激流中国

  • 講談社 (2008年10月23日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062146807

作品紹介

「大国」と「途上国」が同居する複雑なる国の深層と、激流の中で生きる人々の希望と苦悩を描く。

激流中国の感想・レビュー・書評

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  • 図書館で見つけて、即借りた。

    以前、『五年一組 小皇帝の涙』と『病人大行列』を映像で見た。
    特に『病人大行列』の衝撃といったら・・・・言葉を失った。
    『プーチンのロシア』でも、セーフティネットであるソ連時代の年金体制が崩壊していたのを見ると医療と年金というのは手が行き届きすぎると国をも壊すものでしかないのか。
    日本も現状のままだと、それを迎えるしかないのかと考えさせられる一冊だった。


    あとがきであったように私は「これまで自分がいかに中国を知らなかったのかを思い知らされた」という意見に立つ。
    そして日本のセーフティネットの恩恵と、努力次第で結果を掴み取れる社会がいかに恵まれたものなのかを深く思った。

  • 深い…!!!
    上海の大学院生の農村ボランティアと競争社会の話が特に印象的。
    中国面白いなぁ。
    もっと知りたい!

  • 面白かったのは面白かったけど、内容あんまり覚えていない。。。
    小4息子が喜んで読んでいた。衝撃的だったみたい。

  • NHKさんが中国取材をまとめた著書。面白いです。2008年だから古くないです。

    これを読んで新たに知ったことは驚くことが多かった。
    印象に残っている内容は順に、
    1、競争社会における中国の子供達の過酷な状況 
    2、農村部の医療の状況 
    3、チベットと資本主義社会である。

    1について。中国の小学生は8時から16時まで学校で勉強をし、家に帰ってから三時間以上かかる宿題を毎日やっているとのこと。子供の成績が親に対する評価と同一化している中国では、子供の勉強に対するプレッシャーははかりしれないものだという事実を知る。日本の小学生の毎日塾通いを考えるとそれと同じだとも思えるが、自身の意見としては、同一視してはならないと感じる。それは、中国では‘勉強が全て’という考えが強いから子供の精神的逃げ場がないからである。それに対して日本は、精神的逃げ場を作ってやることも親の務めだという考えが親にあるからである。小さい頃から英才教育を施されている中国人を羨望の眼差しで見たことがあり、直接中国人の友人にその旨を伝えてみると、本人達は勉強以外のことが全然できないのであまりよく思っていないらしい。資本主義社会で競争は不可避であるが、もう少し適した社会を模索する必要があると感じる。

    2について。医療従事者が都心に集まってしまい、農村には医者が少ない現実。それに加え、農村は収入の少ない人が多いので医療費を払えない人が多い。医療保障が充実していないから、一度病気になるとそれだけで貧困のどん底まで落ちてしまう。『ルポ・貧困大国アメリカ』で読んだような事実が中国でも起こっているとこを知る。それに加え、中国では人口が多いことから、診察にこぎつけるだけでもお金と時間がかかるという状況がある。人が多いことによって生じるデメリット。日本でも近々感じることがでてくるだろうと感じる。

    3について。チベット自治区に漢族が流れてきてチベットでの秩序が壊れた序章が書かれている。オリンピック前に騒いでいたのでおおまかには知っているが、チベット自治区の秩序を躊躇なしに壊す中国人に疑問を抱く。

  • NHKスペシャルの書籍版

    YouTubeで番組を見直してみたくなった。

    中国は凄いのかマダマダなのか?

    激動する中国を理解することは難しい。安易な解釈や分析を寄せ付けない。
    「人は誰しも事象を理解したい。しかもすっきりと簡潔に理解したい願望から逃れられない。」

  • NHKスペシャルで放送された内容を活字化したもの。国家の力が加わっていることは否めないが、現代中国の真の姿に近い状況が描かれており大変興味深い。

  • 何回かテレビで見たシリーズの書籍化。映像で見たものをこうして文字で見直す(読み直す)というのも面白いものです。

  • 中国の今を切り取ったNHKのドキュメンタリー番組を単行本化したもの。
    日本よりはるかに大きな格差社会の中でたくましく生きる普通の人々を取材している。
    生まれた場所が都市か農村かだけでぜんぜん違う境遇になってしまう国。
    特に教育と医療費の問題は胸を痛める。周りに借金をし、両親共に出稼ぎにでてもまだ足りない、社会主義の国とは思えない。
    そこまでして親が学費を工面する姿を見れば、子供たちの勉強への姿勢もものすごい。
    また、すべて国(共産党)で情報統制されているかに思えたが、なかなか骨太のメディアも出てきて今後どうなってくか楽しみ。
    変化の早い中国に対し、私たち日本人から見る中国観も柔軟に変えていったほうがよさそうだ。

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