蝶々さん 下

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 29
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062149747

作品紹介・あらすじ

蝶は、サムライの娘でありつづけようとした。自分を守ってくれた母と祖母の死後、妓楼の養女に、そして舞妓になりながら、蝶はアメリカに渡る日を夢見つづける。目の前に現れたアメリカ海軍士官は、そんな蝶に理想の日本女性の姿を見出したのだったが-。

感想・レビュー・書評

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  • 巻頭が少しとっつき難かったが、次第にペースも上がり一気に読み終わった。
    長崎の街が思い出され、再訪したくなった。
    その時代に生きた女の物悲しさを痛感した。

  • 悲しすぎました・・・(涙) 軽々しく同意はできないけど、とにかく一気読みだったので。若気の至り、と言ってしまえば、それまでのような気もしますが・・・。
    ドラマで、あおいちゃんが演じる役の原作として読んだので、役どころとしてはピッタリです♪

  • 蝶々さん 下巻。

    芸子の置屋の養女から一転して、下女まで転落した蝶々さん。
    その後、様々な出会いを経て一時は幸せをつかんだものの、全ては時代の悲劇というしかないのでしょうかね。
    まさに「胡蝶の夢」。

    蝶々さんは、頭の良い子ではあったけれども「夢」への強さ、ある種の世間知らずが災いしたといっても過言ではないような…空を舞う蝶のように誰にも止めることは出来なかったということですね。
    フランクリンに出会わず、木原君、または伊作さんに身を委ねられていればもっと幸せはあったかもしれない。
    けれど、父親が亡くなっていなければ、長崎に行くこともなかっただろうし…と様々な運命の道筋を想像せざるを得ない。

  • 読了 2009年 1月 (借:大村市民図書館)

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