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Amazon.co.jp ・本 (162ページ) / ISBN・EAN: 9784062145657
作品紹介・あらすじ
畑村さんといえば、ベストセラーとなった『失敗学のすすめ』(講談社)など「失敗学の生
みの親」として非常に有名ですが、これまたベストセラーとなった『直観でわかる数学』(岩
波書店)でいままでにない算数の考え方を提示し、NHKの算数教育番組「マテマティカ2」の
監修を行ったり、また多くの企業で、実践的な問題解決・創造の方法を教育する「畑村塾」を開くなど、「知の生産術」でも多くのファンを得ています。
3月中旬に刊行が決まった『みる わかる 伝える』では、そうした畑村式知の生産術のなかでも、もっとも基本となる「観察して、理解して、人に伝える」部分の、さらにエッセンスを、できるだけ簡潔な文章と本人自作の図で表しました。だから、はじめて読む人でも大丈夫。
まさに、「すべての頭の活動はここから始まる」。
仕事でも、勉強でも、必ず役に立つおすすめの一冊です。
「みる編」7項、「わかる編」12項、「伝える編」12項、計31項で観察力・理解力・伝達力が身につく方法を文章と自作の図で具体的に解説
AIがまとめたこの本の要点
この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
観察、理解、伝達のプロセスを深く掘り下げた一冊は、実務や教育現場でのコミュニケーションを円滑にするための基本を教えてくれます。著者は、観察力や理解力、伝達力を高めるための具体的な方法を、自作の図と共に...
感想・レビュー・書評
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凡庸なコミニュケーション論。
別に言っていることも新しくないし、切り口に斬新さがあるわけでもない。
ただ大事なことは突いている。
「アクティブ学習」、自分の尺度を持つということ、「陰」の知識といったトピックが印象的だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「みる」「わかる」「伝える」とはについてわかりすく書かれていてなるほどと思わされることが多い。指導やマニュアル作成、事故防止の観点など興味深く読めた。わかったような気がするが完全に理解のレベルに到達できないのは、「みる」「わかる」「伝える」ことが実際に行動としてできていないからだろうな。以下覚書。「みる」は、3現、本質を見る視点を持って、視点を変え、全体をみる、見えなくなる傾向を知り、逆演算、時間軸、仮想演習をする。「わかる」は、要素・構造の一致・新たなテンプレート構築、現象を直観で理解、行動と結果とその理論が結び付いてこそ、アクティブ学習、真の科学的理解、具体と抽象、暗黙知を知る。「伝える」は、要素・構造・テンプレートの一致、相手にむしりとらせる、知識化と記述が必要、マニュアルは形骸化とメタボリック化しやすい、文字・絵・実物で具体化、陰陽・裏図面・個で考え集団で共有、共有知。
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失敗学で有名な著者による情報の取得や伝達についてのアドバイス
実務レベルでの人間の活動を軽く分析していて
仕事や教育現場で役立ちそうな感じ -
【図書館】私が何となく考えていたことがズバリ表現されていた。マニュアルは守るためにあるが、変えるためにもある、など。図解がシンプル。引き継ぎの考え方や教育の考え方の核心を突いている。
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説明の物足りないところもあるが、思考ツールとしては十分意味をなしている。
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文科省がアクティブラーニングを流布する前に、この人が提唱していたんだなあ。素地をつくる。知識を得たいと思わせる。そんな工夫がアクティブラーニングをつくる。形態や活動内容ではない、気概というかレディネスみたいなものなんだな。知りたい、学びたいといかに生徒に思わせるかという発想がない限りは、おそらくアクティブラーニングは形骸化された流行りものとして流れゆくのだろう。ただ、図が驚くほどに見にくい。図を書き込むことにより、より理解が困難になっているという最悪のパターン。
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「失敗学」の畑村さんの一冊。サッカーでいう「止める、蹴る、走る」のようなコミュニケーションの基本動作について書かれていて、改めて考えてみるとそうだよな、と考えさせることが多かったです。陽と陰のどちらの知識も伝えると理解が進む、という部分なんかは技術を仕事にしているととてもありがたい情報だと思いました。こうしなかったらどうなるかがわかれば、そのメモを書いた人の思考も見えてくる。より伝えるためにはどうするか、をもっと考えないとなと思いました。
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失敗学やコミュニケーションとして体系的にまとめてある。ちょっと難しい。
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「みる」「わかる」「伝える」ことのポイントの解説書。
わかるためには「構成要素」とその「構造」に分ける必要がある。要素がなにかとそれがどのような構造になっているかがわからないと理解できない。
それが「理解のためのテンプレート」となるのだから。 -
「失敗学」で有名な畑村先生の「観察力、理解力、伝達力を鍛える本」で、大切なことがとてもわかりやすく書かれています。
一番、気に入ったのは「ベストの伝え方はむしり取らせる」という章で、そこには次の文章が書かれていました。
このように本当に知識が欲しくなるときに、その人の頭の中には知識を獲得するための受け入れの素地ができるのだ。
伝える側の多くの人は「伝え方をなんとかすれば」という「レバ」の視点で考えている。でも実際は、相手の頭の中に受け入れの素地がつくられて知識を欲しがる状態にならないことには、知識がきちんと伝わることはない。受け取る側が知識を「受け取りたい」と思う状態をつくることが大切なのである。「レバ」ではなく「タイ」の視点で考えなければならないのだ。
……略
だからもしあなたが伝える側だったら、最初に考えることは、知識をむしり取れるような状況を作ることなのである。
もちろん、この後に、伝える側のテクニックの話も書いてあり、それはそれで素晴らしい内容なのですが、「受け取りたい」と思う状態を作ることは本当に重要だよなぁとあらためて思いました。 -
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頭の活動を「みる」「わかる」「伝える」に分解し、能力を向上するための方法を解説する本。
まず思ったのはこの本は誰向けの本なんだろうなあ。。。
なんというかすごく教科書的というか学術的な本です。
著者は失敗学で有名な方らしいですがそちらは読んだ事がなく。
みる、わかる、伝えるという事に関しての概念を説明していて、まあ、そうだねーとは思うのだけど、実利には結びつかない感じがした。
実行してみようと思った点としては自分の尺度を持つという点。
「わかる」ためには「目の前の事象・現象から要素を抽出して、それを構造化することが大切」ということ。
また対象を厳密ではなくても量や大きさなどおとして数量的に把握する(自分なりの尺度をもつ)という点。例えば山手線は20メートルといったような。
また最近「アナロジー」の話をやたらと本で見かけるんだけれど、アナロジーの効用が整理されていた。
アナロジーを使うためには、既知のものを「上位概念」に登って理解=具体的なものをそぎ落としてその中に含まれている基本的な考えを理解することが重要ということ。なるほど。。。
実は先日会社できいたキャリアセミナーでも同じような事を言われていたんだった。一つの仕事、それをその仕事固有のこと(具象)として捕らえず、一般的な事としてどれだけ学んでいるか。これでこの人のキャリアが自分で拡大できるか否か分かれるという話。個別具象から基本的な考えを理解して応用できる力、結局そういうことだよね。
あとこれまた先日の速習セミナーで聴いたこと、見たことを再現する力が重要という話があったんだけど、これも要素を抽出して構造化して再現できる力ってことだよね。
各々別々の目的で聞いたり読んだりしたことなんだけど、最近やたらとここに行き着くので、もうこれは何かしら呼ばれてるんだねぇw
多分、具象から抽出は割りとできるんだけど、構造化→再現が弱いと思うんで、その力をつけるようにしてみたい。
。。。ってどうすりゃいいのかなー。
書評もその1つだろうから、まずはこういうの続ける事なのかな。。 -
◆明快な文章と図解を通して、知的生産にまつわる基本的な観察力・理解力・伝達力の本質が論じられている。対象によって見方が違い、内容に対する自分の立場によって分かり方が違い、相手と自分の関係によって伝え方が違う、ということがよく理解できる。
◇私たちの活動は「みる」ことから始まる。「みる」は視覚だけではなく、聴覚・嗅覚・味覚・触覚などの五感をフルに使い、目的意識をもって「みる」ことを指す
◇「みる」の基本は「3現」。「現地」まで足を運び、そこで「現物」を直接見て触れて、「現人」(現場にいる人)の話を聴く
◇危ないことを見たくない人はそのサインを受け取ることができない
◇目の前のものや事象を見たときや人の話を聴いたとき、実は私たちは、それが「わかる」かどうかを「自分の頭のなかに持っている要素や構造と合致するかどうか」で瞬時に判断している
◇行動と結果、そしてそれを結ぶ理論の三つを理解して、はじめてその人は「わかった」ということができる
◇ちゃんと伝わったかどうかは、伝達手段のよしあし(プロセス)で決まるのではない。それは結果として伝える側と伝えられる側とがほぼ同じ状態になっているかどうかできますものなのである
◇おまけの話:OJTの落とし穴
OJTは通常の伝達によって受け取ることができない知識の周辺要素を、自分自身が経験を通じて獲得できる非常に有効な教育方法である。
しかし実際はことOJTが、「教育しない」というのと同義語になっていることも多い。つまり「単に先輩と一緒に仕事をさせるだけ」になっているケースが多いのである。
OJTが有効なのは、基本構造が正しく伝達されていることが前提になる。基本構造の伝達が正しく行われていないことには、いくら経験をつんでも獲得できる知識の幅は広がらないのだ。
これがOJTの落とし穴で、多くの組織がこの落とし穴に陥っているのである。
さらに困るのは、教える時間がない先輩、仕事の全体構造や仕事に必要な要素の摘出ができない―本来は仕事を教えることができないような先輩、学ぶ意志がないのに先輩といれば自然に学べてしまうと勘違いしている後輩、そんな人たちに限ってOJTという言葉を使っていたりすることである。
OJTが逃げ口上に使われているのだ -
★印象的な言葉★
伝えようとする内容と、伝えられる人の頭の中のテンプレートが一致しないから、うまく伝わらない -
今の社会は失敗を教訓にすることが出来ない、
つまり次の失敗を防ぐ事ができない社会だと痛感した。
ニュースになった実際に起きた事故を検証しているので、
非常に分かりやすい。
それを変えるのは難しいが、読んでいて幾つかの理想的な展開を考えた
・業界の自主規制を尊重する
その業界に精通しているプロがルールを決めるのは自然だし、
官庁の利権の温床を排除できるかも
・失敗を共有できる制度
業務上過失で不利になるので、失敗を開示できない。
次の失敗を防ぐ為に、司法取引的な制度も必要?
・リスクとコントロールと言う視点をもつ
洪水など自然災害は全て防ぐ事はできない。
(出来たとしてもコスト的な問題があるかも)
霞堤防などの、リスクを分散して最悪の事態を防止するなど
ヒントは幾らでもある。
また対応できるリスクレベルを明確にする必要がある。 -
大好きな本。
人はどのように、理解し、伝えるのか。
要素と構造、アナロジー、アクティブ学習などの言葉を用い、非常にシンプルにまとめられている本。経験知の大事さ、マニュアル化の弊害、にも気づかされる。
正しいOJTを組む時のテンプレートとしても使えるし、「なぜこの人は理解できないのか?」「どうしたらこの人に伝わるのか?」という問いの回答としても使える。
図が効果的でないのが唯一の難点。ないよりマシだけど。。 -
とても大事なことが書かれていたんだと思うけど
途中で読むのに挫折
また読む機会があれば読みたい -
さてさて、考え方の本を読みました。
物事をとらえるときに、どのようにみるべきなのか
理解する上で大切な事、伝える上で大切な事が書いてあります。
良く考えれば、すでにやっていることも多いものですが
実は概念としてもっていないものも
いくつかあって、非常に参考になりました。
考え方の本と言っても、難しい本ではなく
棒人間とわかりやすい例で非常にわかりやすく
説明が行われています。
いわゆる、理系思考が分かる本なのかなと思います。
抽象→具体化の流れ、仮説思考などが
そういった言葉を使うことなく
すーっと入ってくるように書かれているのは秀逸です。
この人提唱する思考法を最初を
真似してみるのも悪くないんじゃないかなと思います。
守破離というようにまずは型を守り、それを破り、そして最後は離れる
という成長を遂げるのが良い中で
型を身につけるための一冊といったところでしょう。 -
◆明快な文章と図解を通して、知的生産にまつわる基本的な観察力・理解力・伝達力の本質が論じられている。対象によって見方が違い、内容に対する自分の立場によって分かり方が違い、相手と自分の関係によって伝え方が違う、ということがよく理解できる。
◇私たちの活動は「みる」ことから始まる。「みる」は視覚だけではなく、聴覚・嗅覚・味覚・触覚などの五感をフルに使い、目的意識をもって「みる」ことを指す
◇「みる」の基本は「3現」。「現地」まで足を運び、そこで「現物」を直接見て触れて、「現人」(現場にいる人)の話を聴く
◇危ないことを見たくない人はそのサインを受け取ることができない
◇目の前のものや事象を見たときや人の話を聴いたとき、実は私たちは、それが「わかる」かどうかを「自分の頭のなかに持っている要素や構造と合致するかどうか」で瞬時に判断している
◇行動と結果、そしてそれを結ぶ理論の三つを理解して、はじめてその人は「わかった」ということができる
◇ちゃんと伝わったかどうかは、伝達手段のよしあし(プロセス)で決まるのではない。それは結果として伝える側と伝えられる側とがほぼ同じ状態になっているかどうかできますものなのである
◇おまけの話:OJTの落とし穴
OJTは通常の伝達によって受け取ることができない知識の周辺要素を、自分自身が経験を通じて獲得できる非常に有効な教育方法である。
しかし実際はことOJTが、「教育しない」というのと同義語になっていることも多い。つまり「単に先輩と一緒に仕事をさせるだけ」になっているケースが多いのである。
OJTが有効なのは、基本構造が正しく伝達されていることが前提になる。基本構造の伝達が正しく行われていないことには、いくら経験をつんでも獲得できる知識の幅は広がらないのだ。
これがOJTの落とし穴で、多くの組織がこの落とし穴に陥っているのである。
さらに困るのは、教える時間がない先輩、仕事の全体構造や仕事に必要な要素の摘出ができない―本来は仕事を教えることができないような先輩、学ぶ意志がないのに先輩といれば自然に学べてしまうと勘違いしている後輩、そんな人たちに限ってOJTという言葉を使っていたりすることである。
OJTが逃げ口上に使われているのだ
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「失敗学」の畑村洋太郎先生の本。
失敗学理解の基礎として参考になるかな。さらっと読めるが、自分のものにするには結構たいへんか。少し重複しているところもあるがそれはしょうがないか。
150ページちょっとなので読んでおいて損はない。
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