超短編を含む短編集 枝付き干し葡萄とワイングラス

著者 :
  • 講談社
3.09
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  • Amazon.co.jp ・本 (178ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062149938

作品紹介・あらすじ

そもそも二人は、なんでもなかったのだ。あとから考えても、線引きはできない。人生に突如起こる取り返しのつかないこと、日常のなかに潜む不穏との境目を鋭敏に描き出す、注目の作家・椰月美智子の最新作。

感想・レビュー・書評

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  • あとがきで著者は「自分が読みたいと思う短編」を書いたという。またあたりまえのものの傍にある奇異なものに目が向くという。こういう視点が作家の眼だなと思う。

    インフルエンザの最中だったので「風邪」が興味深かった。「プールサイド小景(仮)」から同じタイトルの元の小説のストーリーを思い起こしたりもした。
    各短編の人物像が生き生きしている。

  • 普通にそこらへんにあるような話の短編集。
    甘えびがお気に入り。

  • 小泉今日子書評集で気になったので呼んでみた。じわってくる短編集。

  • 風邪をひく話が好きです。

  • 日常のちょっとしたこと。読後感はいいけど内容は残らない。でもこういう小説って何度読んでも楽しめる。

  • もうひとつ前の短編集が秀逸に思えただけに、
    こちらの「読みたい物語を書いた」とされる短編集は…薄かったなあ、残念
    あいにく印象にも残らず、前作が良かったな…と終始残念な気持ちに


    でも
    この一冊の中の描写
    「それは私が決める」というところ

    そうだよねえ、風邪の治った治らない判断、そうだよねえ、
    とすんごく、すんごーく、納得
    少々笑って、反芻したよ

  •  同時に出版された『みきわめ検定』は結婚前、こちらは結婚後、が詰まった短編集。
     「夜のドライブ」の、会話が主で進んでいくシーンがすき。会話のみだけど、情景が頭にスッと入ってくるし、雰囲気が気持ちよかったです。「おしぼり」を読んだ後、おしぼりを三つ折りにしてトントン叩き続けてみたくなりました。笑

  • 椰月さんにハマっている。

    およそ小説にならないであろうことまで、小説にしている。
    あったかくて、もほもほしている。

    また読もうっと。

  •  夫婦を巡る短編集。

     夫婦とひとくちにいっても様々だ。しあわせな関係を築けている夫婦、なにがというわけではないがしっくりきていない夫婦、別々の人生を歩もうとしている夫婦。そんな小さな違いをこんなにもほのぼのと描かれていることに感動した。夫婦の問題は本人たちにしかわかるわけもなく、それは他人には踏み込めない領域だから。

  • ふとした時に、日常や相手との間にある奇妙さ、微妙なズレ、ちぐはぐ感を描いています。当事者からすると重大な問題も、どこか滑稽に見えてしまうものですね。夜のドライブは、村上春樹氏のパン屋再襲撃を思い出しました。

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