傷だらけの天使 魔都に天使のハンマーを

著者 :
  • 講談社
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感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (402ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062143943

感想・レビュー・書評

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  • 3.5 テレビの世界を小説で。まあ成功している。50歳のショーケンが動いているのが頭に浮かぶ話。それだけドラマが立っていたと言うこと。逆に見ていない人にはなんのこっちゃ。

  • 仮想空間とか、それが狙いなんだろうけど違和感が半端ない

  • あの傷天の30年後の続編という形。亨の死を引きずっている修、そして綾部たか子も大出世して、その後の展開という感じ。横浜界隈を舞台に変われない修、同じテイストを狙っているが、やや違和感有。

  • エンターテインメントとしてはおもしろかったが、これを「傷だらけの天使」でやる必要があったかというとちょっと疑問。

    直前に市川森一による脚本を読んでいたこともあるが、傷天の魅力って、街角の些細な事件を通して描かれる人間の情けなさや哀しさみたいなところにあると思う。

    どうしてもそこから離れられないため、話のスケールがでかくなった分、そういう肝心の部分が薄まってしまっているように思えて仕方がない。

  • <おーい、シょーケン!!>

     いまだにあのメロディーを口ずさんでいることがある。タラッタータタラタ タリタリタリララー♪

     あの小暮修が帰ってきた!

     で、なんと、矢作俊彦である。

     自分としては、これだけで充分なので、内容は見てのお楽しみ、ということにしたいのだが、結局、全編、亨を死なせてしまったことに対する修の気持ちが物語をつくっているように思えた。

     

     途中で「相棒」の映画の話もでてくる御愛嬌もあるし、綾部貴子も辰巳も健在で、なんと、健太もでてくる。そして新しい相棒も登場。続編も期待できそうだ。


     でも神代辰巳ももう他界してしまったし、岸田今日子ももういないんだよね。


     

  • TVドラマ傷だらけの天使は昔夕方の再放送で見ていました。ショーケンのオサムと水谷豊のアキラのコンビがかっこよかった。アキラが死んでから30年後にオサムが事件に巻き込まれその事件を解決していく。ストーリーはなかなか面白いし、オサム(当然かなりの年だが)の雰囲気も悪くない。もう少し切ない感じが全体的に出ていると、もっと良かったかな。

  • 変わっていく街に、変わらない男が帰ってきた。男気があって情に厚く、無教養な臆病者――でも、そんな修ちゃんだから、生き抜いてこれたのかも。弟分のいない新宿。すれ違う『相棒』の面影。夢の島の件は息が詰まって平静に読めなかった。小説より映像っぽい書き方(視点とか)なのはちょっと惜しい。

  • 50代で、ホームレスをしている小暮修。賭けゲートボールで小銭を稼ぐ。
    ホームレス仲間が襲われた。自分と間違えられた。危篤状態。
    犯人探しに区役所の青年と暴力団事務所(サラ金)へ。昔の仲間がいた。
    若い女がもめている。車を盗み逃げる。高級車泥棒の外人を探す。
    その男が死んだ。
    六本木ヒルズに住んでいる綾部に会う。別れ際に100万円と40万のスーツ。
    外人達の集まる店。小暮修は仮想空間で伝説のヒーローだったので本人を探していた。

  •  これ思ったよりも面白かった。矢作さんの作品って、途中で支離滅裂になりがちで、しかもグダグダなのが多いんだが、最後まで辛抱してスリリングに書ききっていた!エライw

  • 2009/3/21購入
    2013/1/20読了

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著者プロフィール

1950年、神奈川県横浜市生まれ。漫画家などを経て、1972年『抱きしめたい』で小説家デビュー。「アゲイン」「ザ・ギャンブラー」では映画監督を務めた、『あ・じゃ・ぱん!』でBunkamuraドゥマゴ文学賞、『ららら科學の子』で三島由紀夫賞、『ロング・グッドバイ』でマルタの鷹協会・ファルコン賞を受賞。

「2022年 『サムライ・ノングラータ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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