長い終わりが始まる

  • 講談社
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本棚登録 : 835
感想 : 159
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  • Amazon.co.jp ・本 (154ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062147873

感想・レビュー・書評

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  • 誰からも大切にされない、必要とされない女の子。女という性でいることは、常に求めらることに価値があり、自分の為になったことがない。小笠原の気持ちが痛いほど胸に刺さる本でした。

  • #ほどほどに一生懸命うまくやる始まる長い青春の終わり

  • 自分には合わなかった

  • サークルという特別な空間の周りの人の優しさ。類は友を呼ぶ。それを素直に受け入れられない自分。社会に出たら失われていくもの。
    久々にプレ2、星コン弾きたい。

  • 136:ゆっくりと、じわじわと、わかるような気がする。マンドリンと田中、長い終わり。このお話をこれ以上具体的に書くことはできないだろうなぁ、とも思う。「人のセックスを笑うな」から続く、心地よい共感とどことない寂しさは、わりと好きです。

  • ナオコーラさんの文章、好きです。

  • 私はサークル活動していなかったけど、学生時代にサークルのことばかり話す友達がいて、その子のことを思い出した。

    高尚っぽいことを語っていても、
    結局は学生の自己満足やワガママ。
    でも、それが青春なんだな。
    それが全力でできるっていうのはある種の才能だと思うのです。

    私はこの小説を30代で読んだけど、
    青春まっただ中でサークルに没頭している大学生が読んだらどうなんだろう。
    「この人、●●っぽい」とか、知り合いに重ねながら読むのかな。
    でも、サークルに没頭している大学生は、きっとこんな小説は読まないんだろうな。

  • 小笠原さん大変やな。わかるわあって部分と、わからんわあって部分と。

  • 先日、山崎ナオコーラさんの「長い終わりが始まる」を読みました。

    ちょっと前に、「ご本、出しときますね?」に山崎ナオコーラさんがゲストで出てて(平野啓一郎さんと一緒に)、その回を見た僕は、久しぶりに山崎ナオコーラさんの本を読んでみようと思い、今回読んでみました(ちなみに、山崎ナオコーラさんの小説は、「人のセックスを笑うな」と「カツラ美容室」を、以前に読んでます)。

    う〜ん、個人的には、あまり引っかかりませんでした・・・。

    出来が悪い小説ってわけではないんですけど、純文学の小説って、忙しくて、心や時間に余裕がなかったりすると、アンテナに引っかかりにくいのかも、と思ったりしました。

  • マンドリン部に所属する主人公の小笠原と
    彼女が気になっている男の子の話

    私は音楽やったことないので、
    「文系の団体競技」を経験したことがない
    この感覚が分かればもっとこの話の
    深いところに目が向けられたかも

    正直小笠原みたいなきつい子は
    仲良くなれない気がするけど、
    彼女が素直に行動しているだけってわかるから
    読んでるとちょっと共感してしまう

    なんか柴崎友香の書く話みたいだったなー

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著者プロフィール

1978年生まれ。「人のセックスを笑うな」で2004年にデビュー。著書に『カツラ美容室別室』(河出書房新社)、『論理と感性は相反しない』(講談社)、『長い終わりが始まる』(講談社)、『この世は二人組ではできあがらない』(新潮社)、『昼田とハッコウ』(講談社)などがある。

「2019年 『ベランダ園芸で考えたこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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