本当はすごい私 一瞬で最強の脳をつくる10枚のカード

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (170ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062146487

作品紹介・あらすじ

天才脳機能学者・カーネギーメロン大学博士の苫米地英人と、米国自己啓発界の最高権威ルー・タイスの叡智が合体。究極の成功哲学が10枚のカードになった!

現代人の多くが自分自身を否定し、「今よりもっと上の自分にならなければ」と必死に努力しています。そうして自分を変えなければ成功できないと信じています。しかし、本当にそうでしょうか。本当に「今のままの自分」では成功できないのでしょうか?

本書は、万人に備わっている生体機能「ホメオスタシス」を利用した「最高の自分」を発見するための3つのステップと、ストコーマ(盲点)を形成させることによって「最高の自分」を不可視化している「バイオパワー」や「ドリームキラー」を撃退するプロセスを解説。さらに、あなたを「最高の自分」へ導く10の教えが記された「ドクター苫米地式タイス・カード」を初公開します。

「ドクター苫米地式タイス・カード」は、米国自己啓発界の最高権威ルー・タイスと著者の出会いから生まれました。

ルー・タイスは現在、日本を含む56ヵ国で毎年200万人が受講している国際的な教育機関「TPI」を創設した人物。彼の能力開発プログラムは世界的に高い評価を得ています。一方、著者はカーネギーメロン大学留学中に計算言語学の分野で日本人初の博士号を取得。以来、オウム信者の脱洗脳や、軍や各国政府の要請でテロリストに洗脳されることを防ぐ訓練プログラムを開発・指導するなど、脱洗脳のエキスパートとして活躍しています。

この二人が出会い、ともに編み出したのが、本書でご紹介している「ドクター苫米地式タイス・カード」です。まさに二人の叡智が結集して出来上がったこのカードを、名刺サイズにデザインし、切り離して使える巻末付録にしました。鞄や手帳に入れて携帯し、一日に何度でも読み返すことができるから、いつでも「最高の自分」をキープすることができます。これは著者が現在の能力を身につけた秘訣でもあります。

10個のメッセージが、あなたの無限の力を引き出し、心の底から楽しく満ち足りた人生へと開眼させてくれることでしょう。

感想・レビュー・書評

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  • 1 「最高の自分」を見つける3つのステップ
     「とりあえずのゴール」を決める
     といあえずのゴールは「叶いっこない夢」を想定する
     「時間は未来から現在、過去へと流れている」
    2 「とりあえずのゴール」を実現する
      ゴールから逆算した「今あるべき自分」をコンフォートゾーンに  設定する。
      「ホメオスタシス」をうまく利用する
       日頃から思考の抽象度を上げることを心がける
    3 「未来で真実のゴールに達している、最高の自分」を見つける
       

  • 一日15分は、必ず積極的になる時間を作る。Ex、誰かのために、未来に待つ人のために頑張っている俺、目標からの逆算


    私は、コンフォートゾーンを自分が心から望む、気持ちのいい、ファミリアなゾーンとして設定している。だから、スピーディーにクリエイティブに、ゴールに到達する方法が楽々発見出来るので、毎日がとても楽しい。
    コンフォートゾーンを正しく設定できる言葉


    私は時間が未来から現在、過去へと流れていることを知っている。つまり、過去は現在の結果であり、現在は未来の結果である。いまを無理なく幸福に過ごせば、原因である未来も確実に幸福になれるので、心はいつもとても穏やかだ。
    現在がつねにベストであると感じる言葉



    私は、「過去の自分が選択しなかった可能性」から完全に解放されている。だから、いつもごく自然に最良の状態でいられて、毎日がとても快適だ。
    過去の自分という物差しを捨てる言葉


    私は、私以外の何ものからも完全に自由なので、いつも自分が心から望む選択を安心してできる。したがって、結果に100%責任を持つことが出来るので、日々自信をに満ちて心がすがすがしくとても気持ちがいい。
    バイオパワーに惑わされない言葉


    私はいつもごく自然にベストな選択をしている。その結果、現在の私は完璧にベストな状態にいるので、毎日がどんどん楽しくなってくる。
    失敗はない、と知る言葉


    私は、自我とは宇宙から自分にとって重要な「関係」を選び出す斧であると知っている。だから、自分にとって重要な事柄を変えたとたんに、宇宙が一変するような毎日の体験が、とても自由で楽しい。
    未来の縁起に働きかける言葉


    私は、より高い視点から超並列的に物事を見ることができる、だからつねに、さまざままな情報がランダムに散らばっているカオスの世界を瞬時にしてパターン認識できる。何事も自分の思い通りに、正しく最短距離で結果を出せる私は、毎日がとても充実している。
    世界がパターン認識できる言葉


    私は一段上の抽象度ですべての事象を観ることができる。また、身体的に高い抽象世界を感じることができる。だから、煩悩をちょっと脇において、いつもスムーズに最高の状態で知能を発揮できるので、毎日がとても心地よく、頭も身体も爽快だ。
    IQを維持しながら抽象度を上げる言葉


    私は、自分の真実のゴールが何か知っている。そして、そのゴールのために、いまどのような自分であるべきかがリアルに体験できている。こうして自然のホメオスタシスでゴールが達成できる私は、いつもとてもハッピーだ。
    「真実のゴール」を手に入れる言葉

    10
    私は、私の臨場感世界の支配者である。したがって、すべての人の選択はいつも私の思うようになっていることに気づいている。その責任感と充実感が、いつもとても心地よい。
    覚醒パワーで人々を啓蒙する言葉

  • PX2やTPIE実践者にとっては、アファメーション及び、アファメーションのための臨場感作りが理解できる本。
    また、もちろん各著書で主張されているようなバイオパワーやスコトーマ、抽象度についても触れられていますので、他の著書を読み込んでいれば、アンカートリガーの関係もあってより強くアファメーションを働かせることが出来てオススメです。
    (逆に、呪文や暗示のように闇雲にアファメーションだけ唱えても効果は薄いので、それぞれの解説を利用して、10の言葉の臨場感を高めることが重要でしょうね)

  • 知っていることを確認するための読書なのか。
    未知の世界を覗いてみるための読書なのか。

    自分の中での答えは両方OK。
    前者は、腹に落とすためにする読書。
    後者は、新たなモノの見方を得る読書。


    この本は後者。
    新たな世界を提供してくれる本。
    自分は腑に落ちました。

    自分の中に科学反応を起こすためには
    こういった本を取り入れていくことでは。


    居心地。
    居心地を自分の意思でコントロール。


    これですね。


    〜以下、抜粋〜

    仕事の現場は、抽象度の低い物理次元です。
    高い抽象度からここに降りればその瞬間に
    抽象思考という名のポテンシャルエネルギーが
    それを実行するためのエネルギーに
    変換されるわけです。

    つまり、
    抽象思考で蓄えられるのはあくまでも
    「潜在エネルギー」。
    物理次元で生きて初めて、実際の行動に生きる
    「運動エネルギー」に変えることができます。

    キーワードは
    「頭は抽象度を高く、仕事は物理次元の現場で」。

    〜抜粋、終わり〜

    ほー。
    不思議であり、奥の深い文章。

    気になる人は読んでみて下さいナ。

    自分は以下のことに置き換え、吸収しました。


    抽象思考は思い、気概、情熱。
    それを、実際の行動という物理次元のエネルギーに変換する。


    視野を狭くすると見えないものが多くなる。
    何段も上から俯瞰し、視野を広くしてから、
    実際の行動に移す。

  •  自分の「出来ない」という固定概念をどう外すか、10枚のカードでそれを実現。

  • バイオパワーに絡めとられないようにすること。これが肝要。
    とりわけこの日本では、儒教朱子学の影響がまだまだ色濃く残っており、気づかぬ間に幻惑させられる。

    生来怠け者の自分は大丈夫だと思っているが、「理想的な奴隷」となって満足する生きかたは御免だ。

  •  グラレコが世に広まっている理由がなんとなくわかった。
     ひとつわかったことがある。ビジネスや学業においてリアルタイムで可視化をすることは物事の抽象度を上げること。資本主義社会においてそれが困る人がいて、それをさせない力がある。一方VUCAになりその力が弱まっている。よってグラフィックレコーディング(グラレコ)が世に広まっているのではないか。
     「ゴールが先にあり、そして認識が起きる」「ゴール設定が新しい重要性を生み出す」
     最高の自分は未来に存在している。時間は未来から過去に向かって流れる。一見「ありえない」と思われる概念であるが、その様に考えることの合理性、仕組み・仕掛けが分かる内容になっている。
     本書でキーとなる言葉に「バイオパワー」がある。イギリスの哲学者ジェレミ・ベンサムが刑務所等の設計に用いた「パノプティコン(一望監視施設)」の概念に由来するものだという。
     この設計がなされた建物に住んでいるひとは「監視されている」という思い込みを持つ。監視者という存在を意識してしまうと、それが自分自身の行動を「無意識に」規制してしまう。
     この様子がまるで生き物のの様に振る舞う様に見える。これが語源になっている。「生」=バイオ、「権力」=パワーである。
     資本主義社会では抽象度(苫米地英人氏が使うこの言葉については別途調べられたし)が高い思考をする人が増えると困る人がいる。富を独り占めしたいという想いが「勉強ができる良い子が素晴らしい」というバイオパワーを生んでいる。そこからの脱却(脱洗脳)について書かれているのが本書である。
     私のミッションに、「絵を楽に楽しく描く」ことを世に広める、当たり前にする、というのがある。学業や仕事においてリアルタイムで絵を描かれると困る人がやはりいる。かつての上司に明確にやめされられた経験が確かにある。これも抽象度を上げられると困るということなのだろう。

  • 目次
    はじめに
    PART1
    一瞬で最強の脳をつくる!
    「最高の自分」を見つける3つのステップ
    PART2
    一瞬で左京の脳をつくる!
    「ドクター苫米地式タイス・カード」10の言葉
    おわりに 理想の未来に向かって

  • タイトルだけみるとナルシストみたいだけど、そうではない。自分の能力を引き出してすごい自分になるための自己暗示(アファメーション)の本。

  • 以前、ビジネス書をメインとした読書会に参加したとき、多くの人が「とまべち!」をお薦めしてくれました。“洗脳”系の書籍は知っていて、ちょっとアヤシイ人なのでは…と避けていました。
    いやいや、先入観は捨てよう!怖いもの見たさで読んでみた、苫米地さん1冊目の本です。
    やだー、面白いじゃないですかー。
    もうすでに、“洗脳”されているかもしれない(笑)
    盲信するわけではないですが、脳の中にスイッチを取り付けるのには良いかも。
    マイナス思考に取り付かれて何かに悩んでいるより、くよくよ足を止めているより(時としてそういうものも力になりうるのかもしれませんが…)、考えに翼を授けて飛ぶ方が、楽しいものです。
    自分に自信がないときの処方箋。

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著者プロフィール

認知科学者(計算言語学・認知心理学・機能脳科学・離散数理科学・分析哲学)。
カーネギーメロン大学博士( Ph.D)、同 CyLab フェロー、ジョージメイソン大学C4I&サイバー研究所研究教授、公益社団法人日本ジャーナリスト協会代表理事、日本外交政策学会会長、コグニティブリサーチラボ株式会社CEO 兼基礎研究所長。マサチューセッツ大学を経て上智大学外国語学部英語学科卒業後、三菱地所へ入社、財務担当者としてロックフェラーセンター買収等を経験、三菱地所在籍のままフルブライト全額給付特待生としてイェール大学大学院計算機科学博士課程に留学、人工知能の父と呼ばれるロジャー・シャンクに学ぶ。同認知科学研究所、同人工知能研究所を経て、コンピュータ科学と人工知能の世界最高峰カーネギーメロン大学大学院博士課程に転入。計算機科学部機械翻訳研究所(現 Language Technologies Institute)等に在籍し、人工知能、自然言語処理、ニューラルネットワーク等を研究、全米で4人目、日本人として初の計算言語学の博士号を取得。帰国後、徳島大学助教授、ジャストシステム基礎研究所所長、同ピッツバーグ研究所取締役、通商産業省情報処理振興審議会専門委員、早稲田大学研究院客員教授などを歴任。また、晩年のルー・タイスの右腕として活動、ルー・タイスの指示により米国認知科学の研究成果を盛り込んだ最新の能力開発プログラム「 TPIE」、「 PX2」、「 TICE」コーチングなどの開発を担当。その後、全世界での普及にルー・タイスと共に活動。現在もルー・タイスの遺言によりコーチング普及及び後継者として全世界で活動中。一般財団法人サヴォイア王家諸騎士団日本代表、聖マウリツィオ・ラザロ騎士団大十字騎士。近年では、サヴォイア王家によるジュニアナイト養成コーチングプログラムも開発。日本でも完全無償のボランティアプログラムとして「PX2」と並行して普及活動中。

「2023年 『新・夢が勝手にかなう手帳 2023年度版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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