- Amazon.co.jp ・本 (154ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062147873
感想・レビュー・書評
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誰からも大切にされない、必要とされない女の子。女という性でいることは、常に求めらることに価値があり、自分の為になったことがない。小笠原の気持ちが痛いほど胸に刺さる本でした。
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#ほどほどに一生懸命うまくやる始まる長い青春の終わり
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自分には合わなかった
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サークルという特別な空間の周りの人の優しさ。類は友を呼ぶ。それを素直に受け入れられない自分。社会に出たら失われていくもの。
久々にプレ2、星コン弾きたい。 -
136:ゆっくりと、じわじわと、わかるような気がする。マンドリンと田中、長い終わり。このお話をこれ以上具体的に書くことはできないだろうなぁ、とも思う。「人のセックスを笑うな」から続く、心地よい共感とどことない寂しさは、わりと好きです。
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ナオコーラさんの文章、好きです。
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私はサークル活動していなかったけど、学生時代にサークルのことばかり話す友達がいて、その子のことを思い出した。
高尚っぽいことを語っていても、
結局は学生の自己満足やワガママ。
でも、それが青春なんだな。
それが全力でできるっていうのはある種の才能だと思うのです。
私はこの小説を30代で読んだけど、
青春まっただ中でサークルに没頭している大学生が読んだらどうなんだろう。
「この人、●●っぽい」とか、知り合いに重ねながら読むのかな。
でも、サークルに没頭している大学生は、きっとこんな小説は読まないんだろうな。 -
小笠原さん大変やな。わかるわあって部分と、わからんわあって部分と。
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マンドリン部に所属する主人公の小笠原と
彼女が気になっている男の子の話
私は音楽やったことないので、
「文系の団体競技」を経験したことがない
この感覚が分かればもっとこの話の
深いところに目が向けられたかも
正直小笠原みたいなきつい子は
仲良くなれない気がするけど、
彼女が素直に行動しているだけってわかるから
読んでるとちょっと共感してしまう
なんか柴崎友香の書く話みたいだったなー