ドラゴン桜公式副読本 16歳の教科書 なぜ学び、なにを学ぶのか

  • 講談社 (2007年6月21日発売)
3.65
  • (89)
  • (179)
  • (203)
  • (20)
  • (7)
本棚登録 : 1739
感想 : 215
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784062140959

作品紹介・あらすじ

この一冊で、きみの人生は変わる。 受験勉強を始める前、志望校を決める前に、中高生必読の特別講義。「なぜ学び、なにを学ぶのか」というテーマで7人の龍山高校特別講師が熱いメッセージを送る。

みんなの感想まとめ

学びの意義と目的を深く掘り下げるこの一冊は、中高生だけでなく大人にも響く内容が詰まっています。特に、特別講師陣による熱いメッセージは、勉強への興味を引き出し、自然と学びたくなる気持ちを喚起します。金田...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 金田一先生の愛読書が鉄道時刻表と社会科地図帳だったことに驚いた。

    藤原先生が導入した〔よのなか〕科という授業が面白そうだった。

    私の高校にはそのような授業がないので是非導入してほしい。

  • 学生、親御さん、勉強の意義・手法がわからない人に。
    勉強の疑問と意義を明快にし、自然と勉強がしたくなるそんな本。

  • 帯にあるように「大人が読んでも面白い」。いや、大人になった今だからこそ読むべき本だと思う。
    まえがきこそ、16歳向けに語り掛けられるように書かれているが、本編は超豪華特別講師陣による、まさに”受けたい授業”が受けられる夢のような構成になっている。
    金田一先生、数学の鍵本先生、そして「よのなか科」で知られる藤原先生など…何度も何度も熟読したい内容が満載だ。

  • 16歳じゃなくても、高校、大学受験、公務員試験を控えている人にもお勧めできる本。学習意欲が湧いてきました!!
    自分に必要そうな章だけピックアップして読んでも良さそうなところもおすすめポイント!!
    学習者だけでなく、学校の先生とか教える側の人にも読んでほしい一冊。

  • これ、大学に進学する前の悶々とした時期に読みたかったかも。
    でも、あのころはこういう本を読む気持ちは持てなかっただろうか。。。
    このごろ、子どもにいかにやる気をもたせるかということで、いろいろ体当たり。
    でもこの本は今でも自分のために読んでよかったと思える。
    極めた人の言葉って深い。
    「受験」をとっても前向きにみてるところもグー。

    金田一秀穂
    「自分が考えていることを性格に言葉にできていないのかもしれません。
    「そこでこうやって”自分の気持ち以外のもの”を言葉にするわけです。」
    「大切なのは”情緒より論理”という原則なのです。」
    「言葉言うのは覚えるものではなく、考えるものなんだよ」「言葉は考えるためのツールです。」
    鍵本聡
    「7は誰ともつながるとしない。孤独な性格なんです。」
    「数学が苦手な生徒は姿勢が悪い」「とにかく消しゴムを使う回数が多い」「左手を使わない」
    「基本原則は”体を左右対称にすること”です」
    「計算問題をやるとき、もっと基本正しく、一定のリズムにのって解いていくようにしてください。」「計算を早くするには計算リズムのピッチを速くする」
    「本を読むとき、僕はいつも”この作者にあったらどんな話をしよう?”と考えるんですよ」
    高濱正伸
    「できなかった問題について復習するノート」
    1)問題:できなかった問題はどんな問題か。
    2)解答:正しい解答はどんなものか。
    3)できなかった理由:なぜ自分はこの問題ができなかったのか。
    4)この問題のポイント:この問題のポイントはどこか。今後の教訓はなにか。
    3.4はあくまでも数学的な理由をかくこと。
    1の問題を何度も繰り返しやってみること。
    「ノートは一気に写す習慣をつける」
    「教育ってほめることが大事なんじゃなくて、その子を良く見て"伸びたところをほめる”ことが大事なんですよ。」
    大西泰斗
    「ぼくは吝嗇家がきらいです。この場合でいうと、有り余る時間・能力がありながら、出し惜しみをする人。」「けち臭いことは忘れてどんどん覚える、とにかく覚える。歯を食いしばって覚える。1万語覚えてごらん、なにもかも違って見える。」
    「”この文を自分が書くことができるのか”が頭のうしろで常に響いているからです。言葉はね、表現できてなんぼなんだよ。」
    「発信チカラがあってこそ力。役に立つ英語力っていえるんだよ。そのための読書。攻めの読書が大切なんだ。」
    竹内薫
    「必要なのは主観と客観の中間くらいの位置(間主観)に立って、物事を考えることができるイマジネーション能力なんですよ。」
    藤原和博
    「人間の人生って、この”ナナメの関係”がどれほど豊かであるかによってかなりの部分が決まると思っているんです。」
    中高生のうちに身に着けておく「集中力」「バランス感覚」
    「夢も目標もみえないのに、なんの為に勉強しているのか?」「”クレジットを高めるため”という言い方をしています」「「クレジットが高まると、他人からアクセスされるようになるし、アクセスできるようにもなる。そうすると他人の力を使えるようになって、より的確な納得解が得られるようになるんだ。」
    「テレビってものすごく面白いでしょ。ケータイだって必需品だ。でもそれほど面白いものを”自分の意志で制限する”ということができれば、その後の人生でライフマネジメントに大きな影響を及ぼすに違いない」
    石井裕之
    「嫉妬でも怒りでも、メカニズムがわかっていれば、それが起こったときにも冷静に対処できます」
    「目標に向かっていくのか、それとも現状から逃げているだけなのか。それは同じ前進であっても、意味合いが全然ちがっているんですよね。」
    「大切なのは”今現在の自分が、一歩ずつ成長している”という事実のすばらしさを知ることなのです。」
    「自信のない人はどんなことでもいいから”これなら負けない”というものを一つみつけることです」
    「まずグループのことを”一人の人間”のように見る。そうすると自分の中に何人もの自分がいるように、グループにもたくさんの人たちがいる。それだけの話なんですよ。」

     一つ一つにひっかかり、読むのに時間がかかった!
    引き続き40代のほうも読もうとおもうけど、少し休憩が必要か。。。ふう。

  • ■本の内容・特徴
    国語・数学(計算・図形)・英語・理科・社会・心理、それぞれ7人のスペシャリストが、中学生に向けて語る「学ぶこと」の意味について。経験者ならではの目線で「勉強とは」「教育とは」に対しての語り。


    ■学び
    (国語 金田一秀穂)
    正しく伝えるには、とにかく情緒を切り捨てる。美しくなくても、事実と論理だけで文章を組み立てていくこと。客観的かつ具体的な情報があってこそ伝わるのである。

    (数学 鍵本聡)
    数学力とは「事実を見抜く力」。数学で学ぶのは知識ではなく「数学的思考」である。ものの考え方や論理の進め方などを学ぶもの。

    (数学 高濱正伸)
    「できなかったことの復習ノート」
    勉強のポイントは「できなかったことを、できるようにする」こと。できなかったことを徹底的にやるのが確実なやり方。またやり抜く力(詰める力)になる。

    (心理 石井浩之)
    「コールド・リーディング」
    「自分という他者」を意識する。対話して良い関係を作ること。
    意志の力で不安を払しょくしようとしてもダメ。できるのが当たり前と、疑問に思わないことがポイント。できる人になりきる。
    人間の心は「外側(周囲の環境)」と「内側(潜在意識)」とのバランスをとろうとする習性がある。だから部屋を整理整頓するなど、環境を変えれば潜在意識も説得されていくもの。


    ■感想
    こんな先生から学べる人は幸運ですね。
    まぁそれはいいとして、「学生の頃にもっと勉強していればよかった」と思っている私には、目から鱗のお話しばかりでした。自分に何が足りなかったのか、どうすればよかったのかが、やっと解りました。
    「16歳に向けて」と前提がありますが、そんなことはありません。自分にとっては遅くとも若い人を教育していくのは我々です。だから、ぜひ大人にもオススメしたい。「教育」について知るにはいい本です。

  • さまざまなスペシャリストたちからのアドバイスをいただけます。特に、英語のとりあえず単語をたくさん(5000語以上)覚えるというのは印象に残りました。


  • 20220210
    よのなか科ってすごくいい!
    勉強はどこかにこもってカリカリやる物ではないな、と改めて思った。広い世界をみたい欲がまた掻き立てられた。

    個人的には、最終章が1番お気に入り。「自分という他者を意識し、うまく付き合う。」まさに究極!

  • 勉強する理由を考えるための本

    国語力=言語化能力+コミュニケーション能力
    言語化能力は、美しさではなく正しさを重視する。つまり、客観的な説明。
    例 今日は遠足に行きました。お花が綺麗でした。
    →7/29、学校の遠足で、長野まで行きました。そこには有名なバラ園があり、赤色の薔薇だけでなく、白やピンクなど様々な薔薇を見ることができました。


    社会
    よのなか科 情報収集能力
    世の中に正解は無く、1人で解決するものではない。
    大人になるまでに、集中力とバランス感覚を身につけて欲しい。
    夢なんて最初から持たなくていい!
    勉強する→経験値クレジットが上がる→見える世界が広がる、他人から信頼される→できることが増える→夢を持つ

    モチベーション心理学
    受かるのが当たり前! という自信の幹を持つ。潜在意識に思い込ませる。
    そのために、部屋や服装など、周辺から変えてあげる。
    合格圏内の人として振る舞う。余裕を。
    嫉妬心を感じた→自身がまだないんだな→焦りは禁物→できる範囲で勉強しよう

    成長してる! これがモチベーションのキラーワード。
    長谷川君にも思った時に言ってあげよう。石さん原田さんに言われて嬉しかったように。

    ---ができない ではなく、----なら負けないを作る。
    例 法規ができない → 構造の計算なら負けない
    部分をまず制する → 全体に派生

    否定言葉は使わない。ポジティブな言葉を使う。

    コミュニケーション=その人の色んな面を知る どういう過去があって、現在どういうことを考えているのか。 正義感溢れる時、意地悪な時 包括して仲良くなる

  • どの講師の方の話もとても興味深かった。

    言葉とは覚えるものでなく考えるもの。「右」を右と言う文字を使わずに説明するとしたら、どんな説明をする?
    情緒に訴えるのが国語ではない。誰にでも分かるように正確に言語化することが大切。

    幼児期から小4くらいまでの外遊びは五感をフルに使って空間認知等をするので数学力アップにつながる。また、姿勢を良く座ること、左右対称に姿勢を正すことで集中力も生まれ、成績もグッとアップする。リズム感も大事。
    元々持ってるピュアな好奇心を満足させていくことが大切。乳児期のなんでも舐める、指を突っ込むの延長線上。
    保育所で気をつけて教えてることばかり!いいことしてたんだな。
    教育は褒めるのが大事なんじゃなくて、その子をよく見て「伸びたところを褒める」のが大事。

    勉強のポイントは「出来なかったことを、出来るようにする」こと。とにかく「できなかったこと」をできるようになるまで徹底してやる。遅そうに見えてもこれが一番確実な近道。これが詰める力。

    英語が苦手なのは単語量が足りないのと英語の感覚を身につけていないから。見れば意味の分かる単語が1万語を超えるとやっとなんとなく大体の言いたいことが分かるようになる。
    そうか〜。頑張ってみよう。

    体を使うことの大切さと潜在意識の重要性。

  • テレビドラマを家族で見ていて、今更ながら手に取りました。一作目の生徒が、先生になるほど時代は変わっていますが、本書にて講義されている先生方のご主張は恐らく現代においても大きく変化はないであろうと感じました。
    各先生方のご主張は、人間の本質に関わるものであり時間経時にて大きく変化するものではないと思うことは、私自身が取り残されている証明であるのかもしれませんが、それでも心に残るものでした。
    16歳になる前ですが、娘にも勧めたい一冊です。

  • ho

  • スタディサプリ関連の講師が持論を展開していくが、なんせ10年以上前に書かれたものなので使い古され感がすごい。彼らが言っていることと同じ言葉を検索すればSNSに幾らでも落ちてそうなノウハウや考え方。内容が陳腐だというんじゃなく、時代は変わったんだなと認識するためだけの本。

  • 効率的な勉強をするために必要な「学力とは何か」という問いに答えてくれる一冊。


    “テーマはズバリ「なぜ学び、なにを学ぶのか」である。”(P6)

    “いわゆる「学力」とされるものは、ほとんどが「記憶力」のことなんですね。そのため、勉強の多くは「覚えること」に費やされます。”(P16)

    “学力というものは、数字にして測れなければ評価のしようがありません。そして数字にしようとするなら、記憶力を測ることがいちばん簡単です。”(P20)

    “言葉にとって大切なのは、見た目の美しさではありません。なによりも先に「正しさ」なのです。美しさや情緒なんて、しょせんはご飯のふりかけみたいなもので、ベースとなるのは正確無比な文章なんですよ。”(P24)

    “国語力を鍛えるトレーニング方法として、僕はよく「絵を言葉で書いてごらん」と言っています。(略)とにかく、目に見えるものを言葉に変換していくのです。ここで、ひとつ注意すべきルールがあります。それは、「自分の意見をいっさい入れない」ということ。たとえば花を描写するときにも、「美しいピンク色に染まって」とか「はかない紫色の花が」なんて主観的な表現は入れない。(略)相手はまるでイメージできません。(略)客観的かつ具体的な情報があってこそ、伝わっていくのです。(略)絵を言葉で書くことに慣れてきたら、今度はその文章を友達に読んでもらいましょう。そして、自分がやったのとは逆に、その文章を絵に描き起こしてもらう。(略)ここまでやって、友達がそれなりに忠実な絵を描いてくれるようなら、あなたの文章はかなりの正確性を持っていると判断することができます。”(P25〜26)

    “みなさん文章というと、「自分の気持ち」を書くものだとばかり思っていませんか?そして学校でも、そんな文章ばかり書かされているのでは?(略)自分の気持ちというのは、「嬉しい、悲しい、楽しい、ムカツク、寂しい、ウザイ」くらいの言葉で、なんとなく表現できたような気分になりがちです。でも、ほんとうは自分が考えていることを正確に言葉にできていないのかもしれません。”(P30)

    “言語化されたもの(セリフ)を言葉として再現することは簡単なんだけど、言語化されなかったものを言葉にして再現することは難しいのです。(略)大人になっても「誰それがこう言ってね、だからわたしはこう言ったのよ。そしたら彼女がこんなこと言うから、わたしは思いきってこう言ってやったわけ。すると彼女ったら、血相を変えてこう言って……」みたいな話し方をする人って、たくさんいますよね。これでは論理的な文章にならないし、結果として相手にもうまく伝わらない。くり返しになりますが、大切なのは「情緒より論理」と言う原則なのです。それがなければ、文体も生まれません。”(P34)

    “まず、言葉とは時代によって変化するものです。そしてその変化は、誰かが変えようと思って変えられるものではありません。逆に、変えまいとしても、そのままの形にとどまらせることは決してできない。それが言葉の本質です。(略)これはきっと、既成の言葉では伝えきれない「若者特有のニュアンス」が、若者言葉というツールによってのみ、表現できるからでしょう。(略)じつは若者言葉を嘆く大人たちの世界にも、たくさんの流行語があるんですね。たとえば「癒し」や「こだわり」といった言葉は、その代表的な例です。(略)こうした大人の流行語は、流行語と気づかれないまま使われることが多いようです。若者言葉と違いがあるとすれば、これら大人の流行語が丁寧な文脈の中でも使えるのに対し、若者言葉は丁寧にはなりにくい、という点でしょう。”(P36)

    “日本語ってどんな言葉なんだろう、と考えたとき、そう簡単に「日本語にはこういう特徴がある」とは言えないんですね。たとえば英語に比べたらこうだとか、中国語に比べるとこんな特徴がある、といった話はできるんだけど、世界中の言語を知っているわけではないので、日本語のみに見られる特徴というものを断言することは、なかなかできません。その前提を踏まえたうえでいえば、いろんな特徴が挙げられます。
    まず、日本語は「人間関係を表現するのが好き」ですね。僕は以前、アメリカや中国の大学で日本語を教えていたのですが、彼ら外国人は「先生がわたしに日本語を教えました」と言うんですよ。でも、この言い回しは日本人からすると少し違和感がある。(略)というのも、この「〜してくれました」という言葉の中には「先生は親切で、わたしは嬉しく思い、感謝しています」という気持ちが込められているわけです。ただ教えた、教えられた、という事実のみを語るのではなくて、そこに上下の人間関係、また恩恵や感謝、温もりのようなものまで含んでいる。つまり、日本語って湿気の多い、とってもウェットな言葉なんです。”(P37〜38)

    “そして、これは日本語というよりも日本人の特徴かもしれませんが、日本人は文字言語が大好きなんです。一般には文字言語よりも音声言語を重視する国(言語)のほうが多いんですが、日本人は明らかに文字言語を重視します。たとえば旅先で道に迷ったとき、外国人だと通りすがりの人に道を尋ねるんですね。僕自身、いろんな国でいろんな人に道を尋ねられました。ところが日本人は、道に迷ったらまず地図を見る。つまり、知らない人と話すのが苦手なんです。(略)逆に、日本語が苦手なのは「細かく分析的に言うこと」ですね。これは中国語、漢語(漢字語)のほうが得意としています。(略)和語(日本固有の言葉)で「分析」を表現しようとすると、「細かく分けて考える」みたいな、まどろっこしい表現になります。「特徴」なら「とりわけ目立つ点」といった調子です。もっとも、これは長所にもつながるもので、漢語が細かく分類している言葉でも、和語なら大きくひとまとめにできます。たとえば、世にあふれるさまざまな事象についても「もの」とか「こと」といえば、それだけでドーンとひと括りで言い表すことができる。”(P38〜39)

    “数学で学ぶのは「知識」じゃないんです。もっと根っこのところにある「数学的思考」、つまり、ものの考え方や論理の進め方などを学ぶのが、数学という学問なんですね。だから僕はいつも、数学力とは「真実を見抜く力」だと言っています。(略)つまり、世にあふれるインチキを見破り、そのウラにある真実を突きとめることができるんですよ。怪しい儲け話、インチキ宗教、詐欺、それから犯罪。これらに巻き込まれないためには、数学力って絶対に必要な力であり、自分の身を守る術なんです。”(P50〜51)

    “問題を見てもそれが数列の問題なのか、整数問題なのか、確率の問題なのか、といった「ジャンル」を見抜けないわけです。学校の小テストで「今日は数列のテストをやります」と言われたらある程度解けるのに、なにも事前情報がない模擬試験では点がとれない。だから、僕の塾では生徒たちに問題用紙を見せて、「解かなくていいから、これが『どこの範囲の問題なのか』答えなさい」という授業をやることがあります。(略)そういう「見抜く力」を鍛えることによって、数学力も伸びていくんですよ。”(P64〜65)

    “数学には、ある程度のまじめさがあれば克服できる課題と、逆にどうしても「超えられない壁」としかいいようのない課題とがあります。努力だけではどうにもならない、その人の資質やセンスが大きく絡んでくる課題です。そして、後者の代表となるのが、図形問題での「補助線が浮かぶ能力」です。図形問題では、どんな種類の参考書を読んでも、「点Aから垂直にのびる補助線を引くと……であることがわかる。よって……」といった調子で、立派な解法を見せてくれます。たしかに、これはわかったつもりになれるものです。正解を教えられると、素直に「そうか、こうなるのか」と思える。しかし、なぜ「点Aから垂直にのびる補助線」が浮かぶのか、ということはさっぱりわからないんですね。(略)それでは、どうして世にあふれる参考書は、補助線が見えるノウハウをレクチャーしてくれないのか?答えは簡単です。見える人には見える、見えない人には見えないのが、補助線であり、これは「数学的センス」としかいいようのない範疇にあるものだからです。”(P75〜76)

    “でも、ここで大切なのは「そういう壁があるんだ」という事実を知り、受け入れることです。それができてこそ、「じゃあ、どうやって克服していこうか」という対策を考えることができます。そこでちょっと、視点を変えて考えてみましょう。僕はいつも、数学には「見える力」と「詰める力」がある、と言っています。数学力と呼ばれるものの正体はこのふたつだ、と。(略)数学(算数)は、「考えることそのもの」を扱う教科です。そこに出てくる数字なんて、考えるための道具にすぎません。(略)だから、数学が嫌いな人がよく口にする「数学なんて、できなくても社会に出て困らない」というのはとんでもない間違いなんですね。”(P77〜79)

  • よのなか科には興味をもったため、即Amazonで購入。

    勉強する意味を自分のクレジットを高めるためという文にも納得。

    あとは、作文をする際、事実にとことんこだわって書くことも大切だと思う。

  • ず〜いぶん、図書館の予約で待った。。

    これは、面白い!
    国語、数学、英語は、
    なぜ勉強するのか?
    どうやって学ぶのがよいのか?

    成熟した社会では、答えが1つではない。
    答えのない課題に、どう向き合っていくのか?

    特に、藤原和博さんの「よのなかか」に興味を持った。

    〜 以下、気になった箇所 〜

    ○「計算視力を鍛えよう」 鈴木聡
    ・35x18 = 35x(2x9) = 70x9 = 630
    ・228x5 = 228x(10÷2) = 2280÷2 = 1140
    ・31÷25 = 31÷(100x4) = 31x4÷100 = 124÷100 = 1.24

    ○「数字が見える力を磨くために」高濱正伸
    ・こども時代に、外でたくさん遊んで空間認識力を高めておくこと

    ○「君の部屋は合格する人の部屋か?」石井裕之
    ・合格した後の部屋、その後の服装を想像して、
    先にその通りに実行してしまう。「合格してあたりまえ」
    を潜在意識に訴える。これは、意外と簡単。

  • ドラゴン桜の内容を少し突っ込んで書いた本

    目次
    <blockquote>【開講の辞】桜木建二 ナビゲーター
    なぜ学び、なにを学ぶのか

    【1時限目】国語/金田一秀穂 気鋭の日本語学者
    絵筆のように言葉を使おう
    ほんとうの「国語力」を身につけるために

    【2時限目】数学(計算問題)/鍵本 聡 計算力の達人
    数学力とは「真実を見抜く力」だ!
    数学は社会に出てこそ役に立つ

    【3時限目】数学(図形問題)/高濱正伸 行列のできる塾講師
    数学が「見える」ってナンだ!?
    数学に必要な「見える力」と「詰める力」

    【4時限目】英語/大西泰斗 「感じる英語」の提唱者
    考える前に、感じてみよう!
    英語の「感じ」をキャッチする

    【5時限目】理科(物理)/竹内 薫 ベストセラー科学作家
    紙飛行機で「世界」が飛べる
    理系のやわらかアタマをつくるために

    【6時限目】社会/藤原和博 教育改革の旗手
    「情報編集力」を身につけよう
    自分の「経験値」を高めるために

    【課外授業】心理/石井裕之 カリスマ・セラピスト
    「自分という他者」を味方につけよう
    モチベーションをキープする心のトレーニング
    </blockquote>
    ほんと、話に出てきた先生方のベースの考え方なんだなーって思った。
    そして、意外に勉強そのものではなく、教育の有り様、姿勢、そういった話ばっか。
    どれもなかなか、変わった考え方をしてるし、学校では学べない。

    ドラゴン桜自体がものすごいビジネス書のハウツーを使っているので、そんな感じ。
    こういうのもアリだろうな。

    ただ、個人的には、もうこの本で学ぶことは少ないかな……。

  • 「学ぶことは人生を輝かせること」

    所蔵情報
    https://keiai-media.opac.jp/opac/Holding_list/detail?rgtn=073372

  • 大人が読んでも役に立たない、16歳でも同じでは??

  • 16歳というのは高校2年生向けということで、受験が始まる前に勉強する意味を考えてほしい、ということ。

    おじさんが読んでもけっこう面白い話があった。

全181件中 1 - 20件を表示

7人の特別講義プロジェクトの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×