指し手の顔 上―脳男2 (1)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 277
感想 : 55
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  • Amazon.co.jp ・本 (406ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062143264

作品紹介・あらすじ

江戸川乱歩賞史上に残る問題作。七年の構想を経て、いま復活。

感想・レビュー・書評

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  • 鈴木一郎が出てこないのでまだまだ?!と思いつつ読み進める。
    最後に少し出てきましたが、下ではたっぷり活躍してくれるのでしょうか。それとも逮捕か!
    気になります。

  • まだ鈴木一郎は出てこない。しかし、今回の松浦善蔵の殺人事件に、関わっている痕跡があった。
    下巻へ。

  • うまくまとまるのかな。

  • 脳男?の上巻

    愛宕市で再び市民や警察官が惨殺される事件が勃発。

    精神科医・鷲谷と県警捜査本部刑事・茶屋は、過去の事例も含め、精神科への通院・入院歴のある犯人が治療もしくは退院後に失踪し、起こした事件との共通項を見出す。

    そんな患者たちに何かしらの影響を与えたのではないかとの疑惑を持ち、裏社会で暗躍する患者ブローカーの松浦とコンタクトをとる。

    しかし松浦は殺害され、現場から逃走中の鈴木一郎の痕跡が。

    果たして鈴木一郎は事件にどのようにかかわっているのか?


    なかなか鈴木一郎の痕跡が出てこなかったですが、今のところ鈴木の行動の意味が分かりません。

    下巻でどうつながっていくのか楽しみ。

  • 前作から間が空きすぎていて探り探り読んでいる。後編はもう少しペースアップ出来るはず。

  • やっと出てきた・・・脳男。

  • ラスト近くになってようやく事件が動き始めた感じ。
    シリーズという割には主役たちがなかなか動いてくれない。。。
    もともと精神病系のストーリーが苦手なこともありすんなりと内容が頭に入らず苦戦中(¯―¯٥)

  • 鈴木一郎はあまり出てこないが、そんなこと気にせず読み終わってしまった。

  • 『脳男』の続編。
    市内で突然暴れだし、多くの死傷者を出した犯人は精神科の入院歴があった。精神医療を糾弾する世論の中、精神科医の真梨子は事件に不審を抱き、刑事の茶屋と事件を探っていくが…
    精神医療の難しさ、警察内部のゴタゴタなど読みどころはあるが謎はまだ謎のまま。そして脳男がまだほとんど出てこないのが物足りない。彼がこの事件にどのような役割を果たすのか、下巻に期待。

  • 2014年10月6日読了『指し手の顔(上)脳男2』
    首藤瓜於著 評価B

    前作の脳男が強烈な印象の怪作だっただけに期待を膨らませて着手。

    元関取の大男が、地方の大きな都市である愛宕(おたぎ)市内で突然暴れ、多くの死傷者を出た。
    彼の精神科入院歴が暴かれ、その後の病院の対応が問題にされた。ここ2〜3年に市内では他にも事件を起こした元患者たちが揃って行方不明になっては、街に舞い戻って傷害事件や交通事故を起こしていた。それらの行方不明者を拉致していたと疑われ、医療ブローカーの黒幕と目された町の有力者も首を切り落とされ惨殺される。

    精神科医の鷲谷真梨子は患者の話から監禁に使われた小屋を探しあてた。が、事件の鍵を握るその小屋を監視していた刑事2人が異常な殺され方で惨殺される。また、ブローカー惨殺現場からは、以前の大事件 殺人鬼と恐れられ捕まらずに逃走中の鈴木一郎のDNAが検出される。

    一方、それらの事件を意図的にリークされた地方新聞のゴシップ記者は、これらの事件の一部始終を2日にわたるスクープ記事で、世間に詳細を暴露し、警察と病院関係者への不信を煽る。


    前作の脳男のような軽快なテンポでは話が進まず、上下巻に分かれて長編になっているせいか進みが遅く、かったるい感じがある。ようやく上巻3/4で大きく物語が展開して話が動き出す。色々と丁寧に作者は伏線を貼っていたはずで、その回収がどうなるのかが楽しみではあります。

    • g2altさん
      たしかに上巻はテンポ悪い
      たしかに上巻はテンポ悪い
      2014/11/13
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著者プロフィール

1956年栃木県生まれ、上智大学法学部卒。会社勤務等を経て、2000年に『脳男』で第46回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。他著に『事故係 生稲昇太の多感』『刑事の墓場』『指し手の顔 脳男2』『刑事のはらわた』『大幽霊烏賊 名探偵面鏡真澄』がある。


「2021年 『ブックキーパー 脳男』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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