ラジ&ピース

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 362
レビュー : 91
  • Amazon.co.jp ・本 (170ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062148801

感想・レビュー・書評

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  • 不思議な読後感です!
    地方FMのDJを務める相馬野枝さん
    自分はブスで無愛想だと自覚しているので、他人に迎合しないように反骨精神むき出しで生きています
    あまり好きな女性ではないのけど、自分のなかにもそんなとこあるなぁなんて思ってしまって、憎めません

    短い作品なので直ぐに読み終わりますが、これ、長かったら読了できないと思います

  • 絲山秋子の本を全作読むつもりで、出版順は特に木にせず、手当たり次第読んでいる。
    この小説は、書きたい事があって書いているというより、小説を書くために書いている感じが強くする。全体にそれほど統一感がない。野枝の芯が定まっていないように思う。実際人なんて定まっていないんだから、リアルといえばリアルなのかもしれない。しかし一冊の本としては全編を貫く確固とした方向性がないと、矛盾にモヤモヤしてしまう。
    中盤野枝がラジオパーソナリティについて天啓を得るシーンには、不思議な感動があった。字で書かれているのに、綺麗な絵が脳裏に浮かぶ。ざわめく人の気配すら感じるほど、イメージを想起させる力が強い。
    この場面が読めただけで読んだかいがあったと思えた。

  • その昔、毎晩ラジオ番組を聞いていたことを思い出して、懐かしくなりました。

    読後感もさわやか。
    いい気持ちで読み終えることができました。

  • 自分の殻に閉じこもっているラジオ局のアナウンサー。
    転職により、そんな主人公にも少しずつ構う人が出てきて、温かな交流が広がっていく。

  • ラジオが聴きたくなった。

  • 仙台のFM局をクビになった野枝が、流れ着いたのは群馬のFM局。
    番組は永遠に続かないと思いながら、この地に馴染もうとしていなかった。
    医師の沢音、リスナーの恐妻センター前橋により少しずつ変わっていく姿を描いている。
    DJがこんなことを考えながら番組をやっているのかと思うとぞっとしたが、最後の最後に救いが見出せてよかった。
    なお、リスナーとしても共感したので引用しました。

  • 仙台から、群馬のFM局に辿り着いた、幼い頃から自分に自信がない女性DJの心を描く、絲山秋子の最新作。「ラジ&ピース」 という番組は、聞いたことはありませんが、ほんとうに 「FMぐんま」 にあるらしい。

    リスナーたちが空を飛んで、スタジオの野枝のそばに座るのだった。はしゃぎながら、はにかみながら話すのだった。そして心だけを寄せて黙ってにこにこしているリスナーもいた。通り過ぎていくリスナーもいた。少しだけそこにいて、帰って行くリスナーもいた。退屈そうにあくびをする
    リスナーもいた。けれど、エアステーションのからっ
    ぽのブースに、たくさんの心が集まるのだった。

  • 「ラジ&ピース」:主人公・相馬野枝にまとわりつく倦怠感が好きだ。舞台が群馬という中途半端さも、それが生かされていていい。
    「うつぐすまふぐすま」:タイトルよく分からないけど、福島のことだ。震災前の福島。もう、このような福島を描いた小説は二度と現れないだろう。原爆が落ちなかった広島を描く小説が二度と現れないように。

  • 2016/01/04 読了 図書館
    エロなし

  • 絲山秋子さん、初読み。なんともさらさらと読めて、不思議な読後感。独特の世界観と心理描写で、テンションは上がらないけれどまったりと他の作品も読んでみたいと思った。

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著者プロフィール

1966年東京都生まれ。「イッツ・オンリー・トーク」で文學界新人賞を受賞しデビュー。「袋小路の男」で川端賞、『海の仙人』で芸術選奨文部科学大臣新人賞、「沖で待つ」で芥川賞、『薄情』で谷崎賞を受賞。

「2018年 『薄情』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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