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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784062142762
みんなの感想まとめ
戦争の愚かさや残酷さをテーマにした作品で、特に東欧の歴史を背景に描かれた物語が印象的です。中編が二つ収録されており、表題作では異国モスタルでの猟奇殺人事件が描かれ、主人公の御手洗潔が電話を通じて推理を...
感想・レビュー・書評
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東欧の歴史の勉強になったが、寓話の意味することは理解できなかった。
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中編2つを収録。
表題作はいろいろと要素を入れすぎな感。RMTについて書かれている必然性があまり・・・
これ、長編でもっとふくらませて欲しかった鴨。 -
著者お得意の西洋伝奇もの、ボスニアーヘルツェゴビナ、セルビア、クロアチアとういきな臭い民族闘争の地にちなんだ二作。、表題作はクロアチアの自由都市ドゥブロヴニクの伝承さながらの怪奇殺人を例によってスウェーデンから離れられない御手洗が解き明かす。血液型の差異という絶対的防壁に守られた重要容疑者をどうやって追い詰めるか。そこに一見猟奇的死体損傷の真の意図がからんでいる。確かに理論的には可能ではあるけれど相当に危ない橋だよなこれは。併収されているのはやはりクロアチア人の復讐譚で、深川の芭蕉記念会館というまた場違いな場所での完全密室殺人物。こちらはまさに島田荘司の面目躍如というか、他の誰もこんなことはあほらしくて考えないという機械仕掛け。筆力はあるのだからもうちょっとまともなプロットを立ててはどうかなと思うけど。
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ボスニア、ヘルツェゴヴィナと日本で起きる、民族主義的なエピソードに基づく作品二点。
どちらも相変わらずグロテスクで意味不明に見えて、それなりに説明がつきおちつく物語なのですが、今回はあくまで「それなり」という感じ。
ベースとなる寓話もそこまでだし、二話目に至っては、なんでアレがそこから落ちてくるのか意味不明すぎる。
ただ、一作目は結末は兎も角、事件の全貌はかなり好き。
意味不明でグロテスクながら、なにか倒錯的なこだわりを感じさせる、一種の狂気の美しさというか、アート的にすら感じるこの感じ。
長いのにどんどん読んでしまう面白い作品でした。
でも、それぞれ結末にちょっとがっかり。
題材が強烈に不可思議でグロテスクに魅力的なだけに、凡庸な結末が少し残念でした。 -
旧ユーゴスラビアの民族紛争を下敷きにした御手洗ミステリ。御手洗モノと言っても本人はちょこっとアドバイスするにとどまり、日本は石岡くん、外国ではハインリッヒが動きます。謎自体はなかなかトリッキーですが、いかんせん背景が民族紛争なため内容は暗め。考えさせられるものになっています。
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RMTの話は難しすぎて読み飛ばしまくりました。必要性をあまり感じない…。哀しい殺人事件。
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二作品入っているのだが舞台にしろ文化的な背景にしろ全然違うものだったのでなぜか感じたすごいお得感。だって一つ目の舞台は旧ユーゴで民族浄化絡みの殺人で、二つ目の舞台は日本の俳句会館ですよ。作者の膨大な下調べと知識を裏付けする本で、別次元のストーリーを体験できるという読書の楽しみを謳歌しました。
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民族紛争について色々考えさせられた。そういう意味ではとても良い作品です。
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死体のグロインパクトに内容がついていなかなかった感じ
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いいねぇ~。
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御手洗シリーズ。
ハインリッヒサイドの「リベルタスの寓話」と石岡君サイドの「クロアチア人の手」の2編。両方とも御手洗は電話でのみの登場です。
2編とも旧ユーゴスラビアの民族紛争がテーマになっています。
「リベルタス」の方がかなり重い内容だったので「クロアチア」の石岡君には癒されました。御手洗に邪険に扱われて本気で悲しそうな石岡君が可愛かった。御手洗とはもう終わりかもしれないなんて悲しいこというなよ(笑)
今回も御手洗の推理は超人的すぎて、なんでそこまで電話だけでわかってしまうのかが謎でした。最近の御手洗はもはや最後に謎を解明するだけの存在になってしまっていて悲しい。 -
中編が2つでした。
旧ユーゴスラビアって大変だったんだなぁ。 -
同じテーマを含んだ中篇小説が2話。
「リベルタス~」は内臓系(どんな系統だ)。リベルタスのお話が面白くって、そっちのほうが読みたかった。
「クロアチア人~」は石岡ファンおまたせ。石岡くんがPCを使いこなしてますよー!奇抜でいいんですけど、トリックがくどいかなぁ。 -
複雑な歴史を持つクロアチアにまつわるミステリ二編。
島田荘司らしい奇想と見事な着地。重い話しながら、読みにくくはない。
著者が提唱する二十一世紀本格のお手本のような作品。 -
昔は大好きだったのよねー
島田荘司 -
米澤穂信さんの「さよなら妖精」を読んでから、旧ユーゴスラヴィア関連のお話に敏感なワタクシ。
島田さんのこのお話も、ボスニア・ヘルツェゴビナで起こった猟奇殺人事件について書かれたものと知り、さっそく読んでみました。
「リベルタスの寓話」
クロアチア共和国の前身・自由自治国家ドゥブロブニクに伝わる機械人間リベルタスの物語と、オンラインゲーム仮想通貨の融合によってできあがった作品です。
うぅん、島田さんて本当にあらゆるジャンルに精通してるんですねぇ。
「クロアチア人の手」
クロアチア俳人の男性二人の過去と殺人事件。
負の連鎖は、かくも人をとらえて離さないものなのだろうか・・・。
ディンコは時間があったの?なかったの?とつっこみたい部分もあったり、血液型についての謎も大体わかってしまったりしたのですが、民族浄化・同民族自立のための虐殺といった哀しい人の所業や、それを行う・行われる人の想いの複雑さが絡み合って、とても虚構とは思えないものがありました。
突然の出来事に戸惑いつつ、なぜ?なぜなの?と思いながら、この国の人々は殺されていったのでしょうね。
その答えがいつか出てくるものなのか・・・。
誰も答えてはくれないこの問題を、せめて常に胸に掲げておこうと思うのです。
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