- Amazon.co.jp ・本 (358ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062144759
作品紹介・あらすじ
西尾維新が!あさのあつこが!京極夏彦の作品世界に挑戦!!各界を代表する超豪華執筆陣。これはもう、おもしろくないはずがない。
感想・レビュー・書評
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令和最初に読了したのがこの本でした。魍魎の匣が映画化された時に発行になった模様。いろいろな作者さんが手掛けた、百鬼夜行シリーズをイメージした作品が載っています。
一番多くページが割かれていたのが、実写版・魍魎の匣の監督・原田眞人さんが担当した部分。映画ができるまで、主に原作をどういう風に変えていったかが書かれています。
「鬼娘/あさのあつこ」は中善寺敦子が通りがかりに助けた女性・時子にまつわる話。時子は自分を鬼娘だと思っており、人を殺したという。しかし兄の京極堂と話を聞いていくうちに、それが時子の周りにいる物が仕組んだ犯罪であることが判明する。
「そっくり/西尾維新」は、家族をなぜか他人だと思っている男が出てくる。しかし家族は男を「昔からの家族」のように扱う。実はある者が術を使って人の記憶を変え、男の家族と別の家族をそっくり入れ替えていたというオチ。
「朦朧記憶/牧野修」は推しキャラである榎木津が出てくるが、結末はややショッキングだった。最初は関口が語り手かと思われたが、実は関口はもう死んでいる。その死の場面を垣間見た榎木津が、霊の能力によって関口の人生を垣間見ているうちに、自分が関口になったように思い込んでいた。実際の榎木津は老いて病院化どこかにいて、病気で脚を失っている。
「粗忽の死神/柳家喬太郎」は噺家さんが書いた話。百鬼夜行シリーズのキャラはちらりと出てくる程度だが、とにかく噺家さんだけあって勢いがあって面白い。
ある死神が間違って死ぬ予定のない人に憑いてしまい、主人公たちになんとかしてくれと頼む話。なんやかんやで死神は真のターゲットである人殺しにとりつく。しかしもともとついていた方には別の死神が取りつく予定になっていたらしく、こちらも死んだ。
「薔薇十字猫探偵社/松苗あけみ」は漫画作品。タイトル通り榎木津が主役。ある家の女中が、その家のお嬢様が飼っていた山猫を間違って逃がしてしまい、探しに来る。ところがその女中は山猫の正体をなぜか美青年だと思い込んでおり、榎木津を見てその山猫だと勘違いして、彼を降りに閉じ込める。
榎木津は榎木津で、閉じ込められてもそこそこ楽しそう。
そうこうしているうちに逃げた山猫は無事に見つかる。実は女中はお嬢様に厳しくしつけられている山猫が可愛そうになってわざと逃がしていた。女中と山猫は榎木津の手配で動物園に行くことになり、幸せに暮らす。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ようやく読みました。
面白かったのはまず「朦朧記録」(牧野修)。
話としてはすごく面白かったし、齟齬を感じた場所は後の伏線だったりして「あーだからか〜」と納得できるし。
文章も違和感を感じなかったのでぐんぐん読めました。
でも読み終わった後、冷静になってよく考えてみたら、京極堂・関君・榎木津三人が結構ひどい状態になっているので、厭な話だと思う人も多いかもしれない。
次に面白かったのが「そっくり」(西尾維新)。
この方の本は、カバーがやたら派手っていうイメージしか持って居なくって。
全然読んだことなかったんですが、やっぱり文章が”京極らしい”雰囲気でスラスラ読めました。
ネタバレになると困るのであまり詳しくはいえませんが。
例の人が出てきて面白かった。
この方自身の本も読んでみたいなぁと思いました。
あさのあつこさんはバッテリーを読んだことがあったので楽しみにしていたんですが、なんかちょっと京極堂とかあっちゃんの描写に違和感を感じる。
何でだろう?京極堂が柔らかすぎるのかな。
そういう意味で言うと前記の牧野さんの描写する3人もエライ違いなんですが、こっちは全然感じなかった。
それと。小畑健さんの描くエノさんが美しいので。
もっと色々描いて欲しいな〜。
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2019/9/14(土曜日)
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一番ボリュームのある「魍魎の匣 変化抄」これって誰得?「朦朧記録」は榎木津の死に際の話。トリビュートで公式の話ではないけど、一応現在も続いてるシリーズの出演者を悲惨な終わり方にする意味って?
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京極堂へのオマージュを込め、人気作家が勢ぞろいした贅沢なアンソロジー。でも、以前読んだ本だった...。ううっ、生きてるうちに京極堂の新刊が読みたいなぁ(T^T)
それはさておき、諸星大二郎さんは長野県の出身だったんですね♪ -
妖怪や京極堂をモチーフにした作品集。好みのものとそうでもないのとがあって、全作品が楽しめるわけじゃなかった。
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カプグラ症候群を知ってるとさらに楽しめるかな
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■ 1579.
〈読破期間〉
2015/5/17~2015/5/27 -
装丁といい、表紙といい、期待した。あさのあつこさん、あなたに京極堂を書くのは無理だと思った。西尾維新は、西尾らしくってよかった。柳家喬太郎、面白かったな。巻末の2本の漫画はどちらもよかった。全体的にもっとなんだろう、妖怪味が濃かったらよかったな。 トリビュート、意味調べてようやくわかった、今回の趣旨。西尾維新が読めたからよしとするか。
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ごめんなさい。
柳家喬太郎師匠の名前で検索したらヒットしたので京極堂シリーズを知らないまま読みました。京極夏彦の本には興味があったものの、その存在感に気圧されて(笑)手に取れずにいました。なので軽めにトリビュートから見てみようかなと。でもやっぱり、京極堂シリーズを好きな人が読まないと意味ないかな。
不思議な雰囲気は伝わってきました。
著者プロフィール
西尾維新の作品






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