流星の絆

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (494ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062145909

感想・レビュー・書評

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  • 東野圭吾の本はなんでこんなに読みやすいのだろうか?ページ数も多い方だが、ぐいぐい引き込まれる。
    生きていくために詐欺を働く兄弟と妹。その行動を見守りながら、ヒヤヒヤする。
    最後はそう来たか!という結末だが。

  • 妹の恋心にグッと来てしまった。好きになるってこういうことなんだよなあ。東野さん分かってる。ステキです。

    ここのところ読んだ中では久しぶりに当たりの東野作品だったんだけど、結末は無理にハッピーエンドにしなくても良かったような。個人的な好みの問題かもしれませんが。

  • 3人兄弟が両親殺しの犯人を捜し復讐していくという話なのだが読む前にドラマをみた。
    クドカンの演出でとても好ましく見ていて犯人もわかった上で読んだ。
    それでもさすがだなと思わせる筆力で一気によんだ。

  • 初東野圭吾。確かに読みやすく面白い。好きかどうかは別だけど。

  • 引き裂かれてしまった家族。
    三兄弟は団結して、親の仇を取る姿がジーンときたけど、
    いつ正体が明らかになるかハラハラした。
    最後の犯人が「〇〇!!」
    この結末は驚いたね。

  • 犯人も、犯行の動機も、トリックも全て明らかになり、

    (もう、物語のすべき事は何も残されていないな。)

    と、穏やかな気持ちで最後のページを捲ると、そこに。


    あの日、

    見る事が出来なかった流星がひとつ、すうっと流れ落ちてきた。

    えっ、
    そんな、
    まさか?
    これは。

    願い事など唱える間もなく、
    あっという間に消えて無くなる流星を
    最後の数行の隠しておいてたなんて♪

    ミステリーって、謎解きの枠に収まらないものもあるんだなぁ。

    トキメキのラストにほろりと涙。

  • 親を何者かに殺された3兄弟の物語。
    テレビドラマはほとんど見ないので知らなかったが、
    二宮和也、戸田恵梨香でドラマ化されてたんだね。

    結構分厚い本なんだがするする読めて、
    終盤は夜三時まで読みふけってしまったりしたんだが、
    東野圭吾の本としてはまぁまぁかな。

    趣向は違うけど同じような過去を巡る物語としては、
    白夜行とか幻夜とか名作があるわけなんだけど、
    比べて登場人物に深みや謎があんまり感じられなかった。

    最後の犯人もあっと驚くといえばそうだけど、
    どっちかというと、え?はぁ。。。って思う感じかな。


    いや、面白いんだけどね。

  • 両親を殺されたこどもたちは何を思って生きるのか。

    それは復讐でした。

    悲しい話なんですけど、不思議と暗くなりすぎない。
    兄たちが妹の静奈を「シー」と呼ぶのもかわいい。
    ドラマの配役が頭に入ってたので(ドラマは未見ですが)、顔はそのままその俳優さんたちで。
    とくににのみやさんと長男功一はイメージがぴたり。

    だれも完璧な悪役がいない殺人事件…。
    ラストはちょっとびっくり。(犯人も、ラストシーンもびっくり)
    伏線がいろいろ(分かりやすく伏線、という感じで)あったので意味に気がついたら「伏線ひろえた~」と自己満足できます。
    殺人を取り扱った作品で、こんなに人の醜いところをさらーっとさわやかに流してしまうのはあんまりないんじゃないかな。根をつめすぎない話です。
    後味のいい小説でさわやかです。
    厚さのわりにするする読めますよ。

    あえて言うなら本の厚さほどの厚みのないお話ですかね。
    がっっっっつりミステリーとかサスペンスを読みたいひとにはお勧めしません。

  • 面白かった。

    兄弟たちの強い絆が、素敵。

    状況証拠しかない、もどかしい状況に、読む手が止まらなくなる。

    練り上げられた計画。
    そして驚きの真相。

    最後は、じーんときた。

    アリアケのハヤシライスが食べたい。
    http://koroppy.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/post-b5bb.html

  • こんなにラストが急展開する、読めないミステリー初めて。

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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