破天荒力──箱根に命を吹き込んだ「奇妙人」たち

著者 : 松沢成文

• 講談社 (2007年5月30日発売)

感想・レビュー・書評

[守屋佑一さんの感想 · 2013年9月1日]

小田原から程近い、小田原人にとってはこれも故郷と言って差し支えない箱根の開拓のお話。
奇妙人のもつ破天荒力に焦点を当てている。
破天荒、奇妙。ともすればマイナスイメージをもたれるこの言葉だが革新的なことはこれらからしか生まれない。
世の定めたノーマルというカテゴリーに当てはまらず、自分を貫き通せる人が新しいことを出来るんだと思う。
松沢氏の、もつ現場主義。やはりいろんなことを体験して、自分が真に問題に感じたことを正せていく人が素晴らしい。
だから自分も、もっともっと色んな体験をしよう。

著者プロフィール

参議院議員。1958年神奈川県川崎市生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、松下政経塾入塾。神奈川県議会議員、衆議院議員、神奈川県知事を歴任し2013年より現職。『教養として知っておきたい二宮尊徳』（PHP新書）、『生麦事件の暗号』（講談社）など著書多数。

「2019年 『横浜を拓いた男たち 破天荒力』 で使われていた紹介文から引用しています。」