苺をつぶしながら

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 354
感想 : 61
  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062141284

作品紹介・あらすじ

これが日本の恋愛小説の底力。
田辺聖子「最高傑作」3部作 復刊第3弾!

人は自分が愛したもののことは忘れても、自分を愛した人のことは忘れない。
結婚生活から「出所」して、ふたたび1人に。乃里子、ピッカピカの35歳。

感想・レビュー・書評

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  • 人生のうちのどの時期を取り出しても輝いているもの…っていうことがリズムの流れのような文章の中で感じられた。ワクワクするような文章のリズム。
    それにしても田辺聖子の描く世界は時代を超越している。全く古さを感じさせない。女性の生き方の描き方に本当に感動する。

  • 最後はいい感じ。

  • 「まーなんとゆーことでしょー」が好き!

  • 一作目のがいっちゃん好き。
    元旦那が結婚したら、やさぐれていくのではと勝手な想像と余韻。

  • 大好きなのりこシリーズ。
    2巻はあまり好みではなかったが、こちらはまたもや引き込まれた!
    そういう締めなのか。。

    ただ、女性としての生き方、様々でありながらも自分の行く道を芯を持って選んで行きたいと思える。また出会いを大切にそこから学び、学ばれる関係でいたい。

  • 軽やかな文体。一気に読んでしまった。感情をぴょんぴょんと素直にあらわす乃里子さんが可愛らしい。

  • 同い年の35歳女性が主人公ということで、内容を知らずに読んだ。

    30年前の小説であること、
    3部作の最終話であること、
    何も知らずに読んで…

    うーん、真ん中くらいで飛ばして…最後を読む。
    ちょっと文体も苦手かも。

    自分が独身だからか、あまり共感できず入り込めず。
    活き活きしていいなとも思えず…
    友人の死によって、〈ひとりで死んでいく〉現実をつきつけられるのも…当たり前すぎて…微妙。

    別れた夫との関係は、純粋な友情になりにくいものではないか。どういう形であれ、いちど男女を意識した関係から友情のエッセンスだけ抽出するのは難しい。そして、その友情に見える関係のここちよさって…どうなんだろう?

  • 乃里子三部作の最終巻。
    晴れて刑務所を「出所」し、シングルに戻った乃里子が羽を伸ばして幸せを謳歌しているところから物語は始まる。
    もともとおしゃべりな乃里子はこの最終巻でかなりの饒舌になっており、読んでいるとだんだん疲れてくる笑
    また、乃里子が同性である女性の魅力に開眼したこともあり、まるで女子会でのマシンガントークを一冊に収めたよう。

    ちょこちょこ男友達が出てくるが、いずれもじっくりとクローズアップされることはなく、今回はかなり男の影が薄い。
    元旦那・剛との再会、友人の死など、事件は起こるものの、全体的には特に起伏がないまま物語が終わってしまった印象。
    一部と二部が強烈だったからかな?笑

    剛はあいかわらずムカつく男だけど、最後に乃里子の間に友情が芽生えて少しホッとした。私だったら一生顔も見たくないと思うだろうけど、乃里子のように、瞬間瞬間の感情を大切にして、思い出も大切にして、という風に気長に人と付き合えば(優しすぎるだけ、優柔不断なだけ、とも言えるけど…)、この二人のように新しい関係が生まれたりするのかな。

    思いがけずラストには「独身女性の最期」というとても重いテーマが待ち受けていた…。乃里子はこれでまたひとつ、人間として女として成長したんだろう。

  • いろんなことが積み重なる。

    友情が心地いいのわかる。だとしたら恋ってなんなんでしょうか。
    境目がわからなくなる。
    恋から友情にはなれるけど、友情から恋にはなれそうもない。

    大人って楽しくて大変だよって。それでしあわせだねって、いろんな人に支えられて思う。

  • 図書館にて。
    粋な女性を描かせたらこの人の右に出る人はいないな。
    かわいらしくて、無理してなくて、でもいいことばかりでもなくて、そして抜群に色っぽい!
    3部作ということを知らずに3冊目から読んでしまったようなので、1部・2部も続けて読みたい。

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著者プロフィール

1928年、大阪市生まれ。樟蔭女子専門学校卒業。64年『感傷旅行』で芥川賞、87年『花衣ぬぐやまつわる……』で女流文学賞、93年『ひねくれ一茶』で吉川英治文学賞を受賞。『むかし・あけぼの』『ジョゼと虎と魚たち』など著作多数。

「2023年 『私たちの金曜日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

田辺聖子の作品

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