作品紹介・あらすじ
「俳句界のプリンス」が厳選した名句ベスト一〇〇、ここに発表。
感想・レビュー・書評
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日本の文化は「間」(何もない部分)の文化。絵画の余白、音楽の静寂、建築の空間、文学の沈黙・・・。俳句は「間」の文芸。長谷川櫂「国民的俳句百選」、2008.11発行。国民的俳句、たくさんありそうです。次の5句はいかがでしょう。①古池や蛙飛こむ水のおと(芭蕉)②なの花や月は東に日は西に(蕪村)③我と来て遊べや親のない雀(一茶)④柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺(正岡子規)⑤降る雪や明治は遠くなりにけり(中村草田男)
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著者プロフィール
長谷川櫂
一九五四年(昭和二十九年)生まれ。俳人。「読売新聞」に詩歌コラム「四季」を連載中。朝日俳壇選者、俳句結社「古志」前主宰、インターネット歳時記「きごさい」代表、「ネット投句」「うたたね歌仙」主宰。著書に、句集『虚空』(読売文学賞)、『震災歌集 震災句集』、『沖縄』、『九月』、『太陽の門』のほか、『俳句の宇宙』(サントリー学芸賞)、『古池に蛙は飛びこんだか』、『俳句の誕生』などの俳論、『俳句的生活』、『俳句と人間』などのエッセイ、『和の思想』、『文学部で読む日本国憲法』などの日本文化論がある。
「2023年 『四季のうた 雨ニモマケズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」
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