- Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062144537
作品紹介・あらすじ
日本最期のタブー。なぜ、無実の人間ばかりがあげられるのか?「絶対有罪」を作る闇の権力者たち。
感想・レビュー・書評
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日本の司法の問題は個人の問題ではなく仕組みの問題。政治主導以外では変えられないが・・・、現政権に期待するのは酷か、と改めて感じる。はー。
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反転と被る
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田原総一郎+田中森一(元特捜検事・弁護士)
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面白かった。調書をとるための様々な記述テクに脱帽すると同時に、こういう場所には自分のような普通の人はとうてい近寄れないし、太刀打ち出来ないなと思った。自分が普段の生活する場所のすぐ隣に、深い闇の密林があるような印象に包まれた。
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内容は過去の様々な政治疑惑について語られています。
田原さんの冷静な切り返しはよかったです。しかし法治国家日本で、放火や殺人、賄賂が必要悪だと発言をする元検事、田中さん。こんな方が検事を務めていらっしゃったのかと思うとぞっとします。 -
元東京地検特捜部検事の田中森一氏による検察の実態を暴いた本。田原総一朗氏との共著。
検察の国策捜査は、現国家体制の維持を目的としている。
ホリエモン逮捕はテレビ局の買収という体制の変更を試みた点で検察を動かした国策捜査。
検察の国策捜査は検察の上層部で判断する。検察上層部は政治家とも接していて、考え方は同じだ。
検察のテクニックとして、供述調書の氏名などわざと間違え、被疑者に指摘させr。その上で、後の裁判で供述調書の真実性を弁護側から追求されたとき、「と言っても氏名をしっかり訂正している。なんで内容を訂正しなかったのだ」と反論できるような形になっている。
同じようなテクニックとして、読み聞かせて署名させるとき、わざと重要なポイントだけ読み飛ばすこともある。
検察の予算を握っている地方自治体の知事、財政担当者や財務省などには手出しができない。
マスコミを検察への出入り禁止を盾にとられ、検察に頭が上がらない。情報も操作されている。
ワイドショー的な事件を作り上げ、本質を国民の目からそらす手法が最近多い。
どんな人でも自己正当化をしたい。だからすべてを否定するな。そうしないと相手も心を開いてくれない。 -
2007/12/18