指し手の顔 脳男 2 (下)

  • 講談社 (2007年12月1日発売)
3.28
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784062143271

みんなの感想まとめ

物語は、連続殺人事件の背後に潜む真犯人の女と黒幕の存在が徐々に明らかになる中、警察や精神科医が犯人に迫る緊迫した展開が魅力です。鈴木一郎の過去が暴露され、彼の戦いがクライマックスに向かって収束していく...

感想・レビュー・書評

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  • ★2014年10月7日読了『指し手の顔 下 脳男2』首藤瓜於著 評価B+
    上巻に続き、高まった物語のリズムが最高潮のまま、最後まで一気に突き進む。

    結局、或る人物からスクープのネタをもらって、地方新聞に精神病者の犯罪を煽り立てた記者は、茶屋警部の追跡を振り切って、報酬をもらいに或る人物に接触するが、惨殺される。

    一方、精神病者を拉致、監禁していた小屋には、警察の監視カメラが密かに設置されていた。このビデオ記録から、犯人は若い長身の女であることが分かり、茶屋警部は、街の若者を使って、その女イヴを追い詰めていく。

    イヴは、脳男であった鈴木一郎を診断した精神科医の鷲谷真梨子の拉致を狙って、彼女の自宅に侵入するが、不在。しかし、避難先を把握し、翌日鷲谷の友人、乾櫻子宅へ侵入。鷲谷は東京へ黒幕と見られる人物の過去を調べに出かけたため、捕まらなかったが、櫻子はイヴに捕らわれてしまう。

    鷲谷は、東京で或る人物ドクターハンの米国での過去の真実を知り、脳男=鈴木一郎と彼女の関係を知る。
    地元へ戻った鷲谷は、思いがけずドクターハンからの連絡で、彼女の自宅へ赴くのだが、、、、、

    上巻で張られた伏線がしっかりとそれぞれ回収、収斂して、一気に大団円に持ち込まれていくこのスピード感はなかなかのもので、さすが、首藤氏と感心する。

    惜しむらくは、前半のもってまわったような回りくどい伏線がもっとすっきりしていたら、脳男1のような切れ味鋭い作品となったのにと悔やまれる。
    とはいえ、最後の部分では、鷲谷医師が、ドクターハンの自殺に、鈴木一郎の影を見て、対決を決意する。よって、またこの先の続編は期待できると思って良さそうである。

    • g2altさん
      たしかに上巻の伏線がくどい。イブが実は男なのではと思ってました。続編に期待ですね。
      たしかに上巻の伏線がくどい。イブが実は男なのではと思ってました。続編に期待ですね。
      2014/11/13
  • ストーリーに必要な歴史、背景説明にさかれているところが多く、読みにくさを感じることもあった。

  • 前作の脳男ほどではないけど面白かった。

    ・精神病の小難しい話は若干退屈。
    ・超人鈴木一郎はもうちょっと出てきて欲しかった。
    ・巨漢刑事茶屋はまあまあ好き。
    ・最後まりこと櫻子はあんなことなってほしくなかったなー。特に櫻子は・・・。

  • どうやって手のがさっぱり分からないのだが、まあ読ませる。

  • 脳男?の下巻

    殺害現場に鈴木一郎の痕跡を残し、犯人に仕立てようとする真犯人の女とその黒幕。

    黒幕の存在が浮かび上がるにつれ、連続した殺人事件の動機が浮かび上がる。

    警察や精神科医・鷲谷真梨子も犯人に迫るが、鈴木一郎の戦いでもあった。

    過去の清算がなされるクライマックス。


    鈴木一郎の15歳からの過去が暴露される。

    中盤から一気に収束していく事態に熱中して読みました。

    続編がありそうな感じですが、発刊からだいぶ時間がたっているので、どうなんだろう。

  • 鈴木一郎の活躍が余りなかった。これは次作への前振りか?新たなるライバル 真梨子を作り出すための物語だったのか。

  • 殺しすぎじゃぁないかい。

    すごく力があってこわいんだ、それがさ、ちょっとひいちゃうぜ・・・。

  • 結局鈴木一郎はハン・マーシーを滅ぼすために生きてきたのでしょうか?
    でも、鈴木一郎がハン・マーシーと出会っていた頃にはまだ重度の自閉症であった時期であった筈なのになぜハン・マーシーを滅ぼそうと思ったのでしょうか?
    動機がいまいち掴めなかったのは私の読解力不足のせい?(¯―¯٥)

  • 上巻で広げた風呂敷のたたみ方がお見事。
    精神医療の蘊蓄が少々冗長で難解ではあるが、精神病患者と犯罪というテーマは興味深いし、小説として前作(脳男)より面白くなっていると思う。上巻では主要なテーマの一つと思われた警察内部の対立が下巻ではややフェイドアウトしたことと、イブについてもう少し書き込みがあってもよかったかなというところが残念。
    脳男暗躍の意図とその結果はラストで明らかになるが、彼の内面はまだ謎に包まれたままで、続編をにおわせる終わり方なので次作が楽しみ。

  • 上巻がビミョーだったので下巻に期待しましたが、前作に比べてイマイチでした。
    何度も言いますが、鈴木一郎の出番が少なすぎ。
    鈴木一郎が結局何がしたかったのかもよく分かりませんでした。(@_@。

  • もっと鈴木一郎を出して欲しかった‼︎次回作に期待‼︎

  • 「指し手の顔 脳男Ⅱ」(首藤瓜於)電子書籍版を読んだ。
    こ、これは!
    かなりの問題作ではなかろうか。この後、物語はどこへ向かおうとしているんだ?
    しかしその向かう先がどのようなものであれ、最後には愛が勝つに違いない。
    と思わずには居られないのである。
    あー面白かった。

  • なかなか、ちょっとグロい表現もあるものの面白かったです。イヴの超人ぶりには舌を巻きますが、まぁなんとか許容範囲です。これは確実に続編がありますよね。最後の言葉がとても印象的。彼らがどう対立するのか、次が楽しみです。

  • おっ!これ続くのかな
    精神病のことは、どうでも良いので、鈴木一郎がどこまで登りつめるのか見てみたい

  • 映像化が目的か。上巻で広げたもろもろをスーパーマン鈴木一郎が片付けていく感じ。ちょっと無理矢理感があるかな〜〜なんでも出来る鈴木一郎(笑)3作目に含みがあるが、延々と続きそう。期待はずれ。

  • 散りばめられた情報が後半どう収束していくのかが楽しみな下巻。
    もっと鈴木一郎が派手なことをするのかと思ったら意外と地味でした。
    人生の中で自分の知らない事実がこんなに重いものだったと知ったら、正気で居られないかも。

    全体的に言うと、とっても面白いんですが、まだまだ鈴木一郎を取り巻く人々が外堀を埋めてる状態だったんだなと。
    この先どうなるのかは非常に気になりますが、急いで駄作にしてほしくないから、じっくり時間を掛けてどっしりとした続編を期待します。

  • 脳男Ⅱ。
    黒幕は予想できたものの、上巻に比べ大分スラスラと読めた。が、正直、話を詰め込みすぎかなぁ。
    脳男というキャラクターは好きなのだけれど、前作同様あまりストーリー自体に魅力を感じない。心に残るものがないというか。上下巻に分けるほどの中身だったのかなというのが正直なところ。

    Ⅲがありそうですが…読むかなぁ?

  • おお!上下巻でも飽きない。脳男も楽しみです。

  • 謎の女、イブの正体、鷲尾医師が調べたこと、
    鈴木一郎との関係・・・・・脳男2上では鈴木一郎の影が
    登場した感じだったが、下では全てがつながっていく。

    鈴木一郎は敵か味方か・・・・。
    脳男3につながるとも思えるエンディング。

    続編を楽しみに待ちたい。

  • うーん。話的には色んなもん出しちゃったサイコパスのミステリー。人体実験、両性具有、キリスト教、財閥系の金持ち、そして特殊能力。この題材だと登場人物の魅力やストーリーが面白くないと安っぽくなる感じ。映像化した方が面白いかも。お腹いっぱい。

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著者プロフィール

1956年栃木県生まれ、上智大学法学部卒。会社勤務等を経て、2000年に『脳男』で第46回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。他著に『事故係 生稲昇太の多感』『刑事の墓場』『指し手の顔 脳男2』『刑事のはらわた』『大幽霊烏賊 名探偵面鏡真澄』がある。


「2021年 『ブックキーパー 脳男』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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