名前探しの放課後(上)

著者 : 辻村深月
  • 講談社 (2007年12月21日発売)
3.90
  • (264)
  • (357)
  • (307)
  • (24)
  • (3)
  • 本棚登録 :1952
  • レビュー :264
  • Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062145060

名前探しの放課後(上)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 辻村さんの『ぼくのメジャースプーン』を読み終えたなら
    その感動が冷めやらぬうちに、ぜひ『名前探しの放課後』を!
    と、親切に勧めてくださったブクログ仲間さんのおかげで
    読もうとしていた他の本に「ごめんね、待っててね~」と謝りつつ
    読み始めたこの本。

    親切なコメントをくださったブクログ仲間さん、ありがとう♪♪♪
    と叫びながら、感謝の踊りを捧げたいほどです!

    ついさっきまで読んでいた本の、いたいけな小学生たちが
    過去のトラウマや呪縛をいつの間にか乗り越え
    素敵な高校生としてしっかり生きている姿が見られる、この歓び!

    「お前みたいに、ずっと一人だけってのもなんかなぁ」の件に
    まぁ、じゃあ、この子がそうなのね?!としみじみとし、

    辻村さんならではの叙述トリックに守られたふみちゃんの
    隠しようのない「ふみちゃんぶり」にワクワクし、

    すっかり私好みの文武両道な毒舌カリスマ☆へと成長した
    (これで眼鏡をかけていたら完璧なのに!)タカシくんにドキドキし。。。

    まさに、メジャースプーンを読んでいてこその、胸きゅん♪です。

    トモくんだけが、考えなしではあったけれど
    心根はそんなに悪い子じゃなかったはずなのに、
    いったい何があったの?!と思うほどの変貌ぶりなのが悲しいけれど。

    男の子たちが回し見している映画が
    肌が粟立つように怖かった『es』なのが気にかかったり
    今にも自殺してしまいそうな彼ではなく
    丁寧に生い立ちや生きる姿勢を描かれているこの子が
    やっぱり死のうとしてしまうのかな?とか思ったり
    下巻が気になってレビューもおろそかになってしまいそうな、上巻。

  • 途中ちょっと冗長な部分も有ったが、やはり引き込まれずにはいられなくて面白い。
    それぞれの登場人物の人となりが目に見えるよう。
    後半になって2ヶ所ほど違和感を覚えたあたりから、たぶん真相に気づいてしまった。
    自分の仮説が合っているのか?下巻が楽しみ。

  • フォロワーさんのレビューを読んで、おもしろそうだなと思い手に取りました。主人公である男子高校生「依田いつか」が、突如三か月前にタイムスリップしたことから物語が始まります。前後の記憶があいまいで状況が飲み込めず、戸惑ういつか。彼が唯一思い出せるのは「三ヶ月後、学校の生徒の誰かが自殺する」。それは一体誰なのか?何故自分はタイムスリップしたのか?いつかはその答えを求め、自殺する生徒を突き止め阻止しようと、友人達との「放課後の名前探し」を始めます。

    珍しい名前に女性ならではの感性のプロローグを読んで、当初主人公は女の子かと思っていました。またタイムスリップというファンタジーな題材×登場人物の殆どが高校生ということでジュブナイル的なストーリーを想像していたんですが、彼らの思考回路が大変大人びていて理論的なことにおののきました。本当に高校生ですか…?笑

    物語の舞台の中心は彼らの通う高校なんですが、友人あすなの祖父が経営する老舗レストランがいい味出しています。ウェイティング席を設置しないくらいに狭く、本棚に『秘密の花園』や『グリム童話集』が置いてある店内、落ち着いた暖かく優しい雰囲気が、文章から伝わってきます。

    秀人がいじめについて語るシーンの『暴力行為に「いじめ」という名前が付く事によって、周りは勝手に理解を始める。』これは辻村先生自身の言葉だなあと感じました。

    また、田舎で生きることを選んだ義兄に対しての
    『土着で有り続けることと引き換えにいくつものものを獲得し、逆に外に行けば見られたかもしれないものについては、この先一生見ない覚悟を決めているんだろう。』というモノローグにどきっとさせられました。

    上下巻ということで上巻のストーリー進行はゆっくり目。下巻に期待です。

  • ああ、さすが辻村さん。わたしの心をぐいぐい惹き付けてくれます。

  • すばらしい作品でした。久しぶりに感動して涙がでました。
    最初は、学園ドラマで社会問題を含んでいるのかなーと思いながら、最後には、感動、しかし、ところどころにある疑問ストーリーがあり辻村深月さんの作品を全て読破しないとわからないとしりました。ひどいですねー  気になってしかたがありません。すべて読みまくるぞー  と先週とりあえず3冊購入しました。
    今日は、検査入院の日なので2冊は読めそうです。

  • 辻村さんの作品は、それぞれに登場人物がリンクしている。1度目はストーリーを。2度目からはリンクした登場人物のエピソードを。何度も読めていい。

  • ふとした事から、自分が3ヶ月前に戻ってしまったと悟る主人公。戻ったきっかけになったかもしれない同級生の自殺。その死を回避すべく奔走するが。。。という流れです。登場人物が高校生のせいかこの本の世界観や、皆の仲間に入りづらい。河野君を取り囲むクラスの雰囲気が怖い+重いのでこの物語を単純に楽しめないかな。ただ、やたらとオムライスが食べたくなります(笑)

  • 【あらすじ】
    どうしようもなく、暗い未来。もう2度と帰らない『その人』。俺は、『あの日』を迎えずに済むのだろうか。『1人でいなくなったり、するな』
    これが、彼の願い
    『冷たい校舎の時は止まる』を超える、学園ミステリー

    依田いつかが最初に感じた違和感は撤去されたはずの看板だった。「俺、もしかして過去に戻された?」動揺する中で浮かぶ1つの記憶。いつかは高校のクラスメートの坂崎あすなに相談を持ちかける。「今から俺たちの同級生が自殺する。でもそれが誰なのか思い出せないんだ」2人はその「誰か」を探し始める。

    【感想】

  • 珍しく妹に強くオススメされて読みました。
    3ヶ月後からタイムスリップしてきた依田いつかが、仲間と共に自殺するクラスメートを止めるお話。

    妹が絶賛していた割には、そんなにこれいい?という立ち上がりでしたが、河野が出てきてから面白くなっていきました。

  • 何やら「冷たい校舎の時は止まる」と似た設定…
    さぁ、どう収めるものやら…

全264件中 1 - 10件を表示

名前探しの放課後(上)のその他の作品

辻村深月の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

名前探しの放課後(上)を本棚に登録しているひと

ツイートする