超短編を含む短編集 枝付き干し葡萄とワイングラス

著者 :
  • 講談社
3.13
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本棚登録 : 82
レビュー : 26
  • Amazon.co.jp ・本 (178ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062149938

作品紹介・あらすじ

そもそも二人は、なんでもなかったのだ。あとから考えても、線引きはできない。人生に突如起こる取り返しのつかないこと、日常のなかに潜む不穏との境目を鋭敏に描き出す、注目の作家・椰月美智子の最新作。

感想・レビュー・書評

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  • あとがきで著者は「自分が読みたいと思う短編」を書いたという。またあたりまえのものの傍にある奇異なものに目が向くという。こういう視点が作家の眼だなと思う。

    インフルエンザの最中だったので「風邪」が興味深かった。「プールサイド小景(仮)」から同じタイトルの元の小説のストーリーを思い起こしたりもした。
    各短編の人物像が生き生きしている。

  • 突然訪れるエイリアンのような出来事と戦う人、どうしようもない感情に翻弄されるかわいそうな人、やるせない、なさけない、そんな感情だらけな日常でも、生きていかなきゃね。
    そんな気持ちにさせられる短編集。

  • どうしようもない事柄やなんでもない事柄を淡々と並べた短編がメイン。
    解決策は何も見つかっていないのに、なぜか読後感が悪くない。なぜ。
    うまく説明するのが難しい短編集です。
    「おしぼり」が1番好き。こういうなんの意味もない動作の延々の繰り返し。

  • 普通にそこらへんにあるような話の短編集。
    甘えびがお気に入り。

  • 小泉今日子書評集で気になったので呼んでみた。じわってくる短編集。

  • 風邪をひく話が好きです。

  • 日常のちょっとしたこと。読後感はいいけど内容は残らない。でもこういう小説って何度読んでも楽しめる。

  • もうひとつ前の短編集が秀逸に思えただけに、
    こちらの「読みたい物語を書いた」とされる短編集は…薄かったなあ、残念
    あいにく印象にも残らず、前作が良かったな…と終始残念な気持ちに


    でも
    この一冊の中の描写
    「それは私が決める」というところ

    そうだよねえ、風邪の治った治らない判断、そうだよねえ、
    とすんごく、すんごーく、納得
    少々笑って、反芻したよ

  •  同時に出版された『みきわめ検定』は結婚前、こちらは結婚後、が詰まった短編集。
     「夜のドライブ」の、会話が主で進んでいくシーンがすき。会話のみだけど、情景が頭にスッと入ってくるし、雰囲気が気持ちよかったです。「おしぼり」を読んだ後、おしぼりを三つ折りにしてトントン叩き続けてみたくなりました。笑

  • 椰月さんにハマっている。

    およそ小説にならないであろうことまで、小説にしている。
    あったかくて、もほもほしている。

    また読もうっと。

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プロフィール

著者の椰月美智子(やづきみちこ)さんは、2002年『十二歳』で第42回講談社児童文学新人賞を受賞してデビューし、『しずかな日々』で第45回野間児童文芸賞、第23回坪田譲治文学賞をW受賞。『フリン』『るり姉』『消えてなくなっても』『伶也と』『14歳の水平線』『その青の、その先の、』などなど、家族小説、恋愛小説、短編集やエッセイと、数々の話題作を世に送り出した現在最も脂の乗った作家のひとり。

椰月美智子の作品

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