- Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062149914
作品紹介・あらすじ
小学校を舞台にした珠玉のミステリ短編集。 定年退職した元教師とその奥さんが、教師時代の思い出を語っていく中で、小さな謎が生まれ、その謎をとく。探偵役は元教師の奥さん。学校を舞台にしたミステリ。
感想・レビュー・書評
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中学の図書館で読んだ作品。
◆感想
「他人が嫌がることはすすんでやりましょう」(トイレ掃除とか、ゴミ広いとか)と「他人の嫌がることはしてはいけない」(嫌がらせをするとか、困らせるとか)という、言葉のあや。
大人になって読むと、屁理屈だな…と感じてしま受けれど、こういった視点で物語を紡ぐことができるはやみね先生はやはり少年・少女の心をつかむ天才だと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
定年退職をした小学校教師が、今まで教えた子どもたちの話を奥さんに話して聞かせる。ちょっとした謎が仕掛けられていて、夫の元教師が気が付かなかった真相を、奥さんが穏やかに、鮮やかにあかしてくれる。昭和の匂いのする穏やかな夫婦のお話だった。
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はやみねかおるさんは教師だったそうです。小学校の教科書でおすすめおすすめされていた本だったけれど、大人の方が楽しく読めるかもしれません。
定年退職した先生が教師時代にあった話を妻にしていく。ミステリーとはいえ怖くない、謎解き。 -
小学生の時から捨ててない本
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定年退職後の元小学校の先生が語る少し不思議な思い出話。話を聞く奥さんが謎を解くというスタイル。
今になってあの時の子どもの気持ちを知るのはどんな想いなのだろうと気にしていると、物語のラストにそれを超える展開が。
これは子どもと向き合う大人にも勧めたい。 -
図書館で見つけて、読んでみたら、嬉しい裏切りが!
いじめっ子の男の子、女の子に頭からびっしょり水をかけて、クラス全員に非難される。
けど、その真意は…もう、涙涙。
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定年退職した元小学校教師が、当時の子ども達と、起こった事件の思い出話を妻に語っていく短編集。
ほのぼのミステリーを、奥さんが気持ちよく解決してくれる。
現役時代は、学校で問題が起きても妻には話さなかった主人公が、思い出を語り、当時未解決な事件を妻がいとも簡単に解決してくたり。夫婦の掛け合いに癒される。
6年生教科書掲載図書 -
6年生教科書掲載本
ですが、語り口調から、むしろ大人向け。子どもに読ませるなら将来教師になりたい子向けかと。
読んでるときはミステリーという認識はなかったのですが、まあ謎解き本と言えなくもないでしょうか。
今、自分がいい妻ではないと思っているので、ちょっとこの奥さんの完璧さが気に入らなかったのかも…
一番印象に残ったのは『先生は嘘つきだ』と言った理由。
女の子のスカートをめくった子どもに「人のいやがることをしてはいけない」
トイレそうじをいやがる子どもに「人のいやがることを進んでしなさい」
一瞬なるほど、と思ったけれど、自分を振り返ると
前者の場合、私はこう言っている
「人にされていやなことを人にしてはいけない」
揚げ足取りみたいですみません。 -
子供向けのミステリー。グロ要素がないので、
グロが苦手なお子さんにもおすすめ。