夜の空の星の

  • 講談社
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感想 : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062147118

感想・レビュー・書評

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  • 心霊的な存在をモチーフにした短編3作

    ・夜の空の星の
    ・天国日和
    ・散る咲く巡る 第四十一回北海道新聞文学賞受賞作

    幼い頃に出て行った父親のとの関係に悩む娘や、死んだ人からのラブレターに依存していく女性、桜の木の下で彷徨う地縛霊とちひろ、など。

    作者独特の描写方法を感じられる作品。

  • 短編。

    父にたいする気持ちと関係。
    逃げたくて近づきたい気持ち。

    死んだ人からの手紙と
    彼が寝ているときに気配をあらわすことと
    死んだ人の友人と過ごした日々。

    自分のことを忘れてしまった存在が
    少女と青年によって甦る記憶。
    炭坑に連れてこられた外国人との許されぬ恋。

    不思議な雰囲気の話。
    きわこのこととはまた雰囲気が違う。

    嫌いじゃない。
    もっと他の作品も読みたい)^o^(

  • 三編収録

  • 「川野さんのこと好きじゃなかったら喜んで泊めると思う」

    3本の短編でした

    天国日和はちょっと感動したかな

    はっきりと終わらない感じで、もやもやした

  • +++
    第41回北海道新聞文学賞受賞作「散る咲く巡る」ほか、現代を生きる女性の目に見えず手に取れないものへの思いを巧みなストーリーで描いた傑作。―ヒロインに寄せる作者のおもいが全篇をつらぬいている。感受性に富む、ファンタジックな佳篇―選考委員・原田康子氏。
    +++
    表題作のほか、「天国日和」 「散る咲く巡る」
    +++

    なんというか不思議な物語たちである。いずれも女性である主人公たちには、生きるうえでの確固とした根っこがないように見える。どう生きていいのか手探りするように、ゆらりふわりと漂っているような、ほんの少しだけ浮かんだまま歩いているような、頼りなさを感じるのである。なにも求めていないようでもあり、奥底には求めてやまない何かを抱え、渇きを癒すことができないもどかしさに、打ちひしがれているようでもある。魂とか、霊とか、業とか、そんな言葉も思い浮かぶ、やるせなく切なく哀しくあたたかい一冊である。

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著者プロフィール

一九六五年東京都生まれ。北海道札幌育ち。二〇〇七年「散る咲く巡る」で第四十一回北海道新聞文学賞を受賞。母親の子どもに対する歪んだ愛情を描いたミステリ『完璧な母親』が一三年に刊行され話題になる。他の著書に『夜の空の星の』『熊金家のひとり娘』『ある女の証明』『いちばん悲しい』『玉瀬家、休業中。』『屑の結晶』『あの日、君は何をした』など。

「2021年 『祝福の子供』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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