官僚国家の崩壊

  • 講談社 (2008年5月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784062147583

みんなの感想まとめ

政治に対する独自の視点を持つ著者が描く本書は、経済成長を目指す上での小さな政府の重要性や、人間関係の新たな在り方について考察しています。特に「一期一会」型の人間関係が情報革命時代において重要であるとの...

感想・レビュー・書評

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  • 著者は小泉・安倍政権で政調会長や幹事長を務めた人。

    中ダルミはあるが、基本は書名の通り官僚国家を糾弾する内容である。

    「国益より省益」、「官尊民卑」(←一発変換)、「天下り先づくりで出世」というキーワードがまず提示される。

    組織防衛…身内の理論が官僚をダメにした。ダメといいつつ優秀なヒトビトなので、政界、メディア界、業界に地雷原を張り巡らし、自らを浸食する者を排除しようとする。
    この社会悪を制御するには、公務員制度改革、道州制の導入、そして各省庁ごとにある設置法の廃止である。

    そして政治主導にならなければならぬ、そこには日本の「20年後」を語る大戦略がなくてはならぬ。

    おおむねそのような内容である。
    (とくに「道州制」と「設置法」のくだりは勉強になる)

  • 1

  • 新聞記者の経験からか過度の霞ヶ関官僚批判とその裏返しの道州制賛美。古木日本社会の良さ、地方の良さを評価するあまり、「外国人と共存出来るようになれば些細な差異のある日本人同士も共存出来る社会になるはずだ」と移民受入を主張するなど支離滅裂な面が多々ある。部分的には同意出来る点もあるのだが…そもそもこいつが有能なら安倍内閣が(ry

  • Thu, 04 Sep 2008

    政局が動くと,最近当事者の本を読みたくなってくる.

    「上げ潮派」のドンと化してきている清和会・中川秀直である.

    なかなか,メディアから漏らされる「短いインタヴュー」では何が何なのか判らないし,人物としての深みや思想が判らない.
    長く話してもらうのが一番なのである.著作を通せばよく分かる.


    だから最近は,思い切って本を買っちゃう事にしている.それで,おもんなかったら支持しないし,面白かったら支持する.
    面白いってのはもちろんinterestingの方ね.言っていることに説得力があるとか,基本的な政策観やビジョンが近いなど・・・・.

    小池百合子も読みたかったんだが,政策についての本が見あたらなかった

    実は「上げ潮」って具体的になんじゃい?という事で,テレビのニュースで

    「上げ潮派の中川さんは近著を書かれて精力的に活動してられる」

    と,おっしゃっていたので,てっきり経済政策の事も書いてあるとおもって買ったら,公務員(官僚)制度改革の事でした.


    現代の行政においては,選挙で責任をとらないし,無謬主義で守られているし,
    東大法学部のネットワークで凝り固まっている官僚組織がすごい力を持っていて,
    その省益を守るために多大なお金が無駄になっているということ.

    それは,55年体制以降の自民党と省庁のもたれ合いの関係にあるという事もしっかり書いてある.
    官僚体制の打破の重要性はよく分かる.


    日本の組織体質の駄目な点は大局の戦略よりも,「身内の関係・利益」を優先してしまう意識だという.例えば「失敗の本質」
    などを引用して書く.戦時の軍部の暴走と,現在の官僚の暴走を重ねて描いている点は面白かった.

    しかし,具体的データで埋めず,ザクッとした話しか書いていないのがいかにも文系出身自民党議員的である.

    また,身内の縁に引っ張られては駄目だといいながら,やたら安倍父への恩を息子に返すことが出来た.とか,
    政治家的な義理人情話が盛り上がってくる.

    そのあたりはアンビバレント

  • 古くても、提言はその通り。

    官僚支配の国家を、戦中の日本軍に例える方法は、わかりやすい。
    メンバー間の”間柄”を重視して、本来の目的が遂行できないこと。

    竹中平蔵について、個人的に行ったことは?があるけど、
    本書で書かれている官僚制度をうまく改革できたことは、見事。
    勝因は個人だけでなく、組織ごと必要なところに自分の味方を
    一気に送り込んだこと。会議などを調整する人(ロジというそうです)
    は官僚に抑えられているので、普通は何もできないところを
    そこを一気通貫に変えることで、民間人として改革を進める
    ことができた。
    今は、誰もできていないでしょうね。

  • 自民党元幹事長、女性の話で辞職した、上げ潮派の代表の中川氏の著作である。

    中川氏の意見としては、官僚国家を政治主導で変える、税収は増税ではなくて再建するといっているが、あまり民主党の主張と変わらなく感じた。

    というか、自民党の中に政策がありすぎることの問題かもしれないが。

  • 官僚が利権を守るための反改革を展開。
    政治も経済も停滞して流れに逆らうならいずれは衰退すると。

  • 元自民党幹事長の中川さん著
    政治家が言う事だなー。という一言。

    【要約】
    ・日本の政治経済の改革の遅れは、既得権益にしがみつく霞ヶ関官僚の抵抗に起因する。
    ・日本を再び「日昇る国」にするためにこれらの抵抗勢力(ステルス複合体)を一掃する必要があり、そのためには公務員制度改革が必要である。

    【感想】
    ・話題がNATOから地方分権に関する政策など多岐にわたりすぎている。それら全てが「ステルス複合体」に関係しているならまだしも、「書いてみたかったから書いた。」感がぬぐえない。
    ・公務員制度改革の必要性は理解できる。しかし制度改革後のビジョンが断片的すぎてすんなり頭にはいってこない。総論賛成各論反対という感じ。
    ・「日本国民は本来お互いに助けあう精神を持っている!」という性善説に基づく理論が多く、なんとなく説得力に欠ける。「べきだ」で済むことが実際にそうならないから政治が必要なのでは?

  • 官僚制度批判の書です。もう少し具体的な踏み込みも欲しかった感がありますが、政治家の意見表明の書としては、これでよいのかもしれません。

    中川さんですが、元経済記者上がりで、国会議員の娘婿として地盤を引き継いで政治家になったんだな(でも最初は新自由クラブ)、というのが分かりました。愛人問題(+α)で一度失脚した経緯も書かれていますが、個人的には政治家を愛人問題で追い込んではいかんよな、と思います(セクハラはいかんですが)。クリントン前大統領のスキャンダルのときにアメリカにいましたが、あれはアメリカ人も基本的にはうんざりしていたように思います。

    感想として改めて公務員制度改革は、官僚自身のためにもきちんと進めていかないといけないんでしょうね。高橋洋一氏の例を取って「回転ドア」の安全性が確認されたとしていますが(かなり特殊な例のように思いますが)、民→官の方向の回転ドアも空ける必要があるんでしょうね。

    中川氏は本書で出した「ステルス複合体」や前著のタイトルにも使われた「上げ潮派」といった言葉を作っています。私見ですが、言葉にセンスがないのかなと感じます。まず、何を意味しているのかがイメージしづらいです。ステルス複合体にいたっては、攻撃対象としての害悪感が出ていないし(ステルスって一般用語なんだっけ?)、ターゲットがますますぼんやりしてしまうし、重要な解決策がはっきりイメージできないです。重要なポイントなんだから誰か考えてやらないと...

  • h20.11.12

  • 最終章だけで充分な内容。

  • まだ読んでいないが、これから読む予定の本

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