もの言う株主 ヘッジファンドが会社にやってきた!

  • 講談社 (2008年3月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (317ページ) / ISBN・EAN: 9784062146302

みんなの感想まとめ

企業の所有権や経営権を巡る激しい争いを描いたこの作品は、ドイツ証券取引所の元CEOとヘッジファンドの代表との対立を通じて、現代社会における株主の影響力を浮き彫りにしています。著者は、アクティビストファ...

感想・レビュー・書評

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  • 編集者時代かコンサル時代

    当時は会社は誰のものか議論が多かった。

  • 現代社会においてヘッジファンドは資本市場の効率化に一役も二役も貢献している存在である
    ただそのやり口においては攻撃的で「もの言う株主」が過ぎ去った後には価値の創造からはかけ離れた残骸だけが残るケースも多い

    本の物語になるドイツ証券取引所の元CEOであるザイフェルト(著者)とヘッジファンドTCIの代表であるホーンの戦争はCEO退任と言うカタチで取りあえずの決着を見ることになる

    そしてその過程の当事者である直伝なので恨みは相当なものがある
    最後に粗原稿はすべて捨て客観的で教養にあふれた文章で最初からやり直したとあるがそれでもまだ文面からはホーンへの憎しみが伝わってくるものだから・・・。

    現在もTCIは電源開発への攻撃的な株主提案を展開していたり本でも登場する乗っ取り屋アイカーンがヤフー株を買い増ししていたりとヘッジファンドの猛威は変わらないがヘッジファンドそのものは時代が作り出した産物なのではないかと思う

    ドイツ証券取引所とTCIの論争が起こっていた当時、日本でも村上ファンドが大阪証券取引所を増配要求していた。

    そして日本の村上は現在、檻の中である。絶対利回りなんて幻想なのだ
    目先の増配や自社株買いで株主に金を提示して株主リターンが短期的には上昇するがヘッジファンドは必ず高値で売り抜ける
    バランスシートの崩したその後を長期的に見れば狙われた企業は衰退する場合があまりのも多いのである

  • ドイツ証券取引所の経営陣とアクティビストファンドの戦い。

    企業は誰のものかという議論の実例。

    一方的に経営陣の視点から書かれているのでこの本だけでこの事例を判断できないが、リアリティがあってなかなか面白い。

    個人的にはファンドが悪役という単純な図式は当てはまらないと思うが、過剰な主張につながるを可能性を制限する必要があると感じた。

  • ドイツ証券取引所がLSEを買収しようとして失敗し、TCIにCEOの座を引き摺り下ろされた当人による記録。
    いまひとつ、TCIの戦略、およびそれに追従したメリルやフィデリティの意図が読めないのは、著者と同じか。
    国が異なる中で、コーポレートガバナンスの姿勢に違いがあり、時として問題になってくるというのが分かった。
    しかし、若干読みにくい。

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