名前探しの放課後(上)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 2022
レビュー : 269
  • Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062145060

感想・レビュー・書評

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  • 辻村さんの『ぼくのメジャースプーン』を読み終えたなら
    その感動が冷めやらぬうちに、ぜひ『名前探しの放課後』を!
    と、親切に勧めてくださったブクログ仲間さんのおかげで
    読もうとしていた他の本に「ごめんね、待っててね~」と謝りつつ
    読み始めたこの本。

    親切なコメントをくださったブクログ仲間さん、ありがとう♪♪♪
    と叫びながら、感謝の踊りを捧げたいほどです!

    ついさっきまで読んでいた本の、いたいけな小学生たちが
    過去のトラウマや呪縛をいつの間にか乗り越え
    素敵な高校生としてしっかり生きている姿が見られる、この歓び!

    「お前みたいに、ずっと一人だけってのもなんかなぁ」の件に
    まぁ、じゃあ、この子がそうなのね?!としみじみとし、

    辻村さんならではの叙述トリックに守られたふみちゃんの
    隠しようのない「ふみちゃんぶり」にワクワクし、

    すっかり私好みの文武両道な毒舌カリスマ☆へと成長した
    (これで眼鏡をかけていたら完璧なのに!)タカシくんにドキドキし。。。

    まさに、メジャースプーンを読んでいてこその、胸きゅん♪です。

    トモくんだけが、考えなしではあったけれど
    心根はそんなに悪い子じゃなかったはずなのに、
    いったい何があったの?!と思うほどの変貌ぶりなのが悲しいけれど。

    男の子たちが回し見している映画が
    肌が粟立つように怖かった『es』なのが気にかかったり
    今にも自殺してしまいそうな彼ではなく
    丁寧に生い立ちや生きる姿勢を描かれているこの子が
    やっぱり死のうとしてしまうのかな?とか思ったり
    下巻が気になってレビューもおろそかになってしまいそうな、上巻。

  • 途中ちょっと冗長な部分も有ったが、やはり引き込まれずにはいられなくて面白い。
    それぞれの登場人物の人となりが目に見えるよう。
    後半になって2ヶ所ほど違和感を覚えたあたりから、たぶん真相に気づいてしまった。
    自分の仮説が合っているのか?下巻が楽しみ。

  • フォロワーさんのレビューを読んで、おもしろそうだなと思い手に取りました。主人公である男子高校生「依田いつか」が、突如三か月前にタイムスリップしたことから物語が始まります。前後の記憶があいまいで状況が飲み込めず、戸惑ういつか。彼が唯一思い出せるのは「三ヶ月後、学校の生徒の誰かが自殺する」。それは一体誰なのか?何故自分はタイムスリップしたのか?いつかはその答えを求め、自殺する生徒を突き止め阻止しようと、友人達との「放課後の名前探し」を始めます。

    珍しい名前に女性ならではの感性のプロローグを読んで、当初主人公は女の子かと思っていました。またタイムスリップというファンタジーな題材×登場人物の殆どが高校生ということでジュブナイル的なストーリーを想像していたんですが、彼らの思考回路が大変大人びていて理論的なことにおののきました。本当に高校生ですか…?笑

    物語の舞台の中心は彼らの通う高校なんですが、友人あすなの祖父が経営する老舗レストランがいい味出しています。ウェイティング席を設置しないくらいに狭く、本棚に『秘密の花園』や『グリム童話集』が置いてある店内、落ち着いた暖かく優しい雰囲気が、文章から伝わってきます。

    秀人がいじめについて語るシーンの『暴力行為に「いじめ」という名前が付く事によって、周りは勝手に理解を始める。』これは辻村先生自身の言葉だなあと感じました。

    また、田舎で生きることを選んだ義兄に対しての
    『土着で有り続けることと引き換えにいくつものものを獲得し、逆に外に行けば見られたかもしれないものについては、この先一生見ない覚悟を決めているんだろう。』というモノローグにどきっとさせられました。

    上下巻ということで上巻のストーリー進行はゆっくり目。下巻に期待です。

  • ああ、さすが辻村さん。わたしの心をぐいぐい惹き付けてくれます。

  • すばらしい作品でした。久しぶりに感動して涙がでました。
    最初は、学園ドラマで社会問題を含んでいるのかなーと思いながら、最後には、感動、しかし、ところどころにある疑問ストーリーがあり辻村深月さんの作品を全て読破しないとわからないとしりました。ひどいですねー  気になってしかたがありません。すべて読みまくるぞー  と先週とりあえず3冊購入しました。
    今日は、検査入院の日なので2冊は読めそうです。

  • 辻村さんの作品は、それぞれに登場人物がリンクしている。1度目はストーリーを。2度目からはリンクした登場人物のエピソードを。何度も読めていい。

  • 突然3か月前に飛ばされてしまった主人公。
    この先、自殺をしてしまう同級生を救うために
    仲間たちと動き出す

    自殺したがっているのは誰か
    彼等は救う事ができるのか

    主人公「いつか」が本当に「誰か」を忘れているのか
    半信半疑のまま上巻読み終わり
    急いで下巻に取り掛かります

  • タイムスリップした・・・?
    女性からとにかくモテる依田いつかは、屋上で奇妙な既視感にとらわれた。確かな記憶「クラスメートが自殺した」という未来を変えるため、同じ中学出身の坂崎あすなと行動するようになる。

    仲間は、彼の友人秀人とその恋人椿、二人の幼なじみ天木である。

    そして、あすなと同じクラスメートである河野基がいじめにあっていることを知った5人は未来を変えるべく動き出した。


    という一連の動きだけど、ミステリーと思われるので誰が自殺するのかというのが基本主題だと思われる。
    上巻だけでは正直まだ分からない。

  • 下巻が気になる!!!!
    最初はあんまりいつかが好きじゃない!基くんの気持ちがひしひし伝わって泣きそうになる…基くんが幸せになって欲しい…!!
    色んな願いを込めて下巻に突入!

  • どうやら「冷たい校舎の時は止まる」への自己オマージュ作品っぽい。

    下巻がどういう展開になるか楽しみ。

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著者プロフィール

辻村深月(つじむら みづき)
1980年山梨県生まれ。千葉大学教育学部卒業後、2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。2011年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、2012年『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞、2017年『かがみの孤城』で「ダ・ヴィンチ ブックオブザイヤー」1位、王様のブランチBOOK大賞、啓文堂書店文芸書大賞などをそれぞれ受賞。本屋大賞ノミネート作も数多く、2018年に『かがみの孤城』で第6回ブクログ大賞、第15回本屋大賞などを受賞し、2019年6月からコミック化される。他の代表作に『子どもたちは夜と遊ぶ』『凍りのくじら』『ぼくのメジャースプーン』『スロウハイツの神様』『名前探しの放課後』『ハケンアニメ!』『朝が来る』など。新作の度に期待を大きく上回る作品を刊行し続け、幅広い読者からの熱い支持を得ている。2020年、河瀬直美監督により『朝が来る』が映画化される。

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