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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784062150477
みんなの感想まとめ
社会の晩婚化や少子化の背景を、儒教という視点から掘り下げた作品で、東京、ソウル、上海の「負け犬事情」を興味深く描いています。著者は、バブル世代の特有の要因だけでなく、文化的な違いにも焦点を当て、各都市...
感想・レビュー・書評
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名著『負け犬の遠吠え』から6年経ち、止まらない晩婚化少子化の現状に、酒井さんがバブル世代特有のもの以外にも要因があるのでは?と思い立ち、儒教という切り口で東京とソウルと上海の負け犬事情を語った本です。これもまた名著。そして文庫版の解説はあの上野千鶴子先生。上野さんも言う通り、座談会にアンケート、そして調査に裏付けられていてとても社会学的で読み応えがありました。でも堅苦しくなく、身近な話題をざっくばらんに噛み砕いてくれて、気軽にサクサクと楽しんで読めます(書かれていることどもはなんともやりきれないというかもの悲しい面もあるのですが)。三つの都市に共通のこと、全然違うこと、ともに大変面白く興味深く読了。負け犬も勝ち犬も、勝敗の付いていない犬(私はコレ)も、男性も、たくさんの人に読んでほしいです。今回は男性や勝ち犬に対しても遠吠えはなく、静かに自らを見つめ分析しているので誰でも読みやすいと思います。
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日本では結婚と幸福の結びつきがあまりにも希薄。上下関係で男女の仲を維持していくことはもう難しいと覚悟すべし。
結婚がハッピーに見えなければ、結婚しない人が増えるのも当たり前ですね。 -
2匹目のどじょうは面白くなかった
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同じ儒教の国でも、中国の上海の女性は強い。日本の女性は希望を持っていないのではないかとのこと。面白くてすぐ読み終わった。
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日本、中国、韓国のそれぞれの独身女性の考え方には、それぞれの国の事情が反映されている。それにしても、日本との比較でみてみると、中国も韓国も特徴的な面白さがある。
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日本、中国、韓国のおひとりさま事情についての考察。負け犬の遠吠えほどの面白さには欠けるものの、国によってずいぶん事情が異なっているのだなと最後まで読めた。どの国がいいとか、悪いとかではなく、それぞれ背景が違って、現状もこれほどちがうのかと思った。
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儒教のことについて知りたくなりました。
こういう本を読んで、自分の負け犬っぷりを正当化したくなる今日この頃w -
おもしろかった。東京・ソウル・上海の負け犬・勝ち犬たちを取材して、その共通点・相違点、問題点を探っていく。
普段意識していないながら、私たちの心の奥に根付いている儒教の思想と、男女平等の新しい考え方のはざまで、ジタバタしている女性の姿が浮き彫りにされた。ほんとにそうだなあと、認めざるをえない。
これから、どんな方向に向かっていくのだろうか。 -
三国の比較が面白い。国柄がでてるなぁ。
日本は特に男女のアンバランスが気になるところ。親世代が亭主関白で今時の子らはリードされたいけど亭主関白はいや。変化期なのかもねぇ。次世代あたりからは女性のリードがあたりまえってのがくるんじゃない? -
「負け犬の遠吠え」で有名な酒井順子さんの負け犬本です。ここでいう負け犬とは、仕事ばかりに突っ走ったり、付き合う男を高望みしすぎたりして、結婚から遠のいてしまった妙齢女子ということになるのですが。ちょっとオイラ酒井さんのような方を「負け犬」と呼ぶのには抵抗がありまして。
まあ、日本(東京)と韓国(ソウル)と中国(上海)のキャリア組独身女子を比較し、類似点、相違点をあげられています。君主に忠、親に孝、男尊女卑的な儒教の考えが未だに幅を利かせているこれらの都市で、なぜ結婚から遠ざかる女子が多いのか読んでみて「あっ、そうかー」と納得する部分が多かったです。
オイラ自身は、仕事を続けられなかった、結婚を言い訳に辞めて楽な方に走ってしまったという意味で、負け犬なのは自分だなーという感覚があるのです。どんな状況においても自虐的な部分があるのが、日本女子の特徴なのかなあ。女子が自己評価低いのも、もしかして儒教の影響かな?
バリバリ働く女子、かっこいいと思うんだけどなあ。オイラすごく羨ましいです。本から大分話がずれて正直スマンかった。 -
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『負け犬の遠吠え』の著者による、女性を取り巻く結婚の環境や未婚女性について、日本・中国・韓国を比較してみた本。
同じアジアの黒髪女性ながら、女性の意思がこんなに違うとは思ってもいませんでした。宗教が違えば、環境も違う。宗教が同じでも、歴史が違えば環境も違う。でも似ているところもあったり…。複雑です。しかし結果は同じ晩婚化。シビアだけど、同感できたところも多々ありました。 -
儒教の国 日本・韓国・中国の30歳以上 独身 子なしの女性たちを比較して、その負け犬ぶり(?)を紹介していますそれぞれの国での負け犬ぶりがずいぶん違い、日本の女子たちのやや弱気な部分がよく表現されています比較文化的な見方でみてとてもおもしろい本でした。
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ソウル、上海で「負け犬」「勝ち犬」それぞれに座談会インタビューを行い、東京の「負け犬」と比べてみるという趣向。<妙齢独身女子>のことを、ソウルでは老処女、上海では余女と呼ぶそうだが、<ゆるすぎる負け犬、迷いすぎる老処女、そして強すぎる余女>それぞれ結婚しない・できない理由は違う。けれど、比べてみると東京の負け犬は<もうすこし要求と拒否をした方がいいような気が>してきたという著者の気持ちは、わかる気がする。あいかわらず楽しく読みやすいけれど、「儒教文化に原因が?」的な分析は、ちょっと投げっぱなし気味か。エッセイにしては、調査的なものもきちんとはいっていて、しっかりした読み物。
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2010/10/18 いつもの如く、毒のありすぎない気持ちよい文章。上海女子、楽しそう。
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『負け犬の遠吠え』と同じく、淡々として読みやすい文章
上海、ソウルの負け犬、それぞれ『余女』『老処女』と東京の『負け犬』について追っかける
女大学の話につながるとは -
東京・ソウル・上海、負け犬三都物語! 東京の負け犬は、上海では「余女」、ソウルでは「老処女」と呼ばれていた! 儒教の影響が残る三国の負け犬たちの比較で、結婚できない事情がいっそう明らかに。
内容(「BOOK」データベースより)
負け犬(日本)、老処女(韓国)、余女(中国)。何故、この三国で晩婚化が進むのか?負け犬の敗因が浮き彫りに…。 -
イザと言うときにリードしてくれる男。
絶対的に女にリードしてほしい草食系。
絶対的におれの思うとおりするオラオラ系(お悪魔アゲハ)
バランスがとれたやつがいない現状。
韓国の老処女、上海の余女、東京の負け犬。
「男にひっぱっていってもらいたい」「守ってもらいたい」という気持ちと、「でも従属はしたくない」「自立心は持っていたい」という気持ちが相矛盾したかたちで同居している、この不条理さよ。
上海女の強さ。纏足は女をおそれた男が女を拘束するために慣習化された。上海男は軟弱なの。それって相対的なものなんじゃないの。
儒教→女大学。諭吉はその反論。
韓国、カリスマ性。上海、合理的なしたたかさ。
「甘える、スネル、飛び降りる」。むやみに笑わない。舐められないようにする。珍惜。 -
儒教をキーワードに韓国ソウル、中国上海に飛び、そこで負け犬・勝ち組それぞれにインタビューを行ない、著者の分析も交えて綴られているわけですが、両都市でのインタビューをもっと充実させてもよかったのではないかという気がします。
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読み始める迄に十日以上要したものの、読み始めてしまえば@云う間に読めてしまう、其が酒井ワールドなのだ。6年前な03年に彼女が世に出した「負け犬の遠吠え」(手元にあるが)が、流行語に為ったにも関わらず現実には其の自虐表現である「負け犬」は、現状を見たからないというのは今も昔も何ら変わりは無いらしい。「いつか王子様」「玉の輿」が、という夢は棄てきれないのが事実の様だ(♀「負け犬」ばかりクローズアップされるが♂「負け犬」だって少なからずいるのだけど)(別に此処「たなぞう界」の女性陣を敵に回そう等とは思ってもいないので誤解無き様に)此の巻では、「負け犬」になる、なってしまう、のには儒教思想が取り憑いているのが原因ではないか、というのがテーマとなっていて彼女は、ソウル、上海に乗り込み隣国の「負け犬」事情を突撃取材するというモノ。各々「負け犬」を韓国では「老処女(韓国では未婚女性を「処女」と呼ぶので、読んで字の如くでは無いらしい)」中国では「老大難余女(此は読んで字の如く、わー、コワ)」と表すそうな。現代の女性は男性に対して「よりかかりたいけど、従いたくない」という意識をもつ様になり、結果的に「全ての責任は男性にとってもらいたいけど自分がやりたいことはあくまでもやり通したいし、文句もつけてほしくない」という身勝手な論理で、更に「草食系男子」を好む割には、「せめてプロポーズくらいは男性からしてほしい」という、理不尽を公言して、憚らない。日本男性は「料理が上手で家事を滞りなくこなす」女性がいつまでも好みなんだよね〜。ウチの彼女なんて、両方共苦手だから、僕は日頃から公言している、「貴女が外で充分稼いで来てくれたら、僕は立派に家を守りますよ」と。現実、外で稼いで料理家事全般を担当しているのは僕自身ですから。******************************あれっ、まだ誰も感想upしてないの?結構、此処には酒井ファンが多いかと思ってたのに。いや、アンチテーゼなのかな?唯唯「負け犬」呼ばわりされるのは嫌だからか、面白いと思うのは、僕が♂目線だからかな?まぁ、イイか。
著者プロフィール
酒井順子の作品
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