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062140409

感想・レビュー・書評

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  • 前に『穴』を読んでいた人は結末は悲惨でないと分かっている。私も分かっていながら、真面目に働いてる主人公がキナ臭い話にのっかってしまう冒頭からハラハラドキドキさせられた。読み進めるのが少し怖くなった。
    年齢も肌のいろも違う障がい者のジミーとのやりとり、ひょんなことから恋に発展する歌手カイラとの会話などは、表紙に書かれている「Small steps」の原書タイトル?の意味を理解させる。
    全部読んでから表紙を見るのも面白い。
    最後は予想通りでありきたりと言えばありきたりだけど、それでもとても面白いし生きる勇気をくれる本だ。

  • 「穴」のサイドキャラのその後を描いたスピンオフ小説。
    訳者が違うというのもあって続編というより、もはや全く別の話。
    これはこれで、面白かった。

    人種や障害者への差別を混ぜ込みながら、明るい青春物になっている。嫌みがない。
    カイラの歌詞が上手く引用されて、物語を牽引している。

    どんな状況にあっても、まずは一歩。
    若者には、生きる時間がまだまだ続いていくのだと背を押されるように感じた。

  • 『穴』のスピンオフ。アームピットが主人公。最後までハラハラ。

  • 資料番号:020175022
    請求記号:933サ

  • 安定していい、ルイス・サッカー。
    アーム・ピットとジニーの関係がとても素敵。
    カイラとのロマンスの伏線もすごくいい。
    いつものことながら人物描写と伏線の回収が巧みで
    あっという間に読んでしまう。
    今一番好きな作家。

  • おもしろかったし、「穴」とはまた違った感じでよかった。(でも、翻訳家が変わったからかな?なんで変わったんだろう。)

  • アームピットとXレイの企み。友情と恋、青春の話。施設から出たあと小さな一歩を隔日に歩こうと心に決め高校卒業やアルバイトなど堅実に生きていたアームピットだったが、ひょんなことからうっかり大きな一歩をしてしまって激流に流される。カイラと恋仲になった二人は分かれて(別れて、ではない)アームピットの「おれの人生とカイラの人生は別だ。おれはおれで、小さな一歩を踏みしめていこう」と自分で自分の未来を考えて生きようとするアームピットの姿に、結婚して伴侶に寄生しようと思ってたのを諭されたような気がする。
    病気で今にも死にそうな子と一日過ごすのがいやだと言うカイラ(いつ死んでもおかしくないような子の相手は怖くてどうすればいいかわからない
    自分はただのシンガーで、癌を治せる医者じゃないのに)に「その女の子はカイラに癌を治してほしいなんて思ってないよ。ただその子の目をまっすぐ見て、まだ生きてるんだってわからせてあげればいいんだ」とアームピット。

  • 『穴』の続編ですね。
    主人公はスタンレーではなく、アーム・ピットとXレイ。
    グリーンレイク矯正キャンプを出たアーム・ピットは、更生施設に入り、勉強し、カウンセリングを受け、
    今は真面目に働いていた。
    そこへXレイがやってきた。ビジネスがしたいと。

    隣にすんでいる仲良しの10歳の少女ジニーとコンサートへ行くことになる。
    そして・・・歌手カイラから連絡が・・・


    アーム・ピットからの話、そして歌手カイラの話、とふたつの話が同時に進んでいく。
    こういう形式で進む物語ってよくあるけれど、
    面白いですね。
    途中から話が一緒になるってもの。


    更生しようとしているのに、話が悪いほうに展開していき、命がけの事件にも巻き込まれる。
    でも、翻訳の力もあるのでしょうか、
    軽いテンポで進んでいくので、暗くなく、読みやすい。
    読後すっきり。

  • 「穴」続編。グリーン・レイクキャンプから帰ってきたアームピットが主人公。
    地道に人生を切り開いていこうと真面目にアルバイトしながら高校に通っているのに、かつての仲間のX・レイがダフ屋の儲け話を持ち込んでくる。
    口車に乗せられて仲間になってしまったことから、トラブルに巻き込まれるけど、それがきっかけでトップスターの女の子と出会って・・・という話。

    残りページが少なくなってくるのに、問題は解決するのかハラハラしつつ読む。最後は一気に展開。
    うまく偶然が作用してるんだけど、さわやかで希望に満ちた終わり方。
    X・レイは相変わらず胡散臭いトラブルメーカーだけど、やっぱり妙に憎めない。悪い奴じゃないんだけどなあ、でも困った奴ではある。
    隣に住む脳性麻痺の女の子、ジニーとアームピットの固い信頼関係もすごくよいです。

  • 『穴』より良かったり。

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