訣別の森

  • 講談社 (2008年8月1日発売)
3.07
  • (3)
  • (28)
  • (70)
  • (16)
  • (5)
本棚登録 : 255
感想 : 40
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784062149075

みんなの感想まとめ

サスペンスと自然の描写が巧みに絡み合った物語が展開され、主人公は自衛隊を除隊したドクターヘリのパイロットです。知床の美しい自然が背景に広がる中、増えすぎたシカによる自然破壊が物語の鍵となり、過去と現在...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 第54回江戸川乱歩賞受賞作『訣別の森』を読んだ。第54回だから2008年作品だと思う。自衛隊上がりのドクターヘリのパイロットが主人公のサスペンス。知床の自然破壊とくに増えすぎるシカがサスペンスの鍵になっていて、また自衛隊を除隊するにいたった経緯なども非常になまなましく書かれていてプロットがしっかりしたサスペンス小説だった。骨太で、映像が浮かんでくるようなしっかりとした作品でとても楽しめた。文庫化もされているのでおすすめです。

  • 良さがわからなくてこまった

  • 江戸川乱歩賞受賞作品

  • 過去の既読本

  • ドクターヘリが舞台だが狼を増やす計画の理由がちょっと無理か。

  • 何かに狂信的な人物が多かった。
    自然保護、家族、恋人、上司。。。
    各人が各人の思い人と「訣別」したのが、最後の森だったのだろうか。主人公は生き残って、愛犬は森に還って行った。最終決戦で多くが死んだが、あまり現実的ではなかった。
    覚醒剤や銃器にまで手をだして、まさに「自然保護テロ」だった。
    巻頭に地図はあるけれども、小説に出た地名と一致しない。分かりにくく最後は無視した。
    人相について描写があまりないので、主人公ですらいくつなのか分からない。若いようにも老成しているようにも思えた。

  • 環境問題、ドクターヘリ、自衛隊が話の中に旨く絡んでいて面白い。この小説の環境問題はエコバックやマイ箸等に代表される似非環境問題とは全く違う、真の環境問題である。乱歩賞の選評は(特に東野圭吾)手厳しいが、読んだものは手直しされているので良く仕上がっているのだろう。北海道の自然の情景が浮かんで来る感じも良い。北海道には出張で札幌しか行った事がないので、知床を見てみたいものだ。元のタイトルは「猛き咆哮の果て」だが、「訣別の森」の方がやはり断然良い。何と訣別しなくてはならないかは読んでみて下さい。

  • 知床の鹿と狼とヘリコプターの話。

  • 元自衛官のドクターヘリパイロットが、墜落した取材ヘリを救出。怪我人は、かつて愛した部下だった...

    自衛官時代の不祥事、北海道の自然保護、エゾシカ問題、と予想もしない展開で、ついつい引き込まれました。さすが江戸川乱歩賞受賞作。ただ、暴力団の絡みが、今ひとつ無理やりの感でした。

    (2013/2/5)

  • ドクターヘリ、知床の自然、自衛隊盛りだくさんで、読み終えたときにはとても学べて賢くなったような気がした本です。

  • うーん。。。江戸川乱歩賞なので期待したんだが。。。あんまミステリーっぽくない。
    文章が読みにくいし、頭に入り込んでこない。
    みんないろいろ絡みすぎていて不自然な気がするしなあ。
    だいたい、主人公の所業が隠蔽されたままってのも趣味じゃない。

    ただぽんぽんといろいろと起こるからサクサク読めた。

    動物好きなので知床の自然破壊の件はぐっときた。
    ラストもほんわか出来てよかった。

  • ドクターヘリっていう題材を中心に話が動くのかと思ったら、さわりだけでした。うまくない連載小説を一冊にまとめたのを読んだような印象でした。

  • へりの墜落に始まる槇村の周辺に起こる様々な事件.それぞれが次第につながっていき,真相がだんだん解明されてくるスリルが楽しめる作品だ.

  • 最後だけの作品。

  • 23.12.20 津島市立図書館で借用
    12.25 完読
    24. 1. 5 返却

  • 図書館でたまたま手にした一冊。江戸川乱歩賞受賞作品。北海道道東、知床周辺の雄大なし自然を舞台にした設定にひかれて読み始めたが、2晩で一気に読み終えてしまった。

    受賞に際して、この賞の選者になったお偉い作家さんたちの書評は手厳しいが、少々強引な設定や冗長な描写は部分的にあるものの、全体のストーリーとしては展開が速くスリリングで面白かった。投稿当時のタイトルは、「猛き咆哮のあとで」か何かだったが、選者の推薦で「訣別の森」と変えたらしい。ラストシーンに至るいろいろな人たち(+動物たち)の訣別を考えると、このタイトル選択は思わずうまい!と唸ってしまう。

  • う~~む、期待していたのにそんなに面白くもなかった~。
    残念。
    元陸自のヘリパイロットが自衛隊をやめてドクターへリのパイロットになったが、ある日墜落しているヘリを発見。J隊時代の好きだった人が乗っていて救助!
    ってあらすじを読んでいたらかなり面白そうに思って図書館で予約貸し出ししたのですが。

    自衛隊のこと、ドクターヘリのこと、北海道の自然保護のこと、シカが増えすぎちゃっている問題 などなど、ちょっと内容つめこみすぎでどれが一番印象に残っているかと言われると「??」。
    読み進めていると、どうやら槇村氏がJ隊をやめたきっかけが結構重要っぽいとは気がつくんですが、その理由を知っても「ふーーん、そりゃ、やめなきゃあかんな」

    なにより、主人公の槇村氏が煮え切らない男なのであまり好きではありませんでした。
    反対に、この本に出てくる女性人は魅力的ですね。
    元Jの一恵も結構好きでしたが、勝手に私が好きな「千里眼」シリーズの岬美由紀みたいにハチャメチャに行動してほしかった(笑)
    一番すきなのはドクターヘリのドクターである佐智子ですね。
    サバサバしていて自立している感じだけれど、ちゃんと甘えるところは甘える。


    最後まで読んで思ったのですが、飼い犬だったカムイとモモの関係は槇村と佐智子の関係とそっくりですね。
    そこだけは読み終わってちょっと笑ってしまいました。うふふ。

  • ドクターヘリのパイロット、槇村博樹は出動がキャンセルされた帰路に別のヘリコプターの墜落現場に遭遇。
    緊急着陸し、生存者を救出したが現場の不審さに気がつく。
    そしてそのヘリを操縦していたのがかつての自衛官時代の部下と知り、背後にある大きな謎に巻き込まれていくこととなる。。。

    第54回江戸川乱歩賞受賞作品。
    北海道の大地と大空を舞台にした、その舞台にまけないくらい雄大でスピード感のある作品でした。
    だけど展開が都合よすぎかなぁ。
    あと、彼が「計画」に参加した動機というのがちょっと。。。ああいう事故って北海道では多いのでしょうか。
    ロシアマフィアの暗躍も期待していたのですけど。

    ヘリについての薀蓄も興味はあったのですが、いかんせんこちらに知識がなさすぎ。
    先日行った広島空港のフェスタでもヘリの遊覧飛行があったのですが、一人5000円だったので諦めました。
    これを読んで、技術の粋をあつめたものだから高いのは当たり前かなぁ、とは思いましたが。
    いつか乗りたいなぁ。

    この作品で一番生命力を感じたのはカムイとモモ。
    彼らのその後を高橋よしひろさんで漫画化してくれないかしら。

  • 少々強引なストーリー展開だが、北海道、自然、環境破壊、自衛官、エゾシカ、オオカミ、ロシア、麻薬等々、いろいろな要素を緻密に絡ませた演出は大変読み応えがあった。

全38件中 1 - 20件を表示

著者プロフィール

末浦広海

1964年兵庫県生まれ。88年関西学院大学経済学部卒。2008年に『訣別の森』で第54回江戸川乱歩賞受賞。著書に『捜査官』『白き失踪者』『檻の中の鼓動』『刻命』『暗躍捜査 警務部特命工作班』、「キャップ・嶋野康平シリーズ」「警視庁東京五輪対策室シリーズ」などがある。

「2021年 『君と、君がいる彼方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

末浦広海の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×