ソロスは警告する 超バブル崩壊=悪夢のシナリオ

  • 講談社
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感想 : 55
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062149150

作品紹介・あらすじ

市場原理主義が生み出した大恐慌以来の巨大バブル!個人資産1兆3000億円を稼いだ男の「未来予想図」。

感想・レビュー・書評

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  • ヘンテコな本

  • 個人資産1兆3000億円を稼いだ著者
    バブルの見つけ方が書かれているが、アメリカが舞台なので読んでいても良く理解出来なかったので読み飛ばしてしまった。
    再現性理論も難解

  • ソロスの投資哲学が分かる、との触れ込みだったが、なんともパっとしない内容だった

  • 1

  • 市場原理主義への警告。回復には2年かかる。
    経済の現状を理解するのに勉強になった本。

  • 金融の話が満載なのかと思ったら、そこまででもなかった。
    メインは、ソロスが唱える「再帰性理論」の話。
    今の経済学は、人は完全に合理的な行動を取るという前提の基に作られているが、ソロスはそれに真っ向から反対する。

    人は不完全な知識に基づいて決断を下す(可謬性)。
    そしてそれが市場のファンダメンタルズ(価格を決定する基礎的条件)に影響を与える。
    人の行動がファンダメンタルズに影響を与え、それがまた人の行動に影響を与え、さらにそれがファンダメンタルズに・・・。
    金融市場には、ファンダメンタルズが現実から乖離した場合にそれを自己修復する機能が存在するのは確かだが、その機能の許容範囲を超えた時にバブルが発生するのだそう。

    院生の時、消費者行動論という講義を受けたことがあるが、人は完全に合理的な行動を取るという前提に全く納得がいかなかった。
    ソロスの考え方の方がよほどしっくりくる。

  • 大変興味深く機微に富んではいるものの、取引に役立てる方法はないかも。人は間違える生き物なので、出来るだけ正しくいようとする思考回路にとっては本書が有効か。

  • 投資家ジョージ・ソロスが米国のサブプライムローン問題、金融危機を材に書き下ろした。
     そして本書の主題であり、繰り返し語られるのが「再帰性」の概念。著者によれば「再帰性」とは 『参加者の思考と参加者がまさに参加しているある状況との間の双方向的な関係』であるという。
     さらに、この「再帰性」の概念は市場参加者、そして市場そのものが、また社会や制度も常に誤謬を含むものであるとする「可謬性」の認識が前提にある。
     思えば自分の投資判断の幾多の失敗も、まさに楽観主義や思い込みによる誤ちの繰り返しであった。そして同様に多くの投資家も、誤謬に気付かぬまま今次のクラッシュに至るまでバブルの泥舟に乗り続けてしまった。

    また、バブルの生成と崩壊に至る段階を示したモデルが興味深い。この“ソロスのバブルのモデル「黄昏の期間」”の記述が物哀しい。曰く「ゲームの終了が読み取れない参加者が、まだ大勢残っている段階」。成程自分を含む個人投資家の多くがそんな参加者だったように思う。哀れである。

    ところで、訳語は再帰性という言葉がベストだろうか?終始違和感を感じ続けた。自分では “相互に影響を与え合うバイラテラルな関係性” と心中で置き換えながら読み進めた。

  • 哲学的なところもあり、若干難解だった。
    しかし、この本がリーマンショックの前に
    書かれていたことを考えると感慨深い。

  • ソロスの理論「再帰性」についての記載があります。今後の最悪のシナリオも。

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