平成関東大震災--いつか来るとは知っていたが今日来るとは思わなかった--

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 209
レビュー : 43
  • Amazon.co.jp ・本 (186ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062142465

感想・レビュー・書評

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  • いつか来るとは言ってはいたが、まさかホントに来ようとは。
    最悪の時間、最悪の状況で、最悪の災害「大震災」が自分の身に起こってしまったら…。平凡な一サラリーマンである主人公を通して、かっこよくもなくただ必死に体験する関東大震災。
    ストーリーと解説仕立てで、そこらのマニュアルを読むよりよほど頭に入りやすい。机にチョコレート(携帯食)を入れておくなど対策はちょっとしたことから始められる、などといった実用小説でもあります。

  • どうも震災ものに手が伸びてしまいます。

    小説というよりは、シミュレーション的な作品ですね。

    関東直下型地震が起きた場合に起こりうる事象を具体的にして、
    その後解説をするといった手法です。

    ただ、”M8”や”津波”と違って、ほんとに普通のお父さんが主人公。

    サラリーマンの多くが経験しそうな内容になってます。

    地震に関心が高い今ぜひ読むべき本だと思います。

  • 一介のサラリーマンが地震に遭い、様々な困難を“ある人“に助けられながら…
    被災後にも焦点が当てられていて、危機をスリリングに回避するだけの単なるパニック小説で終わっていないのが流石。

  • 甲斐さんが不思議ながらも、最後はほんのり感動した。
    いつか来るかもしれないその日に備えなきゃいけないんだろうなあ…。

  • 防災グッズ揃えなきゃ!

  • マニュアル的な要素もあり、ほろっとさせる要素もあり。

  • とうとう東京にマグニチュード7.3の大地震が起きた!都庁のエレベーター内にいた平凡な会社員サイヤクさん(本当は西谷久太郎:ニシタニヒサタロウだが、本書ではサイヤクと呼ばれている。災厄にかけている?)はエレベーター内で一緒になった謎の甲斐節男さん(解説男?)と共に(というか勝手にくっ付いてきた)墨田区にある自宅へと急ぐのですが。。
    この本は小説形態をとった関東で起った場合の大震災シュミレーション本である。大地震直後の現実に愕然・当惑するサイヤクさんに甲斐さんが冷静にその状況を説明してくれる。そして所々にコラムの形でデータに基づいた情報を挟み込み、薄い本ながらも内容はかなりの充実度だ。パニック状態の中でも人間であるべき行動を取る事、震災後に受ける心のダメージなどにもきちんと触れており、そこら辺はさすが「終戦のローレライ」「亡国のイージス」などの大作を書いた小説家だなという感じ。ラストのタネ明かしは多少ベタだが不覚にも泣いてしまった。「がんばろう 首都・東京」の文字にも涙。必読です。

  • 東京を襲ったマグニチュード7.3。
    都庁のエレベーターに閉じ込められ、ようやく脱出したサラリーマン西谷久太郎。
    同じ場所で被災した甲斐節男と都庁を出、気がかりな取引先との待ち合せ場所にむかおうとする。
    まだ事の重大さ悲惨さに気付いていない西谷は、ついてくる甲斐の説明にイラだったり納得させられたり。
    地獄絵の都内をひたすら歩き帰宅しようとするが、最愛の家族は何処に?

    甲斐節男(解説男)の冷静な説明がパニックに陥っている西谷久(さいやく;災厄)太郎の人間らしさを取り戻させる。
    読んでる私もサイヤクさんと同じように災害時の対処の仕方を学べました。

    「生き延びてさえいれば未来はある。」(本文より)
    人間だから先が見えないと、気持ちが保てなくなるけれど、すべては自分の心が決めること。
    「人間はそうして何度も災厄から立ち直ってきたんです。どんなに大地が身震いしても、人の心だけは壊せない。」(本文より)

    フザケた名前の登場人物たちが出てきますが、小説を読みながら、震災の心構えができ、感動もできる。

  • シミュレーション小説
    知っておくと良い情報が結構あります。

  • 07年11月。
    都庁で大地震にあい、自宅近くの避難所まで歩いて帰る。気をつけなければならないことが分かりやすく書かれている。

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