読んで楽しむ のだめカンタービレの音楽会

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 91
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062148870

作品紹介・あらすじ

「のだめ」を支える音楽家だけが知る「リアルのだめ」の世界!

感想・レビュー・書評

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  • コンサートをつくるには、と、テレビドラマをつくるには、と、指揮者になるには、と、好きなことを仕事にするには、を垣間見ることができる愉快な本

  • 2010.1.

  • のだめカンタービレの後がきなどによく登場していた、茂木さんの本。

    のだめは、漫画から入ってかなり楽しく読んでいたんだけど、ドラマになった時に、「ピアノ弾いているシーンに違和感がない!」ということで驚いたのを覚えている。
    (それまでのドラマでは、俳優が演奏するシーンでの腕や指の動きが演奏と全くあっておらず、ピアノ弾きにとっては見るだけでむずむずイライラしてくることが多かった。)

    そのドラマの裏舞台での茂木さんの指導、そして、あの千秋とのだめの再現率の高さの裏の俳優ご本人たちの努力。読んでいるうちに、マンガもドラマも見返したくなった。

    全国でやってたのだめコンサートの話もでていて、こんな面白そうなことやってたなら行けばよかった、と後悔。

    外山雄三氏に指揮の指導を受けた時の話も興味深かった。
    「丹念に、丹念に楽譜をじっと読む、ということを続けるうち、ぼくは一人で譜読みしていても、「あ、これはきっと言われるな?」というポイントを発見し、対処できるようになってきた。
    すると、かつて「なぜ、こんなことまでわかっているんだ?」という指揮者たちの超能力が、要するに、非常に丁寧に、時間をかけて、すみずみまで楽譜を読んでいることによって生まれていたことがわかってきたのだ。」
    指揮の訓練によって、今までに聴いていた音楽が、されに高い次元で理解できるようになる。
    自分でも少し指揮の勉強をしたくなった。

    わかりやすく読ませる文章で、オススメ。

  • 面白かった。マンガやテレビ番の裏ばなしなど

    指揮者、譜読みで音がわかる
    レコードで勉強する「レコ勉」は駄目
    英雄、珍しいホルン三本、のだめ正しい
    弦楽器の楽器上げ、コンサートで再現
    役者の演技用に音の出ないピアノ、ガンガン弾ける

  • オーケストラの裏側や、のだめカンタービレ収録の裏側、
    指揮者のあれこれや、音楽家のあれこれが
    わかりやすく書いてあって楽しい!

    ドラマをもう一度観たくなった。

    クラシックがもっと楽しくなる本。

  • 原作漫画とドラマの驚愕の裏話

  • のだめがいかに音楽の世界を忠実に表そうとしているかその裏舞台が描かれている
    漫画やドラマで自分が意識していなかったところにもこだわりを解説してくれていて、勉強になった

  • のだめを見たときに、本当に楽器を演奏しているのかと思うくらい本格的でびっくりしたけど、こういった人たちが指導していたからなんだなぁ。
    とても細部までこだわって作品が作られていたことが知れて、もう一度見直したいなぁと思う★

  • オーボエという楽器を取り上げたために,オーボエ奏者の茂木さんが読者になった。
    その後、コンサートへの招待、コンサートの企画など,発展して行く好循環を知ることができる。

    支えになった出版社の方々、春日井市の会場の方々、
    多くの人の音楽に対する気持ちが,協力関係を築いて行く。

    裏事情がいろいろわかって,のだめを楽しむことができる。
    コンサートへ行く前に読んでおけば、倍楽しめそうです。

    「のだめ」を「のだめ」と読んでいなかった始めのうちの話が、
    真実みを増しています。

  • もうちょっとドラマ側の裏話が聞きたかったかな~。

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著者プロフィール

シュトゥットガルト・ フィルを経て、1990年から2019年までNHK交響楽団首席オーボエ奏者を務め、世界的指揮者と共演を重ねた。1996年から指揮活動に入り、解説コンサートや「のだめ音楽会」などを全国展開。群響、仙台フィル、東フィル、名フィル、九響など全国の団体を指揮。50歳にして東京音大の指揮科に再入学。現在同学助教。指揮を故・岩城宏之、外山雄三、広上淳一の各氏に師事。『オーケストラ楽器別人間学』など多数の著書がある。

「2020年 『交響録 N響で出会った名指揮者たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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