半次捕物控 髻塚不首尾一件始末

著者 :
  • 講談社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062142526

感想・レビュー・書評

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  • 今回も、蟋蟀小三郎に振り回される半次。
    女好きの蟋蟀が気に入ってる娘に縁談が。
    小三郎は何やら相手に、不信を持っていて
    半次に探りをいれるようにねだる。

    はたまた、植木屋と、火消しの間の喧嘩に巻き込まれる。
    小三郎のライバルに、助けられたり。

    次から次へ、面白いエピソードが盛り込まれている。

  • 江戸の人とは思えぬ江戸の方々ですか。

  • 半次は相変わらず人がいい
    ほとんど、言いがかりのようなゴタゴタ
    に、労を惜しまず問題解決に駆けずり回る
    佐藤雅美さんの考証をしっかりした作品で
    最近は江戸時代のありようが少し変化した
    ありがたい作品です

  • 絵は植木屋と鳶の出入〜蟋蟀小三郎は料亭の仲居をしているちよ女と所帯を持つために浪人になるうちに,吹上御所で天下一の試合が行われる。ライバルは浪人仲間だった風鈴狂四郎・・・第一試合は相撲も斯くやという泥仕合になった。半次は,拝領屋敷の相対替えで立ち退きを迫られた医者の一件に関わり,人別を売り買いする人宿摘発に手を貸し,薩摩屋敷を強請っている破落戸を侍にし,拝領屋敷を買い取ったのに周囲にあいさつをしない宿屋に水を贈って意趣返しをした小三郎をなんとなく助け,植木屋と鳶の喧嘩に加わり,女房持ちで道場を構えた小三郎が岡惚れいている娘の縁談先を探って死に追いやってしまう〜沈念はどうしたのだろう? 美代は? この間に本があるのだろうか? 小三郎の言動からは時間が経っていない様な気がするが・・・? それにしても,半次が備前池田家当主の腹違い弟だったとは! 前の本を読まなくてはならない。推理は冴えているが,小三郎や狂四郎がいないと格好がつかなくなっている

  • 小三郎が、以外にも真面目な道場主になってしまった。登場人物が、全員落ち着いてしまった。物書同心や他のシリーズの方が、好みかな。

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著者プロフィール

佐藤 雅美(さとう・まさよし)
1941年兵庫県生まれ。早稲田大学法学部卒。デビュー作『大君の通貨』で第四回新田次郎文学賞を受賞。1994年『恵比寿屋喜兵衛手控え』で第110回直木賞を受賞する。著作に『御奉行の頭の火照り 物書同心居眠り紋蔵』『頼みある仲の酒宴かな 縮尻鏡三郎』『関所破り定次郎目籠のお練り 八州廻り桑山十兵衛』『知の巨人 荻生徂徠伝』などがある。2019年7月逝去。

「2021年 『恵比寿屋喜兵衛手控え 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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