カラスの親指 by rule of CROW’s thumb

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 2302
感想 : 480
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  • Amazon.co.jp ・本 (428ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062148054

感想・レビュー・書評

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  • 一気読み。
    「あれ?おかしいな」と、ちゃんと引っかかりを覚えたところもあったし、かえって深読みし過ぎていたところもあった。
    しかしもちろん、本筋はわかるはずもなく、騙されていた。
    面白かった。

  • 面白く爽やかな読了感ですね♪
    今まで読んだ道尾作品とは一味違って、何だか伊坂幸太郎の作品みたいに感じながら読んだ。
    オヤジ詐欺師二人と 孤児妹姉、姉の彼氏 の5人がひょんなきっかけで一ツ屋根の下で擬似家族みたいに暮らし、ヤミ金グループに奇策で立ち向かい成功したかに思えたけれども.....
    終盤の絵解きはツジツマが合い過ぎ感が大きいけど、読み手側としては気持ち良く騙されてハッピーでしたよ。

  • 敵事務所に乗り込んでバッチリ仕返しOK!スッキリした!なんて思ってたけど、ラストにこんなどんでん返しがあるなんて。なかなか良い終わり方だだった。

  • またまた大どんでん返し。しかも残りわずかのところである。振り返れば物事がとんとん拍子すぎて、タケさんが時々感じる違和感にやや動揺はしたが、考えては前に進まないのでどんどん読んだ。本作の趣旨はすべてテツさんの言葉にあると思う。

    ところで続編となる「カエルの小指」で感じた疑問は、今回すべて解決した。2作の隔たりは10年以上にもなるのに、すっきりした続き具合が上手いと思う。先に続編を読んでしまったからだろうか。

    本作の読書時間の8割は騙されていたことになるんだなあ…。でも後味のよい終わり方だったので怒りは全くない。

  • 詐欺師が詐欺師を騙す話。
    最初の半分はなかなか読み進められなくてダルかったけど後半は「お!」ってなって一気に読めた。最後の最後で大どんでん返し‼︎‼︎
    お見事!って感じだった。
    カラスの親指の意味が深い…

  • サギ、ウソ、カッコー、ムクドリ、アホウドリ、カラス、その英語の章名のダブルミーニングも含め、カラス=玄人によるペテン劇のどんでん返しにうなる。
    アルバトロス作戦の結末に、アレレと拍子抜けしながら読んだラストのカラスの章でのネタバラシで、『カラスの親指』というタイトルの意味も含め、そういうことだったのかという納得感としみじみとした感覚を味わった。
    20-38

  • 最高に面白かった。
    登場人物のキャラが個性的で、会話も面白かったし、ヒヤヒヤドキドキしっぱなしで、痛快でもあり、しんみりもし、色んな感情が押し寄せてきて、心が忙しかった。
    中だるみもなく、一気読みでした。

  • 道尾さんの作品、イヤミスが多かったから最近は少し避けていたけど、やっぱり読みやすい。そしてイヤミスじゃなかった!良質のパズルのようで爽快感ある作品。

  • 素敵な終わり方やったー!
    最後のラストまではなんだか切ないしこれで良かったのかな、?面白いけど評価ほどじゃない終わり方かなーと思ってたけど、よみ進めて
    ラスト30ページくらいから、まさかのまさか
    最初っから騙されてました!
    なのにすごく素敵な話に終わって感動!
    腑に落ちないとタケさんが思ってたものや、ときおり思わせぶりな謎もすべて綺麗に回収されて、
    悪は悪で制してた事もスッキリ!
    映画も見てみたいです

  • 道尾作品の中で一番好きかも、今のところ。
    張られていた伏線が最後にぱぁーっと繋がって、感動。

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著者プロフィール

2004年『背の眼』でホラーサスペンス大賞特別賞を受賞し作家デビュー。同年刊行の『向日葵の咲かない夏』がベストセラーとなり、以後、『シャドウ』で本格ミステリー大賞、『カラスの親指』で日本推理作家協会賞、『龍神の雨』で大藪春彦賞、『光媒の花』で山本周五郎賞、『月と蟹』で直木賞を受賞。累計部数は700万部に迫る。

「2022年 『DETECTIVE X CASE FILE #1 御仏の殺人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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