二週間の休暇 (MouRa)

  • 講談社
3.92
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本棚登録 : 243
レビュー : 37
  • Amazon.co.jp ・本 (104ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062140652

作品紹介・あらすじ

疲れたな、と感じたら、不思議な世界の住人があなたを迎えにくる。

感想・レビュー・書評

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  • フジモトマサルさんの世界は好きだ。この本はその中でも最も好きな話だと思う。私自身、今すぐこの休暇が欲しいもの。
    本の質感も装幀も物語もいい。仕事で忙しくて、とよく言う人はこれ、手元に置いておくといいと思う。私もこの本は当面近くに置いておこうと思った。いや、表紙が見えていればそれで充分に役に立つ。一度読んだ人ならば。主人公の日菜子さんの美人度もいいセン。いいバランス。

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  • 日常を離れ、「鳥の国」に旅をできる本。

    作者のフジモトマサルさんはイラストレーター。残念ながら2015年に亡くなってしまったが、彼の描く絵は温かみがあって優しい。そしてすぐに彼の絵だ!と分かる。これはイラストレーターである彼が漫画形式で描いた作品だ。

    物語は主人公がアパートの一室で目を覚ますところから始まる。そこは人間と同じくらいの背丈で、人の言葉を喋る鳥たちが暮らす街。主人公もそれを当たり前のように受け入れている。
    主人公はフライパンの手入れをし、買い物をし、食事を作って本を読んで寝る。けれど何故自分がここにいるのかを覚えていないのだった。

    何の説明もない第一話から少しずつ、主人公がここに来た理由や街の全貌が明らかになっていく。しかし物語の雰囲気はあくまでゆったり穏やか。おとぎ話のようだ。

    読後はタイトル通り自分も休暇に行ってきたような気分になる(それと4:44には白い壁に触りたくなる)。
    ページ数は少なめですぐ読めてしまうが、何度でも読み返したくなる。私にとって宝物の一冊。

    ※こちらは2007年刊の単行本についての感想です※

  •  疲れたとき、いろいろ見失っているときに読みたい本。自分の中に蓋をしている記憶ってきっと誰しも持っているんだよね。
     ご長寿の猫様は、異世界の入り口とかいろんなことを知っている気がする。

  • 村上春樹の『村上さんのところ』のイラストの方の本。『村上さんのところ』のイラストとコメントがおもしろくて、こちらを手に取りました。
    二週間の休暇というよりは、ディープなのに鮮明で長い長い、一晩の夢のような物語。夢の中に現在抱えている問題の象徴や子供の頃の忘れていた話の続きが出てきて、妙に連続性があったり唐突な展開があったり。漫画なのであっという間に読み終えてしまいますし、きちんと終わっている話ですが、これだけで終わってしまうのがもったいない。味わいながら繰り返し読みたくなる本です。
    線が太めの絵柄に、手書きの文字と物語が調和して独特の世界を作り上げています。
    作者がお亡くなりになったのは非常に残念です。

  • 319

    2016年では99冊

  • 記憶がなくなるのはこわいけど、のんびりさまよって、いい記憶だけ戻ってくれば、いいなぁ。

  • 不思議な夢のような詩のような話。
    日菜子をゆっくりさせるために、真由美ちゃんと玉ちゃんが連れて行ってくれた世界。

  • フジモトマサルの持ち味の中で、不安感と別世界感が特に強く感じられる作品。冒頭のフライパンをきれいにする作業が、またこの作者らしくて好き。

  • 追悼

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著者プロフィール

漫画家兼イラストレーター。
1993年からフリーランスのイラストレーターとして活動を開始。
1994年に回文絵物語『キネマへまねき』で作家デビュー(後に『ダンスがすんだ』としてリニューアル発売)。
著作に『長めのいい部屋』『ウール100%』『ウール101%』『スコットくん』『こぐまのガドガド』『今日はなぞなぞの日』『いきもののすべて』『終電車ならとっくに行ってしまった』『夢みごこち』『聖なる怠け者の冒険 挿絵集』のほか、『にょにょにょっ記』(穂村弘との共著)などがある。装画の仕事も多数。『村上さんのところ』(村上春樹)ではイラストと4コマ漫画を担当。
2015年、逝去。

「2016年 『二週間の休暇〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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